うっかりしやすい△5五銀

上図は、後手角交換四間飛車からの進展で、先手が穴熊の中盤戦で後手が△1四歩とした局面。ソフトの評価値+63で互角。

何気ない局面ですが、ここから2手で先手の模様が悪くなりました。

本譜は以下▲5六銀△5五銀で、ソフトの評価値-87で互角。

先手は動かす駒が難しいとはいえ、▲5六銀は形とばかり出たのですが、このタイミングでの△5五銀をうっかりしていました。

ほっといたら△4六銀があるので▲5五同銀ですが△同歩に次に△6九銀があり、それを受ける次の1手が難しいです。

△5五同歩に▲8八金は△4九角で、ソフトの評価値+67で互角。

互角とありますが、この展開はおそらく△4九角を打たれたら悪いと思って、▲8八金とは指さないです。

▲4七銀と引く手はありますが、▲5六銀と出たばかりなのに▲4七銀は全く浮かびませんでした。

▲4七銀と引いて次に▲5六歩と突いても、△6四銀と引くか場合によって△6六銀があります。

△6六銀は▲同銀なら△3九角▲4八飛△同角成▲同金△2九飛のような筋です。

ただしこの場合は、△3九角に▲7五角が4二金に当たるので成立しません。

本譜は以下、▲6八金右△4七角で、ソフトの評価値-222で互角。

この展開もどちらかと言えば先手不本意な感じです。

▲5六銀では▲2五歩△8四歩▲2九飛△7四歩▲5六角があったようです。ソフトの評価値+46で互角。

▲5六角はこの形でたまに出る筋で、▲3四角と▲7四角を見ています。

ただし、▲7四角は角が狭いので、▲3四角が本命です。

▲6七角から▲3四角を狙うのも同じ筋です。

▲5六角以下、△5五銀▲3四角△7三桂▲8八銀で、ソフトの評価値+82で互角。

△8五桂を先に受ける▲8八銀でいい勝負のようです。

うっかりしやすい△5五銀は気を付けた方がいいと分かった1局でした。

狙いをもって指す

上図は、後手が角交換四間飛車からの進展で、後手が△3三桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+41で互角。

先手は▲7七銀から▲7八金と矢倉の構えとしました。銀冠にする手順もあるのですが手数がかかるので、玉の守りは弱いですが矢倉の方を採用するのが多いです。

本譜は以下、▲9八香△2一飛▲9九玉△4二金で、ソフトの評価値+12で互角。

先手は9筋の位を取られているので、矢倉から欲張って穴熊にしましたが、あまり左側に駒が偏ると後手から角を打たれる筋が生じるので一長一短です。

この展開は、先手がどこかで仕掛けることが出来ればいいですが、後手の駒はバランスよく配置されているので、簡単ではなさそうです。

▲9八香では▲6七角があったようです。ソフトの評価値+128で互角。

この▲6七角は次に▲3四角と歩を取る狙いでよく出る筋なのですが、対局中は全く浮かびませんでした。

手は知っているのだけど、実戦で浮かばず、後からこの手があったんだという感じです。

形だけで指して、狙いを持って指していないと言えるかもしれません。

▲3四角と歩を取ったからと言って、先手優勢ということはないのですが、方針を持って指すのは大きいと思います。

▲6七角以下、△2一飛▲3四角△3二金▲6七角△2四歩▲2九飛で、ソフトの評価値+196で互角。

先手はここから2通りの狙いがあって、1つは1筋の歩を伸ばして歩を突き捨てて、角のラインを利用して▲1二歩から後手の香車を狙う筋。

もう一つは、▲3五歩と伸ばして△同銀なら、▲3四歩と桂馬の頭を狙う筋。

▲3五歩と伸ばして同銀に▲3四歩と狙う筋は、後手にも△3六歩と先手の桂馬の頭を狙ってと金と作る展開も考えられるので、先手は飛車の位置が▲2九飛だとと金に当たらないです。

この展開は、先手にとっても怖いところです。

狙いをもって指す▲6七角が参考になった1局でした。

角交換して△3三桂

上図は、先後逆で横歩取り青野流から後手が△2六歩と垂らした手に対して▲3八金と受けて、△7四飛と飛車交換を目指した手に▲3五飛と避けた局面。ソフトの評価値+24で互角。

ここは手が広くて迷いましたが、本譜は全く良くなかったです。

本譜は以下、△7七角成▲同桂△4四角▲8五飛△8四歩▲8七飛で、ソフトの評価値+389で先手有利。

部分的に▲8七飛と変な形になるのですが、△7七角成を防げば先手有利です。

△7七角成として▲7七同金なら△9五桂で指せるのですが、▲7七同飛で手になりません。

ここから後手駒組みにしても角を盤上に使って、△8四歩もいい形ではないので、後手面白くありません。

後、△2七歩成を受ける先手の▲3八金もあまりいい形ではないのですが、意外と後手から手がないと、持ち歩の数で先手が多いので、手が広い感じです。

後手の△7七角成では、△8四飛▲8八銀△7七角成▲同桂△3三桂があったようです。ソフトの評価値+46で互角。

△3三桂は先手の飛車の直通を避けるのと、将来的に△4五桂と使う筋です。

また先手が▲2五飛と戻る筋を防いでいます。

ここで▲6六角なら△3四歩です、以下▲6五飛△8六飛。

△8六飛は何気ない手ですが、▲3七桂だと△8九角で、ソフトの評価値-358で後手有利。

△8六飛に▲8七銀だと、△6六飛▲同飛△2七歩成▲同金△5五角▲8六飛△1九角成▲8一飛成△2九馬で、ソフトの評価値ー421で後手有利。

△6六飛に▲同歩だと、△7四歩▲3七桂△8六歩▲同銀△7六角。

飛車と角の交換で後手少し損も、2枚の角を持っていると意外と手がありそうです。

また△2六歩と垂らしているので、▲3七桂と跳ねた形には△2七角という手もありそうです。

このあたりの感覚は、横歩取り特有の感じみたいです。

横歩取りで角交換して△3三桂と跳ねるのが参考になった1局でした。

手の流れをゆっくりする

上図は、先手の筋違い角戦法からの進展で、先手が▲7五歩と突いた局面。ソフトの評価値-434で後手有利。

対局中は後手有利という感覚は全くなく、先手は飛車と角だけとはいえ結構うるさい攻めだと思っていました。

筋違い角を指す人は少ないですが、角道がお互いに通ればその戦型にするのは可能で、力戦型になりやすく筋違い角を使う側の土俵で戦うことになります。

先手の攻めをいなせるかどうがかポイントになります。

本譜は以下、△6五歩▲同角△7五歩▲8四歩△同歩▲8三歩△6二飛▲8四飛△5四銀▲8二歩成で、ソフトの評価値+8で互角。

評価値は互角となっていますが、実戦的には先手がと金を作って飛車が成れそうな展開なので、後手不満です。

先手玉は居玉ですが、低い構えで王手飛車の筋もまだなさそうなので、気持ち的には後手面白くない展開です。

このあたりの指し手は、先手の勢いに押された感じがします。

△6五歩では△5五銀▲7四角△6七角の方が良かったようです。ソフトの評価値-654で後手有利。

△5五銀は見えていたのですが、▲7四角に△同銀▲同歩が次に▲7三歩成△同桂▲7四歩がうるさい攻めだと思い、指せなかったです。

ただ角を取らずに△6七角は全く見えてなかったです

△6七角の狙いは、△4五角成や△3四角成で後手陣が手厚くなります。

▲4八玉△4五角成▲3八銀△7四銀▲同歩△6三馬▲7五銀△2八角で、ソフトの評価値-998で後手優勢。

将棋としては、▲8四歩△同歩▲8三歩△9二飛▲8四飛△7二馬などで難しいところはありますが、馬が手厚い展開で本譜よりはるかに良かったです。

手の流れをゆっくりする△6七角が参考になった1局でした。

玉の逃げ道を塞ぐ

上図は横歩取り△4五角戦法からの終盤戦で、後手が△7一同金と桂馬を取った局面。ソフトの評価値+3636で先手勝勢。

先手が角得で手番も握っているのでだいぶいいですが、ここからの寄せ方が良くなかったです。

本譜は▲6三歩△7二玉▲8四桂△8二玉と進んだのですが、△8二玉で△8三玉ならまだ結構大変でした。ソフトの評価値+1261で先手優勢。

▲6三歩から▲8四桂の手順は、王手は追う手で△8三玉と逃げた形は、寄せがありそうでなさそうな形で、強引に寄せにいくとすっぽ抜けそうな感じがします。

厳密に言えばここから、▲7二銀△同金▲同桂成△同玉▲3二龍△同銀▲6二金△8二玉▲8三歩△同玉▲8五香△8四歩▲同香△同玉▲6六馬以下詰みなのですが、この手順が実際の切れ負け将棋の対局で読めるかどうかはあやしいです。

勝勢の局面であせって際どい寄せをする必要はありませんでした。

▲6三歩では▲7五桂の方が良かったようです。ソフトの評価値+3518で先手勝勢。

▲7五桂は後手玉の逃げ道を塞ぐ手であり、▲3二龍△同銀▲6三銀△5一玉▲5二金の詰めろです。

▲7五桂に△5一桂なら、▲6三歩で△6三同桂なら▲同桂成△同玉▲7五桂△7四玉▲8三銀△8四玉▲8五歩△同玉▲8六香△9五玉▲3二龍△同銀▲9六金まで。

△5一桂▲6三歩に△5二玉だと、▲3五香が▲3二龍△同銀▲6二金から清算して▲6三歩から▲7五桂以下の詰めろです。この筋は少し難しく気が付きにくいですが、先手の▲7七角と▲6七馬が2筋と3筋と9筋の遠くまで睨んでします。

▲3五香以下△7四歩なら、▲4一銀△同玉▲3二香成△5二玉▲3一龍△7五歩▲4二龍△6三玉▲7四銀△同玉▲7五歩△同玉▲8五金△6五玉▲6六馬まで。

手順は少し長いですが、先手玉はまだ安全で1本道で筋に入っています。

玉の逃げ道を塞ぐ▲7五桂からの寄せ方が、参考になった1局でした。

駒得に目がくらむ

上図は、横歩取り△4五角戦法の終盤戦で先手が▲6四歩と突いた手に△同歩と取った局面。ソフトの評価値+2734で先手勝勢。

先手の角桂と金の交換で駒得して、先手を握っているのでだいぶ先手がいいですが、ここからの指し手はあまり良くなかったです。

本譜は以下、▲6三桂△6二玉▲7一桂成で、ソフトの評価値+1503で先手優勢。

▲6三桂の両取りでさらに先手が銀と桂の交換で駒得になったのですが、後手が△7一同玉とすると結構懐の深い玉です。

先手は桂馬を渡したので、△5五桂とか△6五桂がうるさい攻めで、それを受けるのでは手の流れが少しおかしいです。

後手玉が安全になって、桂馬を渡したので先手の玉の反動がきつくなったのではまずいです。

先手優勢とはいっても、気持ちを切り替えて戦うのは結構大変です。

▲6三桂では▲3四香の方が良かったようです。ソフトの評価値+2765で先手勝勢。

▲3四香に△7八となら、▲3二香成△7七と▲3一龍△6二玉▲6三金△同玉▲6一龍以下詰み。

この展開は、数手前に▲6四歩と突いたので▲6三金と打ち込めるようになっています。

▲3四香に△4一金なら、▲4二歩△同金上▲3二香成△同金▲2二角成△同金▲3一龍で、ソフトの評価値+3582で先手勝勢。

単純に▲3二香成とすると△同銀で龍のあたりになるので、それを避けて▲4二歩を入れています。

△同金上に▲3二香成で△同銀は、玉が取られるので取れません。

これは何気にうまい手だと思います。

また▲2二角成△同金▲3一龍も、この戦型ではよく出てくる筋です。

後手陣を攻めるときは、先手玉の反動も気をつけて攻めた方がいいと分かった1局でした。

大駒を取る前の叩きの歩

上図は、後手角換り四間飛車で後手が△1三角から△3五歩▲同歩△同角▲3六歩に△4六歩と突いた局面。ソフトの評価値+417で先手有利。

後手が持ち時間の1/4位考えたので、△6二角と引かずに△4六歩かなと思っていましたが、その展開になりました。

切れ負け将棋で、長考してほとんど考えなかった手を指すのは、後の展開に活きればいいですが、△6二角と△4六歩では後の進行が全く別の将棋になるので△4六歩だという感じです。

評価値は先手有利とありますが、対局時は互角だと思っていました。

むしろ後手だけに捌かれる展開なので、少しやっかいだという感じです。

本譜は以下、▲4六同歩△同角▲同銀△同飛▲2四歩△同歩▲3二角△4九飛成▲2一角成△9五歩で、ソフトの評価値-177で互角。

この展開は、角桂と銀の交換で先手駒得も後手だけ飛車が成って△9五歩と嫌なところに手を作っているので、互角とはいえ後手の方が気持ちよく指している感じがします。

以下▲7九桂△9六歩▲同香の展開ならまだまだの展開だったのですが、▲1一馬としたため、△9六歩▲6九香△1九龍▲2九歩△9二香打で、ソフトの評価値-704で後手有利となりました。

▲4六同銀と角を取る手では、▲4三歩があったようです。ソフトの評価値+458で先手有利。

▲4三歩は全く見えませんでした。

△4三同飛なら▲4八飛△4五歩▲同桂△3七角成▲3三桂成△4八飛成▲同銀△同馬▲6一銀で、ソフトの評価値+573で先手有利。

△3七角成なら▲4二歩成△2八馬▲4一角△4二銀▲2二飛△4九飛▲5二角成で、ソフトの評価値+150で互角。

△3七角成で実戦的にはまだ大変ですが、先手は飛車が捌けた展開なので、本譜より面白い感じがします。

大駒を取る前の叩きの▲4三歩が参考になった1局でした。

攻めを見切って攻め合い

上図は、横歩取り△4五角戦法から、先手が▲7九金に後手が△9九飛成とした局面。ソフトの評価値+1046で先手優勢。

先手優勢となっていますが、後手は△9九龍や△9八とや△4四香や△5四香が急所に効いており、持ち駒に桂馬があるので全く油断できません。

対局時も評価値ほどの優勢とは思っていませんでした。

本譜はここで、角打てば後手の龍が死ぬと思ってほとんどノータイムで▲7七角と打ったのですが、思ったほど良くなかったようです。

実戦は▲7七角△5五桂▲5八銀で、ソフトの評価値+750で先手有利と進みましたが、△5五桂では△8八とがあったようです。ソフトの評価値+676で先手有利。

△8八とは全く見えていませんでした。

▲7七角は後手の龍を取るつもりで打った手なので、△8八とに▲同金とは取れないので、▲8八同角です。

▲8八同角△同龍▲同金△5五角で、ソフトの評価値+884で先手優勢。

△5五角の両取りでも先手優勢になっていますが、このような派手な展開を避けるつもりで▲7七角を打ったので、実戦でこの後冷静に対応できたかはあやしいです。

▲7七角では▲2一飛成があったようです。

▲2一飛成△8八と▲2三桂で、ソフトの評価値+1143で先手優勢。

このタイミングで攻め合いに行くのは、見えてなかったです。

▲2三桂に△7九となら、▲3一桂成△同金▲同龍△6二玉▲5二銀。

▲5二銀に△同金なら、▲6一金△7二玉▲7一金△8三玉▲6一角△7四玉▲7五銀△6五玉▲6六歩△5五玉▲3五龍△4五香▲5六歩△同玉▲5七馬△5五玉▲4六馬まで。

▲5二銀に△同玉なら、▲4一角△6二玉▲6三角成△同玉▲6一龍△6二桂▲6四金△同玉▲8六馬△7四玉▲7五馬△8三玉▲8四歩△9四玉▲8五金まで。

横歩取りによく出るのが▲5二銀で、駒がたくさんあれば詰みの筋が多いです。

手順は長いですが、勝ち方の1つして参考になった1局でした。

玉を深く囲う

上図は、先後逆で先手3間飛車後手居飛車の対抗形で、お互いに高美濃囲いの持久戦。先手が▲5五歩とした局面。ソフトの評価値-21で互角。

△5五同歩とすると▲5五同角で、飛車とりが受けにくい形となります。

また、後手玉が△3一玉で先手が▲2八玉なので、後手玉が少し薄いです。

本譜は以下、△7三角▲7五歩△同歩▲5四歩△同銀▲7四歩△8四角▲6六角で、ソフトの評価値-155で互角。

先手が3間飛車の形を活かして、▲7五歩から▲7四歩に▲6六角と軽く捌く形です。

先手は、次に▲7五角から角交換して▲7三歩成を狙っています。

ここまでは、後手の指し手はそんなにおかしくはなかったのですが、ここからの指し手がおかしかったです。

本譜は以下、△5二飛▲7五角△同角▲同飛で、ソフトの評価値+320で先手有利。

△5二飛が重たい手で、先手が▲7五角から角交換して飛車を捌かれて、だいぶ悪くなりました。

△5二飛と回っても△5四銀がいるため、あまり活用できません。

△5二飛では△2二玉の方が良かったようです。ソフトの評価値-180で互角。

△3一玉の形では先手が攻めてきたときに反動がきついので、まずは△2二玉と深く囲うべきでした。

△2二玉に▲7五角なら△8六歩で、▲8六同歩なら△7五角▲同飛△8六飛車で、ソフトの評価値-579で後手有利。

△8六歩に▲8六同角なら、△3五歩▲5八飛△3六歩▲同金△3四歩で、ソフトの評価値-346で後手有利。

△8六歩に▲8四角なら、△8四同飛▲7三歩成△8七歩成▲7五飛△6七角で、ソフトの評価値-256で互角。

まだまだ難しいところはありますが、本譜より明らかに良かったです。

玉は深く囲うのと、飛車先は軽くというのが大事と分かった1局でした。

後手の棒銀をいなす

上図は、角換りで後手が棒銀から△9五歩▲同歩△同銀▲同香△同香とした局面。ソフトの評価値+348で先手有利。

先手の銀と香車の交換で少し駒得で、先手が居玉も将来的に右玉にする構えでもあるので、後手の攻めをいなせるかどうかがポイントになります。

後手は玉を金銀3枚で囲っておりしっかりしているので、細かい攻めが続けば有利になります。

本譜は以下、▲4八玉△9八香成▲2九飛△8六歩▲同歩△8八歩▲同銀△同成香▲同金△2六香▲同飛△4四角で、ソフトの評価値+617で先手有利。

本譜の手順は、一目後手の技にかかった感じですが、以下▲2九飛△8八角成▲8五香△9二飛▲9七歩で、ソフトの評価値+634で先手有利。

▲8五香に後手に歩があれば、△8四歩ですが歩切れなのが運が良かったです。

先手の香車と金の交換で少し駒損ですが、後手歩切れで後手は取れる駒が少ないので、少し評価値が下がっていると思います。

先手は▲8一香成や▲4五桂などが楽しみです。

以下△8九馬に▲同飛なら△9七飛成ですが、▲9六香で先手有利です。

本局は、右玉にして飛車を1段目に引いてから後手の攻めをいなす展開にしたのですが、最初に戻って▲9七歩もあったようです。

▲9七歩△9八歩▲8八銀△9九歩成▲同銀△2六香▲同飛△4四角▲2九飛△9九角成▲4八玉で、ソフトの評価値+856で先手優勢。

ただ後の検討で分かったのですが、▲9四角という手もあったようです。ソフトの評価値+377で先手有利。

この形での▲9四角は初めて見ました。

▲9四角に△9三歩なら、▲6一角成△9八香成▲2九飛△8九成香▲4八玉で、ソフトの評価値+852で先手優勢。

▲9四角に△5一金なら、▲8三銀△5二飛▲7二銀不成△9八香成▲6八玉△8九成香▲2九飛で、ソフトの評価値+440で先手有利。

ただどの展開も▲2九飛として、玉を右か左に移動するのが急所だと分かった1局でした。