馬を使って飛車を取りにいく


上図は、先後逆で後手横歩取り△8四飛型からの進展で▲2八歩と受けた局面。ソフトの評価値-390で後手有利。

後手が△2六歩と伸ばした手に▲2八歩と受けた形です。

対局中は後手が少し指しやすくなったと実感していたのですが、ここからどのように手を繋ぐかという形です。

なお実戦は△2五桂以下▲6六角△3七桂成▲同桂△5五銀▲4五桂△6六銀▲5三桂成△同馬▲6六銀で、ソフトの評価値-462で後手有利。

この展開は▲6六桂と打って馬を消しにいく手ですが、△3七桂成~△5五銀で角を取る形になりました。

数手後に▲5三桂成とされて嫌な形になりますが、後手が少し指せているようです。

ただし、ソフトは▲6六角で▲3五歩△3七桂成▲同桂で、ソフトの評価値-105で互角。

この手順は△2五桂と銀取りに桂馬を活用する手で、手の流れから言えばまずまずかと思っていました。

▲4六銀には△同銀で▲同歩なら△6五銀、▲同飛なら△5五馬で後手が指せているようです。

このような浮き飛車の形は狙われやすい飛車で、どちらも飛車が持ち駒になりそうな展開です。

しかし△2五桂に▲3五歩とする手がありました。

▲3五歩は何気に7六の飛車の利きを通す手で、次に▲2六飛のような手があります。

後手は△2五桂と跳ねたからには△3七桂成は自然ですが、▲同桂で銀取りにになります。

この瞬間は銀と桂馬の交換で後手が少し駒得ですが、▲2六飛と▲4五桂の狙いが残って後手は少し忙しいです。

忙しい展開になったのは後手が自ら銀と桂馬の交換を目指したためで、2九に遊んでいた桂馬を逆に活用されています。

後手に銀が入ってどこかに有効な手があればいいのですが、そうでないと意外と大変です。

△2五桂では△5四馬がありました。

△5四馬▲6六飛△5五馬▲7六飛△6五馬で、ソフトの評価値-493で後手有利。

この手順は後手は馬を使って先手の飛車を取りにいく手です。

対局中は馬は手厚い駒なので、馬を盤上から消すような指し方は全く考えていませんでした。

△6五馬は次に△7六馬~△3九飛の狙いがあります。

それをまともに食らったら先手は崩壊しますので事前に受けることになります。

飛車の打ち込みを避けるなら▲3八金とか▲4九金になりそうです。

事前に受けられたら後手も手を作るのが大変そうにも見えますが、できるだけ色々な駒を活用すれば手はあるようです。

ここからの指し方はまた別の機会に調べてみます。

馬を使って飛車を取りにいくのが参考になった1局でした。