手堅く受けに回って指す

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△5六歩と歩を取った局面。ソフトの評価値+762で先手有利。

後手の三間飛車に相穴熊の戦型になりました。

将棋は先手が数手前に▲2四歩~▲2三歩成とと金をできる展開で、この局面は先手が少し指しやすいと思っていましたが、後手も△5六歩と歩を取り込んで読み筋のようでした。

普通は2筋にと金を作らせないようにすると思っていたので、このような指し方もあるのかと少し驚いていました。

実戦は△5六歩以下▲3二とで以下変化手順で△5七歩成▲4二と△同飛▲5七銀△3三桂で、ソフトの評価値+136で互角。

この手順は▲3二とに実戦は△1三桂だったのですが、△5七歩成がありました。

先手は▲4二とでと金を捨てて▲5七銀とと金を取りますが、△3三桂という捌きの手がありました。

このような手は居飛車側からすると見えにくく、△2二歩のような受けが最初に浮かぶので感覚がいまひとつです。

△3三桂は桂取りを防ぎつつ次に△4五桂のような桂馬の活用があり、取られそうな桂馬が5段目まで活用できれば振り飛車としては満足です。

△3三桂に▲2一飛成や▲2三飛成はありますが、と金を捨てての空成りなので手の流れとしてはやや不満です。

なお実戦の△1三桂もソフトの候補手の1つで有力な手だったようで、この手も対局中は見えてなかったです。

▲3二とでは▲5八歩がありました。ソフトの評価値+747で先手有利。

この手の▲5八歩は対局中には見えていたのですが、少し受けすぎかと思って指せませんでした。

▲5八歩と受けると2三のと金と先手の飛車を活用するのに手数がかかると思ったのですが、一旦受けに回ってから攻める方法を考えた方がよかったようです。

▲5八歩以下△5七歩成▲同銀△7五歩▲4四角△2六歩▲同飛△4二飛▲1一角成△4七飛成▲6八銀で、ソフトの評価値+558で先手有利。

この手順も少し驚いたのですが、△5七歩成と成り捨てて手を繋げるようです。

△5七歩成に▲同歩なら△5六歩▲同歩△同飛▲3二と△1三桂▲2一飛成で、ソフトの評価値+561で先手有利。

この手順もありそうですが、7七の角が使えていないのが少し不満です。

▲5七同銀とすれば先手の角の利きが通りますが、反面7筋が少し手薄になるので一長一短です。

△7五歩は先手の角頭を狙った手で、▲4四角が待望の角の活用です。

しかし後手も△4二飛~△4七飛成があるので▲4四角は少し指しにくいかと思いましたが、以下▲1一角成と馬を作って香車を補充します。

△5八龍に▲6八銀と引いて先手が少し指せているようですが、実戦的にはまだ大変です。

自分は2筋のと金がじっくりと活用できる展開をイメージしていましたが、そんなに簡単にことは運ばないようです。

後手も何かと手を作ってきて先手もそれに対応する必要があり、先手はと金の活用はそんなにできてなくても香車を補充して馬を作れて有利を確保するというのが難しい判断です。

このように調べるとソフトで有利になっても結構難しいです。

手堅く受けに回って指すのが参考になった1局でした。