上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲7二歩と打った局面。ソフトの評価値-19で互角
実戦は△7二同金としました。https://shogiamateur.com/?p=53532&preview=true
△7二同金とすると後手玉の右側が壁になるので少し指しにくいです。
そのような意味もあり△7二同銀もありましたが、飛車が成られるのでその後の展開が気になります。
△7二同銀▲8二飛成△7四歩で、ソフトの評価値-14で互角。

この手順は▲8二飛成とされるのですが、そこで△7四歩と突いて5五の角の利きで龍を追い返す手です。
横歩取りの△7二銀型で、5五に角がいる場合にたまに出る筋の受け方です。
後手としては▲9一龍を防いで、相手の龍を引かせて戦うという意味です。
△7四龍に▲8五龍なら△7七角成がありますので、先手は▲8七龍か▲8八龍として7七の地点を受ける必要があります。
ただし、▲8八龍は△1九角成と香車を取られるので▲8七龍と飛車取りの先手で受けます。
△7四歩以下▲8七龍△7五歩で、ソフトの評価値+17で互角。

この手順は、▲8七龍の飛車取りに△7五歩と突いて飛車を守るのがあまり見ない筋です。
飛車にひもをつけた手ですが、△1九角成と△8六歩の狙いがあります。
△1九角成の受け方は先手としては少し悩みそうです。
△7五歩に▲3七桂は△8六歩▲8八龍△2七歩成▲同銀△3七角成があります。
この手順は後手は桂得で馬ができたので後手有利です。
また△7五歩に▲3七銀なら△8六歩▲8八龍△2七歩成▲4六銀△同角▲同歩△同飛で、ソフトの評価値-676で後手有利。
この手順は▲3七銀に△2七歩成と成らせる手ですが、▲4六銀に△同角とするのが強い手で▲同歩△同飛で後手が指せているようです。
△2七歩成に▲4六銀でなく▲4六角と打つ手もありますが、△同角▲同銀△3七歩▲同桂△4六飛▲同歩△3七とで、ソフトの評価値-1588で後手優勢。
この手順は△3七歩と垂らすのがうまい手で、▲同桂に△4六飛と飛車を切ってから△3七とが鋭いです。
△7五歩に▲4六角なら△同角▲同歩△8六歩▲8八龍△2八角▲3七角△同角成▲同桂△2八角で、ソフトの評価値-282で互角。
この手順は▲4六角には角交換をして△8六歩で龍をおさえてから△2八角と打つ展開で、先手の▲3八銀型には△2八角が狙い筋です。
△7五歩に▲6五桂なら△3七歩▲同銀△8六歩▲8九龍△2七歩成▲4六銀△同角▲同歩△同飛▲4七歩▲3六飛で、ソフトの評価値+25で互角。
この手順は▲6五桂と攻め合いに出る手で、後手は△9九角成とか△1九角成とかがありありがたいようでも、先手から▲2三歩と垂らして△同金に▲3一と△同銀▲7六龍△同歩▲2一飛のような攻め筋があるので、後手も大変です。
後手としてはあまりゆっくりした攻めでは先手からの攻めもきついので、△3七歩と叩いてから▲同銀に△2七歩成として攻めのスピードを上げます。
これも▲4六銀に△同角と切る将棋のようですが、お互いに引くに引けないような展開のようです。
龍を作らせても角の受けで龍を追い返すのが参考になった1局でした。

















