終盤の手があまり見えていない

上図は、後手△3三金戦法からの進展で△5五歩と打った局面。ソフトの評価値-715で後手有利。

△5五歩は王手なので実戦では指してみたい手です。

△5五歩に▲6五玉なら△6六金▲7四玉△8五角▲7五玉△7六金▲6五玉△6六成桂▲6四玉△6三歩▲同銀成△同金まで詰みです。

さすがにぱっと見で▲6五玉は危ない形なので選択できませんが、詰み手順は分かっていませんでした。

勝敗に全く関係ないとはいえ、局後の検討では簡単に分かるようにしたいですがまだまだのようです。

△8五角が見えるかどうかがポイントでした。

実戦は△5五歩に▲4七玉としましたが変化手順の△5八角で、ソフトの評価値-2876で後手勝勢。

この手順の▲4七玉は広い方に逃げる形で、将来▲3六玉の形になれば意外とつかまらないなどと考えていましたが△5八角がありました。

▲同金なら△3七金までの詰みなので発見できれば分かりやすい手ですが、対局中は全く見えていませんでした。

▲4七玉は悪手だったのですがこのようなところも手の見え方がいまひとつのようで、終盤になればなるほど精度の悪い手を指すと形勢を大きく損ねます。

△5八角以下▲3八玉△3七金▲同金△同歩成▲同玉△3六歩▲2八玉△3七金▲3九玉△4七角成で、ソフトの評価値-5457で後手勝勢。

この手順は▲3八玉に△3七金から決めにきた展開です。

この手順の▲3九玉と逃げる手で▲1八玉なら△1五香まで詰みです。

よって▲3九玉としましたが、先手玉を薄い形にして△4七角成と詰めろをかけてきました。

先手玉は受けなしなので後手玉を詰ましにいくしかなさそうです。

評価値は後手勝勢なので形勢は大差のようですが、ここからも先手は後手玉に王手を続ける手はありそうです。

正確に対応すれば後手が逃げ切れるということですが、後手玉がどの程度危険なのか確認したくなりました。

これが仮に自分が後手番だったとしたら、勝ちを意識してもおかしくないような形です。

自分が局後の検討で、後手玉はそんなに危ない筋はなさそうなどとぱっと見で思っていましたが、思ったよりかなり危険な形だったようです。

評価値の数値をただ見ているのと、細かく調べて確認するのでは自分の認識が全く違っていました。

終盤力がないと読みが大甘なのですが、別の機会にここから先手の攻め筋を調べてみたと思います。

終盤の手があまり見えていないのが参考になった1局でした。