雁木に▲3七銀型の仕掛け

上図は、後手雁木模様に先手▲3七銀型からの進展で△7三銀と上がった局面。

後手の雁木模様に▲3七銀型はよく指すのですが、毎回仕掛け方がこれでいいのかが迷います。

以前の対局などで事前に調べてはいるのですが、局面が微妙に違えば指し方も変わってくるようでこのあたりの違いがいまひとつ分かっていません。

対局中に考えて少し無理っぽいと攻め筋と思っても、考えた時間がもったいのと指し手の方針を変えるとまた時間を使うことを考えると無理気味でも動くことがあります。

本局もそんな感じで△7三銀に▲3五歩を最初に考えて少し無理っぽいと思ったのですが、軌道修正できずに▲3五歩としました。

実戦は▲3五歩△4三銀▲3四歩△同銀▲3八飛で、ソフトの評価値+113で互角。

この手順の△4三銀に▲3四歩~▲3八飛はたまに見る指し方で、この展開だと先手は直ぐに角交換や銀取りになる筋でなくなるので少しほっとする部分はあります。

ただし形勢は互角のようです。

対局中は▲3五歩に△同歩を気にしていました。

▲3五歩△同歩▲4六銀△4五歩で、ソフトの評価値+69で互角。

この手順の3筋の歩を突き捨てて▲4六銀は自分もよく指す指し方ですが、△4五歩とされる筋が気になります。

▲4六銀に△4五歩はセットみたいな手ですが、後手の陣形が少しでも違うと指し手も変わってくるのでこのあたりが特に難しいです。

後手の陣形が本局は△3二銀型ですが、△4三銀型や△4三銀△3二金型や△5四歩とを突いている形などで指し手が変わってくるようです。

また後手の左側は△7三銀型ですが、△6二銀型や△7三桂型のようなケースもありこれらの違いを考えだしたらどれも難しいで終わってしまいます。

このあたりは結局実戦で考えて後から検討するしかなさそうです。

本局の変化手順の△4五歩ですが以下▲同銀△7七角成▲同桂で、ソフトの評価値+6で互角。

この手順は後手は狙われそうな角を捌ける形で、▲7七同桂とさせているのが狙いです。

いつでも△7五歩からの桂頭攻めがあるので先手としても嫌な形です。

先手からは▲4四角のような狙いはありますが、△3三桂が銀取りになり以下▲3四銀△4二金とされると3三の地点は受かります。

△7五歩に▲同歩なら△7六歩▲6五桂△6四銀と進みますが、以下▲5六銀で桂馬を支える形になります。

どれも1局ですが、先手は8八の銀が浮いている形が少し気になります。

以前調べたときは8八の銀が浮いているので▲7八玉としてから仕掛けるのはどうかと思って調べたのですが、あまりいい印象がなかったです。

互角の範囲ですが、急戦形で▲7八玉を省いて仕掛ける印象が残っていました。

最初の局面図から▲3五歩に△同歩ならソフトは▲7八玉を推奨していました。ソフトの評価値+68で互角。

この▲3五同歩△同歩▲7八玉は以前見たことがあるような気もしましたが、この手も知らないと指せないような手の部類です。

▲7八玉とすることで8八の銀にひもがつく形で、角交換になれば▲同銀と▲同桂の2種類の対応が可能になります。

▲6八玉型で角交換で▲7七同銀とすると△8六歩▲同歩△8八歩のような筋が残ります。

▲7八玉に後手も手が広く力勝負になりそうですが、先手としては少し自陣がまとめやすい形になっています。

雁木に▲3七銀型の仕掛けが参考になった1局でした。