端に桂馬をはねて活用する

上図は、先後逆で後手横歩取り△8四飛型からの進展で▲6八銀と上がった局面。ソフトの評価値-48で互角。

横歩取り△8四飛型はよく指すのですが、このようなやや局面が落ち着いた形になってからの指し手の方針で毎回悩むことが多いです。

悩むことが多いというのはどのように指していいか分からないということですが、狙い筋をあまり知らないこともあり飛車を横に回して手損をしているケースが多いです。

本局もそんな感じでした。

実戦は△2四飛▲9五歩△同歩▲8六飛△8三歩▲9三歩で、ソフトの評価値-113で互角。

この手順の△2四飛ですが、特別な狙いがありません。

先手からの▲8五歩△2四飛▲8六飛△8三歩のような展開を消したつもりですが、これもどちらが得をしているかがよく分かっていませんでした。

△2四飛とすると▲8六飛△8三歩と受ける形になり、後手の持ち駒の歩が1枚になるのでやはり面白くなかったようです。

先手は▲8六飛の前に9筋を突き捨てて▲8六飛としてきました。

対局中は具体的な狙いが分からなかったのですが、▲9三歩というのが少し嫌な手です。

後手も4段目に飛車がいるので簡単にはつぶれないとは思っていましたが、このような端攻めは毎回受け方に悩みます。

実戦は△9三同桂▲8四歩△同歩▲9五香だったのですが、そこから変化手順で△9四歩▲同香△8五歩▲9六飛△9五歩▲同飛△8三金で、ソフトの評価値-457で後手有利。

この手順の△9三同桂は部分的にはあまりいい形ではありません。

先手は▲8四歩△同歩▲9五香でこの筋をうっかりしていたのですが、△9四歩~△8五歩のような受けがありました。

歩を使った受け方ですが、△9四歩は先手からの▲9四歩を消した手です。

△8五歩に▲同桂なら△9四飛がありますので▲9六飛としますが、△9五歩▲同飛△8三金が気がつきにくい受け方でした。

以下▲9三香成なら△同香▲8五飛△8四香のような受け方です。

ただし、ソフトは△9三同桂はあまりいい手としていないようで、△9三同桂には▲3六歩で、ソフトの評価値+109で互角。

このように△9三同桂には▲3六歩のような手渡しみたいな手はなかなか見えません。

△9三同桂の悪い形で持久戦すればいいという考えかもしれません。

ソフトは▲9三歩には△同香を推奨していました。

▲9三歩に△同香に▲9二歩なら△9六歩▲9一歩成△9七歩成▲同香△同香成▲同角△9四飛▲9五歩△9一飛で、ソフトの評価値-218で互角。

このような飛車を振り回して受けに使うというのがなかなか見えません。

このような受け方が見えると指し手の幅も広がるのですが、▲9二歩で後手が悪いとあきらめるようではあまりセンスがなかったです。

また最初の局面図では△2四飛で△9三桂がありました。ソフトの評価値-48で互角。

この△9三桂ですが、△7四歩~△7三桂という形にするには手数がかかりすぎますので△9三桂はかなり効率がいい駒の活用でした。

このような手が全く見えていないので、やはりこの戦型をあまり指しこなせていないようです。

一目筋という手ですが、横歩取りは飛車と角と桂馬の飛び道具が主役になりやすいのでこのような局面で直ぐに浮かぶような感覚が必要だったようです。

△9三桂以下▲8七歩△8五桂▲8六飛△7七桂成▲同角△同角成▲同銀△8六飛▲同歩△8九飛で、ソフトの評価値-316で後手有利。

この手順は▲8七歩に△8五桂から捌く手で、先手も強気に応戦すると飛車と角と桂馬がすべて交換することになりそうです。

このようなところもひるんだらいけないようで、飛車交換をして△8九飛と打つ感覚のようです。

△8九飛以下もまだ大変ですが、指し手が前に進んでいるので実戦よりはるかによかったです。

端に桂馬をはねて活用するのが参考になった1局でした。

飛車が守っていても桂頭攻めをする

上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲3五歩と突いた局面。ソフトの評価値-461で後手有利。

対局中は▲3五歩と突かれて困ったなと思っていたのですが、この局面は先手は盤上に飛車がいるのに対して後手は持ち駒に飛車と角があるので敵陣に打ち込む形にもっていくチャンスでした。

次の▲3四歩を受けるにはどうすればいいかなどと考えて、指す手に迷って△2四歩としました。

実戦は△2四歩▲3八銀で、ソフトの評価値-15で互角。

この手順は▲3八銀とされただけで先手陣がかなりしっかりした形になりました。

これで後手は大駒を打ち込むスペースが少なくなったので、手をつくるのに少し悩みそうです。

後手としては▲3八銀とされる前に手を作りたかったです。

△2四歩では△3六歩がありました。

△3六歩▲同飛△2七角▲8六飛△3六歩で,ソフトの評価値-365で後手有利。

この手順は△3六歩と打つ手で、歩の裏側に歩を打つのはいい手になるのが多いです。

▲同飛に△2七角は筋ですが、4九の金には5八の玉のひもがついています。

また△2七角に▲8六飛すると次に▲8一飛成の筋も生じます。

▲8六飛の次の手が難しいと思っていましたが、そこで△3六歩がありました。

△3六歩で△8二歩などと受けると3六に打つ歩がなくなってしまいます。

▲8一飛成を受けずに△3六歩が少し難しいです。

先手としては3七にと金が残るのは危険なので△3六歩には▲4八金と辛抱します。

△3六歩以下▲4八金△7三桂▲3四歩△3七歩成▲同金△5四角成▲2三歩△同銀▲3三歩成△同金で、ソフトの評価値-629で後手有利。

この手順は▲4八金の受けに△7三桂と跳ねるのがうまいです。

桂馬を取られるのを防ぐには△7二銀と受ける手もありそうですが、▲8三歩とされると次に▲8二歩成~▲7二との攻めがうるさくなります。

△8一桂には▲3四歩と後手と同じように桂頭を狙うのが筋のようです。

△3七歩成~△5四角成は自然ですが、そこで▲2三歩が後手の形を崩す手筋です。

△同銀か△同金か迷いますが、△同金として▲3三歩成には△同銀とします。

2三の金が浮き駒になったので少し狙われやすい形ですが、後手は持ち駒に飛車があるのと△6五桂と銀取りに跳ねるような手もあるので後手が少し指しやすそうです。

本局のポイントは先手の飛車が桂頭を守っているのにも関わらずに△3六歩とする手で、▲同飛とさせることで△2七角の隙ができます。

▲8六飛には飛成を受けずに2度目の△3六歩を先に決めるのが急所だったようで、▲4八金とさせてから△7三桂と桂馬を逃げつつ将来△6五桂と攻めに活用できるようにするのがいい手順でした。

なお△2七角に▲2六飛とするのは△4九角成▲同玉△6九飛で、ソフトの評価値-649で後手有利。

この手順は先手の飛車が2筋に戻ると、△4九角成~△6九飛として以下△8九飛成があります。

これらの手順が実戦で指せるようになれば今よりさらに将棋が楽しく指せそうです。

飛車が守っていても桂頭攻めをするのが参考になった1局でした。

飛車を引いて次に狙いの手を指す

上図は、先後逆で横歩取りからの進展で▲3七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-271で互角。

▲3七桂はどこかのタイミングで▲2五飛とか▲2五桂とか▲4五桂とか▲1五角があるなと思っていました。

2四にいる飛車が狙われやすいので飛車を移動させた方がいいと思い△5四飛としたのですが、これがよくなかったようです。

実戦は△5四飛▲4八銀で、ソフトの評価値-5で互角。

この手順の△5四飛は手順に飛車を逃げて次に△2四角の狙いだったのですが、普通に▲4八銀と受けました。

自分はこのような戦型ではつい飛車を横に使う癖があるみたいなのですが、この△5四飛は疑問だったようです。

歩越し飛車は歩が使えないのと敵の金駒に責められやすいという欠点があるのですが、分かっていてもその癖が抜けないようです。

△5四飛では△2二飛がありました。

△2二飛▲4八銀△4四銀で、ソフトの評価値-252で互角。

この手順の△2二飛ですが、自分の場合このような下がるという手がなかなか見えません。

このような手が見えればいいのですが、狙いが分かりにくいのと飛車が2筋でしか使えないのがどうなのかという感覚が抜けないようです。

△2二飛と指すなら何か狙いがあるはずですが、直接的な手でないので読みが入ってないと分かりづらいです。

▲4八銀は5七の地点を守る自然な手ですが、そこで△4四銀がありました。

△4四銀は飛車取りですが、3二の金に2二の飛車がいますので後手は受けは大丈夫です。

この△4四銀の形は先手の浮き飛車が狙われやすい形になったようです。

△4四飛には▲8五飛で以下△7四歩で、ソフトの評価値-145で互角のようです。

この先手の▲8五飛の形は飛車が狭くて使いづらいので以下▲7五歩でどうかというですが、△同歩▲同飛△7三銀とするか単に△7三銀として受ける形のようです。

狭い飛車には金駒で圧迫する受け方になりそうです。

また△4四銀に▲2五飛も気になります。

△4四銀に▲2五飛△同飛▲同桂△5五角で、ソフトの評価値-357で後手有利。

この▲2五飛は狙われやすい飛車を捌く狙いですが、後手も△同飛とします。

飛車交換になればお互いに打ち込みに気をつけることになるのですが、△2四歩と受けて飛車交換を避けるのは▲8五飛で、今度は後手の飛車の働きが悪くなります。

よって飛車交換をするのですが、そこで△5五角がこの戦型でよく出る手です。

直接的な狙いは△1九角成ですので先手は受けることになります。

△5五角に▲4六角なら△同角▲同歩△2九角で、ソフトの評価値-301で後手有利。

この手順は▲4六角で角交換になるのですが、4七の地点に空間をあけることで△2九角が生じました。

△2九角に▲3九金なら△6五角成があります。

△5五角に▲3七角なら△同角成▲同銀△7一金▲4八銀△2六歩▲同歩△2九飛で、ソフトの評価値-

この手順は▲3七角なら△同角成~△7一金とできるだけ形を崩さずに辛抱するようです。

動いたら無理の局面で動くのがよくないので、△7一金と辛抱します。

▲4八銀はあまりいい手ではなかったようですがこの場合は△2六歩と打って、▲同飛なら△2九飛で△4九角と△1九飛成と△2六飛成の狙いがあるので後手の飛車は活用できそうです。

このような手順を見ていると動いたらいけない局面ではできるだけ形を崩さずに辛抱する手を選択しているようで、このあたりが自分には全く足りないようです。

特に横歩取りの戦型になるとつい自分から少し無理っぽいと分かっていても動いてしまう癖があるので、もう少し辛抱する手を覚えないといけないようです。

飛車を引いて次に狙いの手を指すのが参考になった1局でした。

大駒を使った手の作り方

上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲7八金とした局面。ソフトの評価値-49で互角。

7七にいた金が▲7八金と引いた形です。

7七に金がいた形はいつでも△6五桂と跳ねる手が金取りになるので▲7八金と引いて事前に受けたのはありそうな手です。

ただし、▲7八金と引いたことで龍のコビンがあいたので後手から角の打ち込みが一時的にある形になりました。

ソフトは▲7八金では▲7五歩で、ソフトの評価値+115で互角を示していました。

▲7五歩に△同歩なら▲7四歩△6五桂▲6六金で、ソフトの評価値+319で先手有利。

この指し方は全く気がつきませんでしたが、7七の金は▲6六金と4段目に出て桂取りで催促するという指し方で、▲6六金とすることで後手からの龍のコビンを狙う角打ちを防いでいるのが大きいようです。

実戦は▲7八金以下△4四角▲7七角△同角成▲同桂で、ソフトの評価値+98で互角。

この手順は△4四角に▲7七角から再度角交換になりますが、▲7七同桂と取った形が先手の龍のコビンを守る形になりました。

先手の7七の桂頭も狙われやすい形ですが、後手の7三の桂頭の狙われやすい形なので後手から桂頭を狙うのは少し無理っぽいです。

先手が手得していますのでややこの後手の指し方は面白くなかったようです。

△4四角では2通りの指し方がありました。

1つは△4四角で△4五桂です。

△4五桂▲7七桂△3七歩▲3九金△3八飛で、ソフトの評価値+119で互角。

この手順は2八の銀の形で△4五桂と跳ねるのが盲点です。

▲3七銀型なら△4五桂が銀取りになるので見えやすいのですが、2八の銀では駒あたりになりません。

▲7七桂の活用は自然ですが、そこで△3七歩と打ちます。

△3七桂に▲同桂なら△同桂成▲同銀△7六桂がありますので、▲3七同桂とはしづらいです。

よって▲3九金と辛抱しましたが、そこで△3八飛が強い手です。

横歩取りは早い段階で大駒の交換になっているケースがあるので、△3八飛のようなこの戦型特有の手が生じるようです

△3八飛に▲4八角なら△3九飛成▲同銀△3八金で、ソフトの評価値+125で互角。

この攻めは後手は飛車を切っての攻めなので薄いですが、攻めが途切れるというのはなさそうなのでいい勝負のようです。

もう1つは△4四角で△5五角で、ソフトの評価値-47で互角。

この△5五角の魅力的な手に見えますが、△4四角との違いがぱっと見で分かりませんでした。

△5五角に▲7七角なら△6四角▲8六角△同角▲同龍△6四角▲8八龍△2八角成▲同金△3九飛▲7九龍△3六飛成で、ソフトの評価値+89で互角。

この手順は△5五角に▲7七角なら△6四角と角交換を拒否するのが面白い指し方で、後手はいつでも△6五桂とする手が角取りになります。

▲8六角は狙われやすい角を捌く手で、角交換から△6四角~△2八角成~△3九飛がよくある筋でこれで互角のようです。

△5五角に▲7七桂なら△6五桂▲8九龍△7七桂成▲同銀で、ソフトの評価値+45で互角。

この手順は▲7七桂なら△6五桂は気持ちがいい手ですが、▲8九龍とされて以下桂馬の交換になります。

先手の1段目の龍がいい形なので互角ですが、後手も手を作るのが大変なようです。

△5五角に▲7七歩なら△2八角成▲同金△3九飛▲7九龍△3六飛成で、ソフトの評価値-148で互角。

この手順の△3九飛に▲3八角は△3七歩▲同金△4五桂がありますので、▲3八角は成立しません。

よって▲7九龍△3六飛成という形になりますが、これもいい勝負のようです。

互角の将棋は精度のいい手を指すとなかなか形勢が片方にふれませんが、色々な狙い筋があるようでした。

大駒を使った手の作り方が参考になった1局でした。

序盤の何気ないところで注意する

上図は、後手横歩取りからの進展で△7二金とした局面。ソフトの評価値+173で互角。

久しぶりに先手をもっての対横歩取りの将棋になりました。

最近は比較的ゆっくりとした駒組みの将棋が多かったので、横歩取り系の将棋になるとやはり勝手が違いました。

大駒が飛び交う形なのでちょっとしたミスが形勢を大きく損ねることがあり、受け損ないは特に禁物です。

そのような意味でつい安全に指そうとすると、序盤から消極的な手を選択して気がついたら指しにくくなっていたというケースがあります。

また最近は序盤は比較的持ち時間のある将棋が多かったため、早指しの将棋に対応できませんでした。

戦型の違いの対応と持ち時間の違いの対応が全くできなかったのが本局の反省材料です。

実戦は▲3五飛△7四飛▲8五飛△8二銀▲2八歩で、ソフトの評価値-68で互角。

対局中は2八の地点が開いているといつでも角交換から狙われやすいと思って手堅く指したつもりでしたが、この展開はいまひとつだったようです。

あまり先手でこのような指し方は見たことがないなと思っていましたが、やはり評価値はだいぶ下がったようです。

これでも互角の範囲なので勝敗にはほとんど関係ありませんが、先手の序盤で評価値を落とすというのがよくないです。

中盤の終わりから最終盤は、初めて見るような局面がほとんどになり時間もないので指運みたいなところもありますが、序盤はある程度の形は決まっているところがあるので、ここで先手の利を失うのが痛いです。

序盤は先手の利を活かして最低プラスの互角から指しやすい局面にするのが理想だと思っています、

▲3五飛と引いたのは、角交換をしてから将来△5五角のような手を消すのと、飛車にひもをつける形にしたのですが、あまり手の価値がなかったようです。

この戦型で注意なのが、飛車が横に使ったりして飛成を目指すという単純な手は相手に受けられやすいのと、飛車の往復では金駒や他の駒を動かしていないので手損になりやすいです。

本局の▲3五飛~▲8五飛のような手がまずかったです。

また横歩取りの▲2八歩は▲3八銀型だとたまに見られるような指し方ですが、本局の形では▲3九銀型なので自分から打つ必要はなかったです。

このような何気ないところで少しずつ悪くしていたようです。

▲3五飛では▲3七桂がありました。ソフトの評価値+148で互角。

この局面では▲3七桂が形だったようです。

全く自然な手ですが、△7七角成▲同桂に△5五角の対応が一瞬見えませんでした。

今見れば▲2二歩△同角▲6八銀で何もないのですが、こういうところの反応が悪すぎです。

▲3七桂に△6二銀なら▲2二歩△同銀▲2五桂で、ソフトの評価値+465で先手有利。

この手順は△6二銀には▲2二歩~▲2五桂があり、これも以前覚えたつもりだったのですが、また時間がたつと忘れていたようです。

▲3七桂に△7五飛なら▲3八銀△6二銀▲8四飛△8三歩▲8七飛△7七角成▲同桂△3三桂▲8四歩△同歩▲同飛△8三歩▲2四飛で、ソフトの評価値+257で互角。

この手順は△7五飛として▲2五桂を防いだ手に▲3八銀が▲3七桂とセットのような手です。

ソフトは▲8四飛として△8三歩を相手に歩を使わせることで、▲8七飛とするようです。

▲8七飛の形は一時的にあまりいい形ではありませんが、いつでも▲8四歩と合わせてそのときの相手の陣形で引くか横に使うかができるのが特徴のようです。

先手は▲3七桂▲3八銀型の場合は、後手が角を持てば△2八角のような手がありますので、先手は2筋に飛車を戻すのが自然なようです。

ここら辺は調べてみましたが、自分も感覚がだいぶずれていたので少し実戦不足だったようです。

序盤の何気ないところで注意するのが参考になった1局でした。

難しい終盤戦で変化が複雑だった

上図は、先後逆で後手横歩取り△8四飛型からの進展で△7四玉とした局面。ソフトの評価値+319で先手有利。

▲7五桂と王手を打った手に6三の玉が△7四玉とした形です。

対局中は結構難しいと思っていましたが、やはり後から検討すると先手有利でもまだ先は長かったようです。

駒割りは金香と銀の交換で後手が駒得ですが、後手は玉の位置がやや狭く不安定なので先手が少し面白いようです。

後手としては△3九桂成からの攻めとか持ち駒に銀が入れば△6九銀などの攻めがありますが、ここで先手の手番なのでなかなかその手が回ってこないです。

後手としては先手の手に対応するしかなさそうです。

対局中は本来は相手の手を予想してその後の展開を考えるべきだったのですが、手が広く予想しづらかったので、つい相手が甘い手を指したとしてからの後手の理想的な展開を考えていました。

そのため相手の手がきて初めてその局面を考えるということで、あまり効率がよくなかったかもしれません。

△7四玉に有力な手がありそうです。

△7四玉に▲7七桂で、ソフトの評価値+760で先手有利。

▲7七桂は将来△8八角成の筋を消すと同時に、先手に金駒が入れば8五から打って後手玉が詰みという狙いがあります。

先手は▲5二龍とか▲5二馬として、以下金駒を入手する筋がありそうです。

▲7七桂には△8六金と打って受ける手で8五の地点を補強する感じどうなるかです。

△8六金以下▲5二馬△同金▲同龍△6九角▲同玉△4九龍▲5九香で、ソフトの評価値+532で先手有利。

この展開は△8六金以下▲5二馬と踏み込む手で、△同金▲同龍に△6九角が狙いの反撃ですが▲同玉△4九龍▲5九香で先手も際どいところで耐えているようです。

また△7四玉には▲5六歩も有力な手だったようです。

△7四玉に▲5六歩で、ソフトの評価値+230で互角。

この手もあったようで、後手は△8八角成とするか△3九桂成かのどちらかになります。

▲5六歩以下△8八角成なら▲同金△6九銀▲5七玉△4九龍▲5二龍△4五銀▲9六角△8四玉▲6九角△5二金で、ソフトの評価値-1795で後手優勢。

この手順は△8八角成~△6九銀と打つ手で、実戦的にはこのように先手玉に迫るがの筋のようです。

難易度が高すぎてよく分からない終盤ですが、角とか銀の使い方が参考になります。

▲5六歩以下△3九桂成なら▲同銀△同龍▲5五歩△6九銀▲5七玉△4九龍▲4六玉△5八龍▲3五玉△7八銀成▲7七桂で、ソフトの評価値+193で互角。

この手順も後手は銀を入手したら△6九銀と打つ手で、以下先手玉は中段に逃げる形で泥仕合みたいな感じになりそうです。

なお実戦は△7四玉以下▲5二龍△8八角成▲同金で、ソフトの評価値+1985で先手有利。

この手順は△8八角成とするのが少し早いようで、それだけで後手が失敗のようです。

△8八角成で△同金▲同馬△8四玉で、ソフトの評価値+335で先手有利。

この手順は▲5二龍に△同金ですが、▲同馬とするのが王手になり8筋に香車を打たれる筋もあるので全く考えていませんでした。

この形の盲点は8二に歩があることで、普通はここに歩がない形が多いです。

そのため▲8六香△9三玉▲8三金と打っても、後手の方が8三の地点に駒が多く利いているので詰みません。

また何気に△8四玉とした局面は先手玉が詰めろになっていました。

△8四玉に▲5六歩なら△4九龍▲同玉△2九飛▲3九香△同桂成▲同銀△3八銀▲5八玉△5九金▲同玉△3九飛成▲6八玉△6九金▲5七玉△5九龍▲5八桂△4八銀まで詰みです。

この手順は後手にたくさん駒を渡すと△4九龍~△2九飛の筋で先手玉は詰みになります。

終盤でこのような筋が直ぐに分かればいいのですが、自玉ばかりでなく相手玉や持ち駒などもよく見る必要があるようです。

難しい終盤戦で変化が複雑だったのが参考になった1局でした。

香車の受けで相手の攻めを遅らせる

上図は、先後逆で後手横歩取り△8四飛型からの進展で▲2五角打とした局面。ソフトの評価値-178で互角。

対局中は相手の方が持ち駒の角を持った時に▲3五角と打たれてまずいなと思っていたのですが、▲2五角打だったので全く考えていませんでした。

4三の地点を受けるのは少し重たいかと思って△6三玉と早逃げをしましたが、これがよくなかったようです。

実戦は▲2五角打以下△6三玉▲4三角成△5二香▲2三飛で、ソフトの評価値+510で先手有利。

この手順は4三の地点は放棄して△6三玉として▲4三角成に△5二香と受ける形です。

先手の2枚の角が働いてきましたが、△5二香と受けて耐えていると思っていました。

△5二香に▲2三飛が見えてなかったのですが、これがいい手だったようです。

次は▲5二馬までの詰めろなので実戦は△3三金と受けましたが▲同馬△同歩▲同飛成△5三銀で、ソフトの評価値+449で先手有利。

実戦的には△5三銀と打った局面もそれなりに大変だったのですが、△5三銀に▲5九金打と先に受ける手があって△3八桂成が少し甘くなったようです。

先手に桂馬を渡すと▲4五桂のような手があるので、△3八桂成はしづらいところがあります。

後手が実戦の手順が少し損だったのは先手の龍と角が働く展開になり、後手玉はプレッシャーが大きくなったようです。

△6三玉では△4二香がありました。ソフトの評価値-240で互角。

この手順は△4二香と安い駒を守りに使って4三の地点を受ける手です。

先手は香車を持っていてもあまり攻めに使うところがなかったので、△4二香と打って自陣を固めるのは有力でした。

後手としては△3八桂成▲同金△同龍の攻めが間に合えば理想的な展開になります。

それまでに後手玉が耐えられるかどうかという形です。

△4二香に▲2三歩成△3八桂成▲3二と△4九成桂▲同玉△3八金▲5八玉△4八金▲6八玉△8六銀で、ソフトの評価値-3786で後手勝勢。

この手順は▲2三歩成はさすがに甘い手で、△3八桂成~△4九成桂が間に合ってきます。

△4二香に▲2二飛なら△6三玉▲3二飛成△3八桂成▲同金△同龍▲4二龍△4九銀▲6八玉△4八龍▲7七玉△8五金▲4三龍△7四玉▲5六角△8四玉で、ソフトの評価値-99975で後手勝勢。

この手順は▲2二飛にそこで△6三玉と早逃げをする手で、4二に香車がいるので▲4三角成からの攻めが緩和されています。

▲3二飛成から攻め合いにいっても△3八桂成~△4九成桂の攻めの方が厳しいです。

△4二香に▲4六飛なら△3八桂成▲4三飛成△同香▲同角成△6二玉▲6一馬△同銀▲同角成△同玉▲6三銀△4八成桂で、ソフトの評価値-99982で後手勝勢。

この手順は▲4六飛として▲2六飛と4三の地点に殺到する狙いですが、△3八桂成に▲4三飛成は少し無理のようです。

△4二香に▲4六飛なら△3八桂成▲4三角成△同香▲同飛成△6二玉▲3八金△同龍▲3二龍△6三玉▲7五桂△7四玉で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は△3八桂成に▲4三角成ですが、これも少し無理のようです。

△4二香に▲3一飛なら△3八桂成▲同金△同龍▲3二飛成△4九銀▲6八玉△4八龍▲7七玉△8五金▲4二龍△6三玉▲4三龍△7四玉で、ソフトの評価値-1228で後手優勢。

この手順も先手が飛車を働かせて何とか後手玉に迫る形ですが、後手の攻めの方が早いようです。

これらの手順より△4二香と打って相手の攻めを遅らせるのがよかったようです。

香車の受けで相手の攻めを遅らせるのが参考になった1局でした。

薄い玉の凌ぎ方

上図は、先後逆で後手横歩取り△8四飛型からの進展で▲3四角と打った局面。ソフトの評価値-271で互角。

駒割りは飛桂と金銀の交換でいい勝負のようです。

▲3四角と打ったことで1二の飛車はいずれ取られそうですが、そのときに後手玉がどの程度耐えられるかが気になる形です。

後手は8二に歩を打っているのでそれ以上奥に移動することができません。

対局中はいい勝負かと思っていましたが、後手としてはぎりぎりのところで凌いで攻めのターンがくる展開にしたいです。

実戦は△6四歩▲2四歩△3二歩▲2三金△1九飛成▲5五銀で、ソフトの評価値±0で互角。

この手順の△6四歩は将来6三からの逃げ道のルートを広げて悪くないと思っていましたが、この手はあまりよくなかったようです。

先手は▲2四歩と歩を伸ばして次に▲2三歩成が狙いに対して、後手は△3二歩と金取りにして催促しました。

以下▲2三金と飛車は取られる形になりましたが、△1九飛成と香車を補充する形で後手としては悪くないと思っていました。

飛車と金の交換ならやむを得ないという意味です。

△1九飛成に▲5五銀と打ってきたのですが、対局中はこの手は全く気がつきませんでした。

角取りというのは分かるのですが、後手に銀が入ったら△3八桂成▲同金△4九銀のような手が浮かびます。

ただし、△4九銀と打っても▲6八玉で先手玉にどの程度利いているのかが分かっていませんでした。

また先手に角を渡すと後手玉はどの程度危険なのかも分かっていませんでした。

▲5五銀に対して後手としては1九の龍と2六の桂馬を活用しないと勝負にならないと思って△2八龍としましたが、やはり角を渡すのは少し損だったようです。

実戦は△2八龍以下▲5四銀△同歩▲1二金△同香で変化手順で▲3五角で、ソフトの評価値+928で先手優勢。

この手順の▲1二金に△同香としたのが相当甘い手で、▲3五角とされれば▲2六角と▲5三飛の狙いではっきり先手がよかったようです。

まだ△1二同香では△3八桂成と勝負にすべきでした。

また▲5五銀に△6五角と逃げておいてもまだ大変だったようです。

最初の局面図での△6四歩では△1三飛がありました。

△1三飛▲2三金△1九飛成▲1三金△同香▲2三角成△6二玉で、ソフトの評価値-286で互角。

この手順は△1三飛と逃げる手ですが、この手は全く気がつきませんでした。

△1三飛と逃げても▲2三金で飛車が取られる形になりますが、そこで△1九飛成と香車を補充します。

▲1三金に△同香と取って、この瞬間先手の持ち駒に飛車があるので後手としては怖い形です。

ただし、5四に角がいるので4三の地点に受けが利いているのと、3一に歩があるので▲1二飛のような手には3二の地点に駒を打って受けることができます。

特に後手は持ち駒に香車という安い駒があるので、△3二香と打って受けることで先手の攻めを緩和することができたようです。

先手は▲2三角成として角を活用してきますが、そこで△6二玉と早逃げするのがうまいです。

6二に早逃げすることで5二の地点に駒を打って受ける形や、場合によっては△7一玉と深く逃げることで耐える形です。

後手玉は狭くて窮屈な守りですが、意外と耐久性があったようです。

自分は振り飛車をほとんど指さないことで、玉が右側にいる場合の凌ぎの感覚が経験不足であまりつかめてなかったようで、これもいい勉強でした。

また△6四歩と△1三飛の違いが検討してもあまり分かっておらず、このあたりは自分の棋力ではあまり理解できませんでした。

違いと言えば先手が▲2四歩と突く展開になるかならないかの違いですが、さすがにこれは自分の理解度を大きく超えているようです。

薄い玉の凌ぎ方が参考になった1局でした。

桂馬を打って狭い飛車を活用する

上図は、先後逆で後手横歩取りからの進展で▲3四銀と打った局面。ソフトの評価値-160で互角。

駒割りは角と銀の交換で後手が少し駒得していますが、後手の飛車がやや狭く狙われやすい形なのでいい勝負のようです。

対局中は飛車の活用は難しいかなと思っていましたが、△1三飛と逃げました。

実戦は△1三飛▲2五桂△1二飛▲3三桂成△5四角で、ソフトの評価値+267で互角。

この手順は飛車が逃げる展開ですが、△1三飛はほとんど時間を使わずに指しました。

先手の▲2五桂~▲1三桂成は予想通りの手でしたが、△5四角と打ってもあまりたいしたことがないように思っていました。

△5四角には▲5六飛くらいでまた後手の指し手が難しいようで、いまひとつはっきりしません。

先手の攻め駒も決して多くはありませんが、後手は飛車が使えていない形なので手が限定されそうです。

△1三飛では△4四桂がありました。ソフトの評価値-73で互角。

この手は飛車取りなのに△4四桂と飛車取りに打つ桂馬で、少し見えづらいです。

飛車取りの▲3四銀なので飛車が逃げる手を考えるのが自然ですが、この瞬間に桂馬を使って先手の対応を見ようという手です。

横歩取りの将棋は飛び道具である飛車や角や桂馬を活用する展開が多くなります。

△4四桂に▲2三銀成なら△3六桂▲同歩△2三金▲2一飛△2二角▲3四桂△8八角成▲同金△3四金▲3一飛成△7九飛で、ソフトの評価値-102で互角。

この手順は▲2三銀成から飛車の取り合いですが、▲2一飛以下の後手の指し手が結構難しいです。

薄い玉で相手の持ち駒に飛車があるので、後手は受け方を間違えるとすぐに寄り筋になってしまいます。

▲2一飛は▲2三飛成の狙いのほかに▲1一飛成や▲3一飛成もあります。

これを同時に受けるのは2二の地点に駒を打つ銀か角になりますが、角という駒は攻防に利く駒なので△2二角がいいようです。

△2二角には▲3四桂と角取りに打つ手があり、△同金なら▲2二飛成で角が取られてしまいます。

▲3四桂には△8八角成が角の効果で▲同金に△3四金と桂馬を取ります。

この瞬間は角と銀桂の2枚替えで後手がうまく処理したようでも、▲3一飛成に対する後手の指し方がまた難しいです。

▲3一飛成に△6二玉の早逃げが浮かびますが、▲4二龍の王手が意外とうるさいです。

▲4二龍に△5二銀なら▲5四桂で、ソフトの評価値+99993で先手勝勢。

▲5四桂に△同歩なら▲5三角で詰みです。

▲5四桂に△7一玉なら▲6二角△同金▲5一龍△6一金▲6二桂成で詰みです。

▲4二龍には△7一玉でどうかという展開になりそうです。

玉の早逃げでなくソフトは▲3一龍には△7九飛の攻め合いを推奨しており、このあたりは攻めるか受けに回るかの判断は難しいです。

△4四桂に▲3五飛なら△2六飛▲2七歩△7六飛▲7七銀△7四飛で、ソフトの評価値-89で互角。

この手順は▲3五飛と飛車が4段目からそれたことで△2六飛と活用する形になりました。

以下▲2七歩には△7六飛として歩を2枚補充する形で△7四飛と引きます。

この展開は抑え込まれそうな飛車が2筋から7筋に活用できて、歩を2枚持ち駒にすることができたので気分は悪くないです。

△4四桂に対して全く違う展開を調べてみましたが、どちらかというと飛車交換になる展開が後手としては力量が問われるような形になりそうです。

横歩取りを指す以上は、薄い玉でもなんとかしのげるような受けの技術が必要なようです。

桂馬を打って狭い飛車を活用するのが参考になった1局でした。

方針の分かりづらい局面で手を作る

上図は、先後逆で横歩取り△8四飛型からの進展で▲8五歩と打った局面。ソフトの評価値+154で互角。

先手が8筋から逆襲してきた形で、飛車取りなので飛車が逃げることになりますが、後手は飛車をどこに逃げてその後の展開がどうなるかを考える必要があります。

▲8五歩に対して△8二飛とするのはこの場合は悪いようで、▲8六飛で後手の飛車が狭すぎます。

よく対ひねり飛車などで▲8五歩と打たれたら△8二飛と引くようなケースもありますが、本局の場合は△7二銀型で△6四歩~△6三銀とするのは手数がかかります。

また、▲8四歩と伸ばされることを考えると先に△8三歩と打つことになりますが、それでは後手は飛車の活用が難しく発展性がないので指しにくいです。

よって飛車は横に逃げることで△6四飛としましたが、これはまずかったです。

△6四飛はどこかで△9五歩▲同歩△9八歩▲同香△8九角を狙ったのですが、▲8七銀と上がって何もないので1手の価値がなかったです。

△6四飛では△2四飛がありました。

△2四飛▲8六飛で、ソフトの評価値+156で互角。

飛車を逃げるなら△2四飛が自然だったようです。

ただし、▲8六飛とされた後のその後の構想が難しいかと思っていました。

後手は持ち駒に歩があるのですが、先手が▲8四歩と伸ばしてくると△8二歩と受ける必要があります。

また▲8二角と打ち込んでくる可能性もあり9一の香車が守りづらくなります。

そのように考えると、▲8六飛には△8二歩で歩切れになりますが辛抱するしかなさそうです。

▲8六飛以下△8二歩▲8四歩△3四銀で、ソフトの評価値+220で互角。

この手順は△8二歩の先受けに▲8四歩と伸ばしてきました。

そこでまた次の後手の手が悩みどころなのですが、そこで△3四銀があったようです。

自分はこの△3四銀という手がなかなか見えづらいです。

△3四銀は5段目にいた銀を引いて立て直すという手ですが、なかなかの手のようです。

△3四銀に▲8七銀なら△3五銀で、ソフトの評価値+22で互角。

この手順は▲8七銀は自然なような手でも△3五銀と出られると次に△2六歩からの攻めを受けづらいです。

△3四銀に▲3六歩なら△2六歩▲同歩△同飛▲2七歩△2四飛で、ソフトの評価値+196で互角。

△3四銀に▲3六歩と突くと△3五銀とは出られませんが、今度は△2六歩▲同歩△同飛という手が生じます。

先手が4段目の歩を突くことで△2六歩という手が生じて、後手は歩切れを解消することができます。

歩切れから持ち駒に歩が入るというのは結構価値が高く、これで有利とか優勢にはなりませんが、攻めにしろ受けにしろ手の可能性が高くなります。

△2四飛に▲7四歩は△6四角がありますので、▲3六歩と突くと角のラインに注意が必要です。

△3四銀に▲5六角なら△4五銀▲8三角成△同歩▲同歩成△2一飛▲8四歩で、ソフトの評価値+502で先手有利。

この手順は▲5六角と打って3四の銀をけん制すると同時に▲8三歩成を狙っています。

▲5六角には△4五銀が角取りで1手早く受かっているようですが、この場合は▲8三角成があり△同歩なら▲同歩成△同銀▲同飛成があります。

これが普通の受けですが、▲8三同歩成に△2一飛が一見うまい受けです。

▲7二とには△同金で1段飛車のおかげで先手の▲8一飛成を防いでいますが、△2一飛には▲8四歩と打って次に▲7二歩成△同金▲8三歩成が厳しいです。

△3四銀に▲5六角なら△2六歩▲同歩△7一金▲9五歩△3五銀▲9四歩△2六銀で、ソフトの評価値+228で互角。

この手順は▲5六角に△2六歩~△7一金が分かりませんでした。

△2六歩の突き捨ての意味は後で△3五銀~△2六銀と出るための突き捨てです。

また△7一金の受けもうっかりしやすく▲8三歩成なら△同歩▲同角成△同銀▲同飛成△8二歩の受けがあります。

よって▲9五歩~▲9四歩の端攻めに対して、後手は△3五銀~△2六銀でいい勝負のようです。

このあたりの指し手は何気ないところですが、浮かばない手がたくさんありました。

方針の分かりづらい局面で手を作るのが参考になった1局でした。