角を近くに打って使う

上図は、角換わりからの進展で△4八成銀と金を取った局面。ソフトの評価値+99970で先手勝勢。

この局面は後手玉に即詰みが2通りありました。

1つは▲5一角です。

▲5一角でもいいのですが、最短手数や明快さでは▲3一角の方がよかったようです。

ただし、▲3一角も浮かびにくい手で指摘されないと分かりませんでした。

▲3一角に△5一玉なら▲5三角成△3一金打▲5二馬△同玉▲5三金で、ソフトの評価値+99982で先手勝勢。

この手順の▲3一角~▲5三角成は開き王手ですが、△3一金打に▲5二馬~▲5三金と抑えます。

これは上部を手厚くするので手が続きそうですが、足りているかが気になります。

▲5三金に△同銀なら▲3二龍△同金▲5三桂左成△4一玉▲3三桂不成△同金▲4二金まで詰みです。

この手順は▲3二龍と先に金を取る手が分かりやすいようです。

▲5三金に△6一玉なら▲6二金△同玉▲7四桂△7二玉▲3二龍で、ソフトの評価値+ 99992で先手勝勢

▲3二龍に△8三玉なら▲8二龍△7四玉▲8五銀△6五玉▲5六銀△7五玉▲8四龍まで詰みです。

▲3二龍に△同金なら▲8二金△6一玉▲6二桂成△同玉▲5三桂右成△5一玉▲5二銀まで詰みです。

これらの手順は3二の金が質駒になっているのが大きいようです。

▲3一角に△同金なら▲3三桂成で、ソフトの評価値+99969で先手勝勢。

この▲3三桂成に△5一玉なら▲3一龍△4一金▲4二銀△同金寄▲同成桂△6一玉▲4一龍△7二玉▲8四桂△8三玉▲8一龍△7四玉▲8五金△同玉▲8六金△7四玉▲7五金打まで詰みです。

この手順は長いのですが、駒をぼろぼろ取っての並べ詰みです。

▲3三桂成に△同玉なら▲3一龍△3二桂▲2二銀で、ソフトの評価値+99990で先手勝勢。

この手順も先手の寄せはぎりぎりですが、これで詰み筋に入ったようです。

▲2二銀に△2三玉▲2四歩△同玉▲1五金△2三玉▲2四歩△同桂▲3三銀成△1二玉▲2二龍まで詰みです。

これらの寄せを見ると▲3一角でもぴったり足りていたようです。

詰将棋は毎日少しだけでも解いているのですが、なかなか実戦に反映されないようです。

角を近くに打って使うのが参考になった1局でした。

意外と難しい詰み手順

上図は、角換わりからの進展で△4八成銀と金を取った局面。ソフトの評価値+99970で先手勝勢。

△4八成銀は次に△7九龍からの詰めろだったのですが、この局面は後手玉に即詰みがありました。

対局中は後手玉に寄りはなく先手の負けと思っていたので、全く手が見えてない感じです。

実戦は▲3三桂成△同玉で、ソフトの評価値-1813で後手優勢。

この手順か金駒を王手で取る手でありそうなですが、△同玉の形は後手玉に詰みはなくなったようです。

詰みのあった形から詰まない形になったのでは、さすがにまずい展開です。

詰みのイメージすらできてなかったので、終盤力がなさすぎでした。

詰まし方としては2通りありました。

1つは▲3三桂成で▲5一角です。

▲5一角△同金▲5三桂左△同銀▲同桂成△同玉▲5一龍△5二歩▲6二銀で、ソフトの評価値+99975で先手勝勢。

この手の▲5一角は捨て駒ですが、後手の5三の地点の利きを1枚減らす手でした。

△同金に▲5三桂成~▲5一龍ですが、△5二歩に▲6二銀が打ちにくいです。

先手の持ち駒が金桂歩で少ないので、ここで銀を使って大丈夫なのかと少し気になります。

▲6二銀で▲6五桂は△6四玉▲5五銀△同玉▲5二龍△6四玉▲5三龍△7四玉▲5四龍△6四桂▲7五歩△同玉▲7六歩は△同桂が王手になります。

▲6五桂は安い駒で王手をする手なので最初に浮かびやすいのですが、△6四玉で足りないようです。

▲6二銀に△5四玉なら▲5二龍と龍が活用できる形になるので、▲6二銀に△6四玉とします。

▲6二銀以下△6四玉▲7六桂△7五玉▲8六金で、ソフトの評価値+99976で先手勝勢。

この手順は△6四玉にそこで▲7六桂とします。

▲7六桂では▲5六桂もありそうですが、△7五玉▲7一龍△7三桂打▲6六金△7四玉▲7五歩△8五玉▲8一龍△8四歩▲8六歩△9四玉で詰まないようです。

▲5六桂と▲7六桂の違いは、後手玉が6筋~8筋に逃げたときに桂馬の利きが違うようで、▲7六桂の方が6四と8四の両方の地点に利いています。

▲8六金で持ち駒が歩だけなので足りるのかが気になります。

▲8六金以下△7四玉▲8五金△同玉▲8一龍△7六玉▲8六龍△6五玉▲5六銀△6四玉▲8四龍△7四桂▲7六桂△5四玉▲7四龍△6四金▲6六桂△4四玉▲4五歩まで詰みです。

この手順は▲8五金が見えるかがすべてで、▲8五金で▲7五歩なら△8三玉▲8一龍△8二歩▲9五桂△9四玉▲8五金△同玉▲8二龍△7六玉▲8六龍△6五玉▲5六銀△5四玉で詰みません。

これらはかなり難しい手なので簡単には読めませんが、少しでも読めるようにしたいです。

なお最初の局面図から▲5一角では▲3一角も詰みだったので、また別の機会に調べます。

意外と難しい詰み手順が参考になった1局でした。

桂馬を捨てて手を広げる

上図は、角換わりからの進展で△4九成銀と銀を取った局面。ソフトの評価値-64で互角。

後手が先に銀得になる展開で先手はやや失敗した形ですが、まだ互角だったようです。

ある程度の精度のある手を指せばまだいい勝負なのですが、甘い手を指すと終盤になるにつれて差が開きがちになります。

実戦は△4九成銀以下▲4五桂で以下変化手順で△4八成銀で、ソフトの評価値-2458で後手勝勢。

▲4五桂は遊んでいる桂馬を活用して5三の地点に利かす手ですが△4八成銀が△7九飛成からの詰めろで、▲5三桂成はあっても後手玉は詰まないようです。

△4八成銀以下▲8八金と粘っても△4四銀と受けに回られて、△4五銀を含みにすれば後手が勝ちそうです。

先手の▲4五桂がスピード感がなかったようで、▲4五桂では▲5三桂成がありました。

▲5三桂成に△同金なら▲5一角で、ソフトの評価値-133で互角。

この手順の▲5三桂成は勝負手気味のような手にも見えますが、かなり狙いのある手だったようです。

△5三同金には▲5一角と打つ手がありましたが、 これが意外とうるさいようです。

▲5一角に△5二玉なら▲4九金△同飛成▲4一銀△同玉▲6二角成△4二玉▲5一飛成まで詰みです。

これは4九の成銀が質駒になっているので、▲4一銀という手が生じました。

▲5一角以下△3一玉▲3三角成△4一桂▲5一馬△5二銀▲3八銀で、ソフトの評価値+44で互角。

この手順の▲3三角成は開き王手なので考えにくい受け方ですがこれがソフトの推奨手のようで、△4一桂と受ける形です。

先手の持ち駒に金駒が2枚あれば後手玉は即詰みですが、1枚しかありません。

よって▲5一馬と潜って次に▲4一馬を狙いますが△5二銀がしぶとい受けで、以下▲3八銀と手を戻していい勝負のようです。

自分の感覚からすると▲5一馬に△5二銀で先手の攻めが続かないのでどうするのかと思っていたら▲3八銀と受けに回る手で、このあたりは盤面全体をよく見ていないと浮かばないです。

最初の局面図から▲5三桂成に△同玉なら▲4五桂△4四玉▲7四飛成△6四銀▲4九金で、ソフトの評価値+31で互角。

この手順の▲5三桂成に△同玉なら▲4五桂が手順に王手になります。

後手玉が△4二玉と逃げると、▲2一飛成が次に▲5四桂の詰めろになります。

よって△4四玉と上に逃げるのですが、次の▲7四飛成が浮かびにくいです。

王手になるのですが、▲8一飛成や▲2一飛成と駒を取る手がなくなるので駒不足も気になります。

△6四銀は手厚い受けに見えますが、▲4九金が何気に詰めろになりました。

▲4九金に△同飛成なら▲5五銀△同玉▲5六歩で、ソフトの評価値+99994で先手勝勢。

▲5六歩に△4四玉なら▲6四龍△同歩▲5五銀まで詰みです。

▲5六歩に△5四玉なら▲6五角△4四玉▲6四龍△同歩▲5五銀まで詰みです。

なお△4九同飛成に▲5五銀では▲5五角としても詰みのようです。

▲5五角に△同玉なら▲5六歩△4四玉▲5五銀まで詰みです。

▲5五角に△5四玉なら▲6五銀△5五玉▲5六歩△4四玉▲6四龍△同歩▲5五銀まで詰みです。

なお▲4九金にソフトは△3五歩が推奨手なのですが、この手も見えなくくやはり終盤力が違うようです。

自分の場合は特に終盤になるにつれて手が見えていないので、このあたりも諦めがよくならないようにしたいです。

桂馬を捨てて手を広げるのが参考になった1局でした。

香車を補充して詰ましにいく

上図は、先後逆で相居飛車からの進展で▲4四銀と歩を取った局面。ソフトの評価値-3702で後手勝勢。

このような局面からどのようにまとめるかというのは棋力や人によって違いは出てくるのですが、長手数になるとミスも起こしやすくなりがちなのでできれば最短コースでまとめたいです。

ただし、最短コースも中には難しい手が混じっていることがあるので難易度が上がることもあります。

終盤が強い人は踏み込みや見極めがいいので、そのあたりの感覚を取り入れたいです。

本局で▲4四銀と出た形は後手にとっても少し嫌なところですが、冷静に対応すれば相手の手を利用することができたようです。

なお実戦は▲4四銀以下△5七歩▲同角で、ソフトの評価値-1789で後手優勢。

この手は5筋にあやをつけたつもりだったのですが、勝勢から優勢になっているので手の精度としてはかなり悪かったようです。

△5七歩などは何となく叩きたくなるところですが、読みが入ってなく叩いただけなのでいまひとつです。

最終盤は時間がないことがほとんどなので直感だけになりがちなのですが、少しでも精度のいい手を読んで納得いく形で指したいです。

△5七歩では△4四同金がありました。

△4四同金▲5三香△同飛▲同角成△5六香で、ソフトの評価値-99985で後手勝勢。

この手順の△4四同金は全く考えてなかったのですが、王手になっているのでまずは考える最初の手だったようです。

王手になっているのも気がつかず、▲5三香で後が面倒だと読みを打ち切ったのが読みが荒いです。

それが棋力なので仕方ないのかもしれませんが、そこからもう少し考えるようにしたいです。

▲5三香に△同飛▲同角成に△5六香と打つ手があったのですが、以下詰み筋だったようです。

△5六香が以下詰みと分かるかどうかは大事ですが、後手玉は▲5二歩以下の詰めろになっているので後手は緩い手は指せません。

そのような意味で後手は少しプレッシャーがかかる局面になります。

香車を取ってすぐに香車を使うという手の流れはやや浮かびにくいです。

また△5六香以下も難しい手が含まれており、簡単ではありません。

△5六香以下▲5七歩△4九銀▲6九玉△5八金で、ソフトの評価値-99989で後手勝勢。

この手順の難しいところは△5八金が見えるかどうかですが、金駒を1枚多く渡す寄せ方なので浮かびにくいです。

時間が多くあれば浮かぶかもしれませんが、短いと考えないような手の部類です。

△5八金以下▲同銀△同銀成▲同玉△6九銀で、ソフトの評価値-99993で後手勝勢。

この手順は清算して△6九銀となりますが、後手は桂馬と歩だけで詰みと分からないと△5八金は指せません。

△6九銀に▲4八玉なら△3六桂▲3八玉△2八龍▲4九玉△4八龍まで詰みです。

この手順は後手の持ち駒に桂馬があることを確認していないと指せません。

△6九銀に▲6八玉なら△5七香成▲同玉△5九龍▲6六玉△5五龍まで詰みです。

この手順は△5七香成に▲同玉とする形で、うっかり▲同角などと考えるかもしれません。

盤上に駒が並んでいたらこのようなことはありませんが、頭の中だけだと▲5七同角が浮かんでもおかしくありません。

また△5五龍で1手詰めのところを△5六龍と読んで、以下▲7五玉△6五龍▲8四玉△7四龍▲9五玉△9四龍が浮かぶ可能性もあります。

これでも詰みですが、手数が長いと読み抜けがあったり面倒だと思うと読みを断念することもあります。

また別の詰まし方で真ん中の局面図から▲5七歩に△4六桂もありました。

△4六桂▲同歩△4七銀▲同玉△4九龍▲3七玉△3六銀▲同玉△3八龍▲2六玉△3五金打▲1六玉△3六龍▲1五玉△2五龍まで詰みです。

この手順は△4七銀と△3六銀の2枚の捨て駒が難しいです。

また△3五金打と重たく攻めるのも大事で、5三に馬がいるので△3五金は▲同馬とされるので要注意です。

2つの寄せはどちらもそれなりに難しいですが、1手でも先を考える様に意識したいです。

香車を補充して詰ましにいくのが参考になった1局でした。

4枚連続の捨て駒で詰み筋

上図は、先後逆で角換わり腰掛銀からの進展で▲5五角成と銀を取った局面。ソフトの評価値-99973で後手勝勢。

この局面は後手が全くだめになったのかと思っていましたが、先手玉に即詰みがありました。

しかし実戦は詰み筋が見えず、△7九銀▲同玉△6七桂▲8八玉で、ソフトの評価値+2962で先手勝勢。

終盤で手が見えないとこのようになるという典型で、ソフトに指摘されるまでは全く分かっていませんでした。

△7九銀では△8九金がありました。

△8九金▲同玉△7七桂で、ソフトの評価値-99982で後手勝勢。

この手順の△8九金は、攻めの拠点がないところに金を捨てるので浮かびにくいです。

△8九金に▲7七玉なら△6七金▲同金△同歩成▲同玉△5八銀以下詰みです。

よって▲8九同玉としますが、△7七桂が鋭いです。

攻めるなら△7七桂しかありませんが、▲同金とさせると金を斜めにさせることで先手玉が少し弱体化します。

△7七桂に▲8八玉なら△8九飛▲7七玉△6七金▲同金△同歩成▲同玉△5八銀以下詰みです。

よって△7七桂に▲同金とします。

▲7七同金△7九金▲同玉△6八銀で、ソフトの評価値-99986で後手勝勢。

この手順の難しいところは、▲7七同金に△6九飛と打つのも魅力的に見えます。

しかし△6九飛には▲7九銀で先手玉は詰みません。

▲7九銀に△9九金なら▲8八玉で不詰みです。

また8八の地点に金駒を打って▲同玉に△9九銀の筋は攻め駒が足りません。

よって詰ましにいくなら▲7七同金に△7九金しかなさそうです。

△7九金に▲8八玉なら△8九飛▲9七玉△8八銀まで詰みです。

△7九金▲同玉と進みますが、△6八銀が鋭いです。

王手をするなら△6八銀くらいしかなさそうですが、これが意外にもぴったり詰み筋に入っているようです。

△6八銀に▲8八玉なら△7七銀成▲同玉△6七飛▲8八玉△8七飛成▲同玉△8六歩▲7七玉△6七金▲8八玉△8七歩成▲7九玉△7八とまで詰みです。

よって△6八銀には▲同玉しかなさそうです。

△6八銀以下▲同玉△5八飛で、ソフトの評価値-99990で後手勝勢。

△5八飛に▲7九玉なら△5七馬▲8九玉△5九飛成▲8八玉△7九馬▲9九玉△8九馬まで詰みです。

△5八飛に▲6九玉なら△5九馬▲7九玉△6八馬▲8八玉△7七馬▲同玉△6七金まで詰みです。

この手順の△6八馬に▲8九玉としても△5九飛成▲8八玉△7九馬▲9九玉△8九馬まで詰みです。

これらの詰み手順はなかなか実戦で見ることはなさそうですが、ソフトで検討しなければスルーされていたので自分にとって価値のある内容だったようです。

4枚連続の捨て駒で詰み筋なのが参考になった1局でした。

最終盤で張り付いて寄せる

上図は、後手雁木に先手左美濃からの進展で△7六歩と歩を打った局面。ソフトの評価値+3999で先手勝勢。

△7六歩は次に△7七歩成が狙いですが、先手玉に詰めろはかかっていません。

この瞬間を活かして後手玉を寄せ切りたいところです。

実戦は▲5三桂成△同金▲2一歩成△4二玉▲5一角で、ソフトの評価値+99987で先手勝勢、

この手順は▲5三桂成に△同金としたため▲2一歩成~▲5一角で後手玉が詰み筋に入りました。

▲5一角に△同玉なら▲6二銀△4二玉▲5三銀成△同玉▲4五桂という筋で、手数はかかりますが詰みです。

しかし▲5三桂成はソフトの推奨手ではありませんでした。

▲5三桂成には後手は△2二玉で、ソフトの評価値+2007で先手優勢。

この手順は▲5三桂成には△2二玉が粘りにでた手で、これでも▲4一銀が▲3二銀成からの詰めろで先手勝勢のようです。

ただし、大きく形勢に影響がなくてもできれば最終盤も精度のいい手を指したいです。

▲5三桂成では▲2一歩成がありました。

▲2一歩成△4二玉▲4一角で、ソフトの評価値+3168で先手勝勢。

この手順は▲2一歩成~▲4一角と張り付く手で、▲4一角がいつでも▲3二角成や▲5二角成とする筋があります。

また4五に桂馬がいるのでいいタイミングで▲5三桂成を決め手に使いたいところです。

なお▲4一角は何気に詰めろになっています。

▲4一角に△8九龍なら▲3二角成で、ソフトの評価値+99995で先手勝勢。

▲3二角成に△同銀なら▲3一角で△5一玉なら▲6一金まで詰みです。

▲3一角に△4三玉なら▲3四金まで詰みです。

▲3二角成に△同玉なら▲2三角で、△同玉なら▲2二金まで詰みです。

▲2三角に△4二玉なら▲4一角成まで詰みです。

この▲2三角というのも直ぐに見えるようになりたいのですが、このような手もなかなか見えていないのが現状のようです。

後手陣は金駒が多いのですが、急所を攻めるとあまり受けに機能していないようです。

▲4一角に△3一歩なら▲5二角成で、ソフトの評価値+99984で先手勝勢。

▲5二角成に△同玉なら▲6一角で、△6三玉なら▲7三金まで詰みです。

▲6一角に△5一玉なら▲4一金まで詰みです。

よって▲5二角成に△同銀としますが▲5三桂成で、ソフトの評価値+99984で先手勝勢。

▲5三桂成に△同玉なら▲6二角△4二玉▲5一銀△3三玉▲3四金まで詰みです。

よって▲5三桂成に△同銀としますが▲4一金で、ソフトの評価値+99992で先手勝勢。

この手順の▲5三桂成に△同銀は▲4一金という打ちにくい手がありました。

▲4一金は下から金を打つ手なので、金の使い方としては効率が悪く浮かびにくいです。

▲4一金に△3三玉なら▲3四銀△4四玉▲4五銀上△3五玉▲3六飛まで詰みです。

▲4一金に△5二玉なら▲6一銀△で、△6三玉なら▲5二角まで詰みです。

▲6一銀に△4三玉なら▲5二角△4四玉▲3四角成まで詰みです。

なお▲4一角に△3一歩の局面は▲5二角成でなく▲3二角成や▲3四桂でも以下詰みのようですが、最短手数は▲5二角成だったのでこれを書きました。

また最後の局面図の▲4一金では▲4三歩以下も詰みのようですが、最短手数は▲4一金だったのでこれを書きました。

手数が長い寄せは途中で駒を取る手などがあるのと、1通りではないことも多いため読みがまとまらないことも多いです。

最短手数も大事ですが、自分にとってどの手順が詰ましやすいかというのも色々調べると面白いようです。

最終盤で張り付いて寄せるのが参考になった1局でした。

盤面全体を見て考える

上図は、先後逆で相居飛車から▲4五桂と打った局面。ソフトの評価値+717で先手有利。

△5六角と龍取りに角を打った手に▲4五桂と打ち返してきました。

このような局面で手が見えないと致命的で実戦は△5一角▲3三歩で、ソフトの評価値+1532で先手優勢。

この手順は反射的に△5一角としましたが▲3三歩と打たれてほぼ終了形です。

いくら終盤で手が見えなくなると言っても、さすがにこの展開はまずいです。

▲4五角にあきらめモードだったですが、▲4五桂にも悪いなりに粘る手はあったようです。

△5一角では△7三金がありました。

△7三金に▲3三桂成なら△3四角▲同成桂△2九飛▲6九銀△8四桂▲3三歩△4二金で、ソフトの評価値+318で先手有利。

この手順は△7三金として9二の飛車を受けに使う手です。

自分は3筋と4筋ばかりの受けを考えていて、右側が全く見ていませんでした。

後から盤面全体を見ないといけないと思っても、余裕がないとできていないようです。

▲3三桂成△3四角▲同成桂は部分的に飛車と角金の交換で後手が駒損ですが、△2九飛と打つ手がありました。

2筋の受けにも利く飛車ですが、先手は5筋と6筋に歩を使っての合駒ができないため▲6九銀と打つ形です。

▲6九銀と打つと後手玉も少しだけ安全になるので△8四桂と攻め合いでどうかという形です。

以下▲3三歩に△4二金と耐えてまだ後手も頑張れそうです。

△7三金に▲3三龍なら△同金▲同桂成△2九飛▲3九歩△同飛成▲6九銀△4七角成で、ソフトの評価値+528で先手有利。

この手順は▲3三龍と踏み込む手で、以下△同金▲同桂成でこれも飛車と角金の交換で後手が駒損です。

後手玉は危ないのですが9二に飛車がいるので▲3三同桂成は詰めろになっていません。

以下△2九飛に▲3九歩の中合は細かい手筋で、△同飛成とさせることで2筋の受けをなくします。

また△3九同飛成とさせると将来▲1七角のような手が生じる可能性もでてきます。

△3九同飛成に▲6九銀の合駒ですが、△4七角成が詰めろになります。

△4七角成には▲5九金と打てば後手玉は薄く先手がよさそうですが、先手も攻めの戦力が減るのでまだ大変なようです。

このような展開も最初の局面図からすると後手は粘っている形です。

本局の失敗はあきらめが早すぎるのと盤面全体を見ていないのが原因ですが、今後は少しでもこれを意識して指したいです。

盤面全体を見て考えるのが参考になった1局でした。

最終盤で少しでも可能性のある手を選ぶ

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲4四香と打った局面。ソフトの評価値+503で先手有利。

対局中は▲4四香が見えてなかったのですが、この手は詰めろだったようです。

実戦は△5九角で、ソフトの評価値+99986で先手勝勢。

△5九角は失着ですが以下▲1二香成△同玉▲1三歩△同桂▲同桂成△同玉▲2五桂△2二玉▲1三銀△3一玉▲4一金△2一玉▲1二銀打まで詰みでした。

この手順は数手前に▲4四香と打ったことで▲4一金と打てる形になっていました。

詰めろを受けるだけだったら△2四角と打って1三の地点を補強する手はあったようですが、ソフトの評価値+1173で先手優勢。

△2四角は受け一方の手なので実戦ではあまり指す気が起きませんが、手数を伸ばすならこのような手になっていたようです。

ただし、攻め味が全くなくミス待ちみたいな形なのでやや他力みたいなところはあります。

最初の局面は少しの差で先手有利になっているようですが、自分のソフトでよくある最終盤になると1手で評価値が大きく入れ替わるようで、見た目以上に先手有利だった可能性が高いです。

では△5九角では△3七角がありました。

△3七角に▲1八玉なら△2六角成で、ソフトの評価値-1355で後手優勢。

この手順は△3七角と直接打つ手ですが、実戦の△5九角よりはるかにいいです。

△5九角は以下即詰みだったので論外ですが、△3七角の王手にはは相手も間違う手を選択する可能性があります。

△3七角に▲2九玉や▲3九玉なら△3八飛成~△2八金の筋で詰みです。

△3七角に▲1八玉に即詰みはありませんが、△2六角成がありました。

△2六角成に▲同銀なら△3八飛成▲1七玉△2六金▲同玉△3六金▲1五玉△2四銀▲1六玉△2七龍まで詰みです。

また△2六角成に▲1二香成~▲1三歩の筋はありますが、△2六馬の形なので上部が手厚く後手玉に即詰みはありません、

△2六角成の瞬間は先手玉に詰めろはかかっていませんが、後手玉に即詰みもなく次に△2五馬と桂馬を取る手があるので逆転していたようです。

△3七角に▲1七玉△2四歩▲3七金△同金▲3三銀で、ソフトの評価値+99976で先手勝勢。

この手順は△3七角に▲1七玉でこれ以上攻めの手が続かないので△2四歩と受けに回りましたが、▲3七金~▲3三銀がありました。

▲3三銀は浮かびにくい手で、3三の地点は後手は2一の桂と3二の金ご2二の玉の計3枚の受けに対して、先手は2五の桂馬と3三の銀の計2枚なので数の上では攻めが足りていません。

そのため浮かびにくいのですが、1四の香車と4四の香車がいるので詰み筋に入ったようです。

▲3三銀に△同桂なら▲1二香成△同玉▲1三銀△2三玉▲1二角△1四玉▲1五歩△同玉▲1六銀△1四玉▲1五銀打まで詰みです。

この手順は△3三同桂には▲1二香成と薄くなった1筋から攻めるのが効果的です。

▲3三銀に△同金なら▲同桂成で、ソフトの評価値-99974で後手勝勢。

▲3三同桂成に△同玉なら▲4三金で、△2二玉なら▲3三銀△同桂▲3二金△同飛▲同金△同玉▲4二飛△2三玉▲1二飛成まで詰みです。

この手順の▲4三金に△2三玉なら▲4一角△3二銀▲2二金△同玉▲3二角成△同飛▲同金△同玉▲4二飛△2三玉▲3二銀△1四玉▲2三銀打△1三玉▲1四銀打まで詰みです。

▲3三同桂成に△同桂なら▲1三銀△同歩▲同香成△同玉▲1四歩△同玉▲1五歩△同玉▲1六銀△1四玉▲1五歩△2三玉▲1四角△2二玉▲3二金△同飛▲同角成△同玉▲4二飛△2三玉▲1四銀まで詰みです。

結局最初の局面図は後手が悪いみたいですが、少しでも可能性のある手を選択すべきだったようです。

最終盤で少しでも可能性のある手を選ぶのが参考になった1局でした。

受けに回って駒をもらって詰ます

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲3九銀と打った変化手順の局面。ソフトの評価値-2317で後手勝勢。

▲3九銀は△3七角からの詰めろ逃れの手ですが、この局面は後手勝勢だったようです。

ただし後手からの寄せが見えないと▲1三香成からの手が間に合ってきますので後手は厳しく攻めることになります。

▲3九銀には△3七角と打つことになりますが、以前▲1八玉とした変化を調べました。https://shogiamateur.com/?p=74724&preview=true

今回は△3七角に▲2九玉とする変化を調べます。

▲3九銀以下△3七角▲2九玉△1七歩成▲2八香で、ソフトの評価値-1704で後手優勢。

この手順が浮かびにくいのは2つ理由があります。

1つは△3七角に▲2九玉とすると△1七歩成とと金ができて、さらにその手が△3八飛成以下の詰めろになります。

玉の近くにと金ができる形は避けたいので浮かびにくいです。

もう1つは△3八飛成以下の詰めろを受けるために▲2八香と打ったのですが、これは将来と金で取られる形で駒損になる受け方です。

この2つが重なることで考えにくい手順になります。

▲2八香は駒取りの受け方ではありませんが、この局面で先手玉に寄せがあるかが気になります。

うまく攻めたら先手玉が寄りそうな気もするので、これが実戦だったらかなり迷います。

後手が厳しく攻めるなら△3八飛成や△2八とや△2七とがあります。

▲2八香に△3八飛成なら▲同玉△2八と▲同銀△同角成▲同玉△3七金▲1七玉△2八銀▲1六玉△2七金▲4四角で、ソフトの評価値+99972で先手勝勢。

この手順は後手は大駒を捨ててから攻め立てる手ですが即詰みはないようで、▲4四角とした形は詰み筋に入ったようで先手勝勢です。

後手は寄せを目指しましたが少し足らないようで、駒を渡しすぎると反動がきついです。

▲2八香に△2八となら▲同銀△同角成▲同金△3七銀▲3九銀△2八銀成▲同銀△3七金▲3九金で、ソフトの評価値-702で後手有利。

この手順は△2八とから成算する手で、△3七銀と攻めた形はぎりぎりのようで千日手の含みもありはっきりしません。

▲2八香に△2七となら▲同金△4八銀▲3八金△3九銀成▲同金△4八銀で、ソフトの評価値-1796で後手優勢。

この手順は△2七とで銀を補充する手で、金駒を入手すると攻め方の幅が広がります。

△4八銀と打った手が△3九銀成からの詰めろで▲3八金と受けますが、△3九銀成~△4八銀が△3九銀成からの詰めろでこの攻め方は有力だったようです。

▲2八香に攻める手でなく受ける手としては△2二玉は有力だったようです。

▲2八香以下△2二玉で、ソフトの評価値-1681で後手優勢。

この手の△2二玉は1三の地点を玉で受ける形で顔面受けのような手です。

相手の攻め駒に近づく受け方なので攻めのあたりは強くなりますが、玉が広い方に逃げる形になると簡単にはつかまらないようです。

やむを得ず指すという感覚か、受けても大丈夫という感覚で指すかなど色々な気持ちはありますが、攻めるとやや危険と判断すれば△2二玉に目がいくようです。

△2二玉に▲1三香成なら△同桂▲同桂成△同玉▲2五桂△2二玉▲4一銀△3八飛成▲同銀△2八と▲同銀△同角成▲同玉△3七金▲1八玉△1七香▲同玉△2八銀▲1六玉△1四香▲1五歩△2四桂まで詰みです。

この手順は先手が▲1三香成から攻めてきたのですが、まだ後手玉に寄り筋はないようで駒を少し渡すと△3八飛成から詰みのようです。

最後の詰まし方の△1四香~△2四桂は見えづらいのですが、2五に桂馬がいる場合にたまにでるようです。

受けに回って駒をもらって詰ますのが参考になった1局でした。

歩を垂らして詰めろをかける

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲1五香と歩を取った局面。ソフトの評価値-1642で後手優勢。

▲1五香は詰めろではありませんが、次に▲1三香成で詰めろがかかります。

評価値はだいぶ後手に傾いていますが、対局時は大変な局面かと思っていました。

最終盤の指し手の精度は特に大切で、序盤と中盤で形勢を有利に進めても終盤でおかしな手を指すと簡単に形勢が接近します。

自分はこのパターンがかなり多く、勝ち将棋をものにできない傾向が強いです。

実戦は▲1五香△1二歩▲1四歩△同銀▲同香で、ソフトの評価値+101で互角。

この手順の△1二歩は将来▲1二歩を消した手で手堅いと思っていましたが、これがあまりよくなかったようです。

さらに▲1四歩に△同銀としたのも意味不明で、まだ△2四銀と逃げるべきでした。

終盤で甘い手とおかしな手を指すと評価値が大きく下がるという典型的なパターンです。

△1二歩では△1六歩がありました。ソフトの評価値-1323で後手優勢。

この△1六歩は何気に先手玉に△3七角以下の詰めろがかかっています。

指摘をされればなるほどという手ですが、実戦で見つけるのは意外と難しいです。

1筋に歩を打つと今度は将来1筋に歩を使って受けることができないと歩切れになるので成算がないと指せないです。

△1六歩に▲同銀なら△3七角▲2七玉△3八飛成▲同玉△2八金まで詰みです。

△1六歩の瞬間は後手玉に即詰みはないので先手は自玉を受けることになります。

△1六歩▲3九銀△3七角▲1八玉△3八飛成▲同銀引△2六角成で、ソフトの評価値-1933で後手勝勢。

この手順の▲3九銀は詰めろ逃れの手ですが、それでも△3七角がありました。

△3七角に玉の逃げ方は2通りですが、▲1八玉には△3八飛成~△2六角成がありました。

飛車を切って△2六角成が次に△1七歩成以下の詰めろになっています。

また馬ができることで後手の上部が手厚い形になり、後手玉が安全になります。

終盤は駒の損得より速度が大切で本局の変化手順は部分的に飛車と金の交換ですが、馬ができて詰めろがかかって上部が手厚くなり後手にとっては負けにくい形になったようです。

△2六角成に▲1三香不成なら△同桂▲1二歩△同玉▲1三桂成△同玉▲1四歩△2四玉で、ソフトの評価値-7821で後手勝勢。

この手順は先手が王手ラッシュで攻めてきましたが、△2四玉の形は後手玉に寄り筋はなさそうです。

△2六角成に▲2八銀打なら△1五馬▲2九玉△2五馬で、ソフトの評価値-2796で後手勝勢。

この手順の▲2八銀打は詰めろ逃れですが△1五馬が次に△1七香以下の詰めろで、▲2九玉には△2五馬と桂馬をとって後手玉が安全になります。

△3七角にソフトは▲2九玉を示していましたが、それはまた別の機会に調べます。

歩を垂らして詰めろをかけるのが参考になった1局でした。