上図は、後手横歩取り△3三桂型からの進展で△8九飛と打った局面。ソフトの評価値+99980で先手勝勢。
駒割りは飛車と角金の交換の2枚替えで先手が駒得しています。
さらに後手は4四の銀と2二の金が離れ駒になっており玉は薄いので、この局面は大差のようです。
自分の使っているソフトで999・・と表示されると即詰みがあることがほとんどですが、本局の場合は即詰みでなく先手が正確に指せば後手玉が受けなしになるという局面のようです。
ただし△8九飛と打った手の後に後手の持ち駒に角や銀が入ると4九から打って詰みなので、それだけが注意点です。
そのような意味で実戦は△8九飛に▲7九金と引いて安全策を取りましたが、少し甘い手でした。ソフトの評価値+2814で先手勝勢。
この▲7九金と引いても先手勝勢ですが、特に終盤は甘い手は指さないほうがいいです。
安全策をとって甘い手を指す習慣ができると、手数が長くなってミスも起こしやすくなります。
相手が強くなればなるほど、手数が伸びると逆転の目を与えることになりそうです。
▲7九金では▲7四歩がありました。ソフトの評価値+99977で先手勝勢。

この▲7四歩は桂取りですが詰めろになっています。
▲7四歩に△9九飛成なら▲7三歩成△同玉▲6五桂△8二玉▲7三金△8一玉▲8二歩△9二玉▲8三馬まで詰みです。
この手順は9七の角がよく利いており、▲6五桂と跳ねる形が詰み筋に入っています。
▲7四歩に△7二歩なら▲7三歩成△同歩▲7五桂で後手玉に受けがありません。
▲7四歩に△同銀なら▲7二金△8三玉▲6二馬で、ソフトの評価値+99987で先手勝勢。

この手順は△7四同銀には▲7二金と重たく打つ手があり、△7三玉に▲6二馬が継続手です。
このような手の流れだけ見ると簡単なようですが、これを実戦で指せるようにならないともったいないです。
金を打って上部に玉が上がる形というのが少し違和感があって、その後に▲6二馬が見えるかが大事です。
金を重たく打つとへたをすれば働かない金になるので勇気がいりますが、▲6二馬が見えると今度は後手の持ち駒に何があるかが気になります。
後手の持ち駒に桂馬があれば△8一桂と打って粘るような手がありますが、歩だけでは受けがありません。
そのような意味で特別すごい手というのはないのですが、平凡な寄せでも確実に指せる位ようにしたいです。
これらは詰め将棋と違ってそれの1つ手前の段階で、寄せの形を作るという手のようです。
即詰みはないけど寄せの形を作って受けなしに追い込むという手順です。
寄せの形を覚えるには、色々と局面を見て強い人やソフトはどのような指し方をするかを参考にしたいです。
寄せの形を作って受けなしにするのが参考になった1局でした。

















