横歩取り青野流のよくある形


上図は、横歩取り青野流からの進展で△7六飛に▲7七角と上がった変化手順で、ソフトの評価値+58で互角。

実戦は△7六飛に▲6八玉としたのですが、▲7七角と上がるのが多いようです。

この手は自分も先手をもったり後手ももったりで色々と指していたのですが、将棋はなかなか自分の思ったような局面になることはほとんどんなく、忘れかけた頃にまたその戦型になるというのがあります。

元々自分は後手番で横歩取りのような空中戦の将棋は指さずにじっくりした将棋が好きだったのですが、数十年前の当時は先手で横歩を取らないのは気合が悪いという風習もあり横歩を取っていました。

じっくりした将棋の好きな人は空中戦は見慣れない戦型で。序盤から動きが激しいのでなかなか対応できないです。

ある時期に同じ方と数年に渡り対戦することがあり、その際の戦型が相手の方は後手番でほとんど横歩取りを選択していました。

それで自分が先手のときに避ける理由もないので横歩取りには青野流をぶつけていたのですが、数十局位指しても1度も勝てませんでした。

横歩取りはうまく指せば先手が少し指しやすいというイメージがあり、対戦前にはこちらも事前に研究はしていたのですが、元々の棋力の差が大きいのか途中からは大差になることがほとんどでした。

その方とは残念ながら将棋を指す機会がなくなったのですが、そのような意味もあり逆に自分が後手をもって横歩を取らせて作戦の幅を広げたいということで、8年位前から後手番で横歩取りを指すようになりました。

その影響で今は気になる戦法としては、先手番でも後手番でも横歩取りになっています。

▲7七角に後手から気になる手が2つあります。

1つは▲7七角に△同角成です。

▲7七角△同角成▲同桂△2七歩成▲2四飛で、ソフトの評価値+54で互角。

この手順は後手から△7七同角成とする手で、先手は桂馬で取るか金で取るかのどちらかです。

自分の理解ではできれば桂馬で取った方が形がいいのでそのようにしたいのですが、桂馬で取って指しにくい場合は金で取るように考えてます。

桂馬で取るのと金で取る場合の違いは、桂馬で取れば後手に指し手の選択があり、金で取ると飛車取りなので普通は飛車を動かすことになります。

桂馬で取ると将来▲6五桂~▲5三桂成の筋がありますが、反面8九の地点に空間があくので将来△8九飛のような打ち込みが生じます。

金で取ると一般的には金が3段目にいくと守りが薄くなるのと、将来後手から△7三桂~△6五桂が金取りになるので狙われやすいです。

ただし、8九の地点が桂馬がいるのでしっかりしているのと、やや持久戦で大駒との接近戦になった場合は金は大駒より強いイメージがありますので相手にプレッシャーを与えることができます。

そのような意味で少し意味合いが違うようです。

▲7七同桂に△2七歩成が狙い筋で、▲同歩なら△5五角がうるさいです。

△2七歩成以下▲2四飛△2二銀▲2七飛で、ソフトの評価値+47で互角。

この手順の△2七歩成に▲2四飛が知らないと指せない手かもしれません。

▲2四飛の瞬間に後手からうまい手があればいいのですが、以前から自分は何かの局面で△1八とという手を記憶していました。

その局面がどのような局面なのかが覚えていないので何とも言えないのですが、▲2四飛に△1八なら▲2一飛成△2九と▲4八銀△2二角▲6五桂で、ソフトの評価値+308で先手有利。

▲6五桂以降の先手の狙いは、▲4五桂と打って次に▲3二龍~▲5三桂左成から詰みというイメージです。

本来はこのような局面も調べておいた方がいいのですが、そこまで間に合っていません。

なお▲2四飛△2二銀▲2七飛以降はまた別の機会に調べたいと思います。

横歩取り青野流のよくある形が参考になった1局でした。