中盤で玉の早逃げ

上図は、先後逆で相振り飛車の戦い。先手は金無双に後手は穴熊で、先手が端攻めから▲9八香打とした局面。ソフトの評価値-28で互角。

実戦は、ここから△2六歩と攻め合いに行ったのですが、うまくいかず、いなされた感じでした。

△2六歩は、別に悪い手ではないようですが、私の場合は、一旦攻めに出ると、それから受けに回るというのが、気持ち的にしづらいのか、間違いが起きやすい感じがします。

△2六歩では、受けに回る△8二玉があったようです。ソフトの評価値-28で互角。

△8二玉は、端攻めからの早逃げです。先手から▲9四香から攻められても、玉の危険度は、△9一玉とそんなに変わらないのかと思って、△8二玉は上がらなかったのですが、そうでもなかったようです。

以下、△8二玉▲9四香△同銀▲同香△5四桂▲5五角△9三歩で、ソフトの評価値-111で互角。

この局面は、先手からも▲9三香成や▲7五歩など、いやな手はあるのですが、後手も受けながらも、△2六歩からの反撃がいつでもあります。

それなら、先手も神経を使う将棋なので、攻めをいなされるような展開には、ならなかったように思えます。

攻める前に、もう一手、玉の整備に手をかけてから、攻めに出た方がいいと分かった1局でした。

急所の局面で間違う

上図は、先後逆の相振り飛車の戦いで、先手が▲7三歩と焦点の歩を打った局面。ソフトの評価値+130で互角。

少し攻め込まれていますが、先手は歩切れで、▲2八銀の壁銀なので、いい勝負かと思っていました。ここでの対応を間違えたようです。

以下、△7三同銀▲同桂成△同金直で、ソフトの評価値+617で先手有利。

以下、▲5五角から、駒損を重ねる展開でだめになりました。▲5五角は、△4六歩▲同歩△5四桂を事前に受けた手です。

やはり、攻めの桂と守りの銀の交換は、攻めの方がいいので、後手が悪かったようです。。

△7三同銀では、△7三同桂がありました。△7三同桂だと9筋が弱くなるので、全く考えてなかったのです。

以下△7三同桂▲9三桂成△同銀▲9四歩△8四銀▲9三歩成△7五銀で、ソフトの評価値+56で互角。

この展開だと、▲8八角には△6六桂がありますので、9筋から攻められるのは、反動がきついです。よって、▲9三桂成では、▲4八金直や▲1六歩と辛抱するかもしれませんが、それならこれからの将棋です。

切れ負け将棋とはいえ、急所の局面では、先入観だけでなく、少しは読みを入れないといけないと分かった1局でした。

角換り腰掛銀の▲4五桂を跳ねるタイミング

上図は、角換り腰掛銀で後手が△6三金と上がった局面。ソフトの評価値+34で互角。

後手が6筋の位を取ったときに、先手が▲6六歩で反発せず、じっくりした駒組みとなりました。

ここから▲4五桂△2二銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛の展開は、▲6八玉の形では、さすがに単調すぎました。ソフトの評価値-54で互角。

ソフトの評価値は-54ですが、先手の玉が飛車に弱い形で、飛車を渡しては、実戦的には先手厳しそうです。

▲4五桂では▲7九玉の方がよかったです。

以下△7三桂▲4五桂△2二銀▲3五歩

▲3五歩を入れていると、△同歩だと▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛△4四歩に▲3三歩が打てる意味です。

これはこれで難しいのですが、桂の交換になれば、まずまずかと思われます。

よって、▲3五歩に△4四歩で、以下▲3四歩△4五歩▲同歩で、ソフトの評価値+61で互角。

この局面をどう見るかですが、先手は桂損ですが、後手は△2二銀の壁銀になってます。先手に▲3四歩があるので、△3三銀と上がる形になりません。

後手の次の一手が難しいですが、△4三銀だと▲6六歩△同歩▲6五歩です。また、△4三金なら、▲2四歩△同歩▲2三歩△同銀▲2二歩です。

△8四桂なら▲4四歩で圧力をかける感じです。

できるだけ、単調な一直線な将棋にしてはいけないと分かった1局でした。

序盤の強襲で受けに回る

上図は、居飛車の角換りから先手が▲4五桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-99で互角。

よくありそうな手ですが、少しタイミングが早いので、あまり考えておらず、受け方が △2二銀か△4四銀で 迷いました。

本譜は△4四銀としたのですが、あまり良くなかったようです。

以下△4四銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛△6四角。

△6四角に▲2二歩と打ったのですが、▲1五角なら後手潰れていた感じです。

以下△4一玉▲3二飛成△同玉▲4二金△2二玉▲4三金で、さすがにこの展開では、後手玉だけが終盤戦で厳しいです。ソフトの評価値+1032で先手優勢。

▲1五角に△3三桂も、▲同桂成△同銀▲同飛成△同金▲3四桂△3二玉▲2一銀△同玉▲3三角成で先手勝ちです。

先手の▲4五桂には、△2二銀で受けるべきでした。

以下▲2四歩△同歩▲同飛△7三銀で、ソフトの評価値-46で互角。

先手が2筋の歩を交換してから△7三銀と上がると、先手の▲5五角の筋を防ぎ、後手玉が急に広くなり、後手の飛車が受けに効く形になります。

ただし、これで優勢というわけではなく、以下▲6六角△4四角▲3四飛みたいな感じで先手が暴れてくるので、結構大変な勝負のように見えます。

この急戦を避けるなら、後手の△7四歩で先に△4二玉と上がり、▲3七桂なら△5二金だと大丈夫です。ただし、後で△6二金型に組む場合は、1手損になります。

序盤とはいえ、相手の駒組みをよく見ないといけないと思った1局でした。

角換り腰掛銀で4筋から逆襲

上図は、角換り腰掛銀から▲4五歩と仕掛けた局面。ソフトの評価値-22で互角。

▲4五歩は自然な手ですが、次の△4一飛をうっかりしていました。

受ける方は普通の手ですが、攻める方からすると、うっかりしやすいです。

以下▲4四歩△同銀▲4六歩△5五銀左▲同銀△同銀▲2四歩△同歩▲6三銀△4六銀と一直線の激しい展開になりました。

これは1局の将棋ですが、後手から△5五銀左とぶつけてくる筋は、以下、後手の飛が成れる可能性が高い展開なので、先手も駒得になっても大変です。

▲4五歩でなく▲8八玉では、△6五歩と先に攻められて、先手おもしろくありません。

後で色々と考えたのですが、▲4五歩と仕掛ける数手前の▲4七金がいまいちだったかもしれません。

▲4七金は5八から上がった手で、よくある形ですが、後手の△6二金と△8一飛の組み合わせが良くて、いつでも△4一飛と受けに回れるのが大きいです。

数手前の局面で▲4七金とせず、▲2六角はあったかもしれません。この手は、最近では全くと言っていいほど見ない手ですが、次に▲4五歩や▲4八飛などが狙いです。 

ただし、狙いが少し単純なのと、早く角を手放しているので、少し損かもしれないですが、▲5八金の形を活かすなら、3七の地点も守っている意味です。

このように考えると、金は5八でなく4八がバランスがいい形というのが、少し理解できた1局でした。

相穴熊の中盤戦

上図は、相穴熊の将棋で、先手が▲8五桂と9七の桂が8五の歩を取って逃げた局面。 ソフトの評価値-617で後手優勢。

後手が少しおもしろいかと思っていましたが、9三の香車を取られると駒損になるので、それまでに何か手を作りたいところです。

以下△8七龍▲9三桂不成△8一龍▲同桂成で、ソフトの評価値-368で後手有利。

本譜は、お互いに龍が消えたのですが、後手の働いていた龍が消えて、さらに駒損になったので、あまり良くなかったです。

△8七龍では△5三香の方が良かったようです。ソフトの評価値-453で後手有利。次の狙いは△5八香成です。▲5九歩と受けても△5八歩で受けになっていません。

▲5六歩と受けて△同香なら▲5七歩はありますが、そこで△5八歩です。ソフトの評価値-749で後手優勢。

これは、次に△6八龍から△5九歩成で、と金と作る狙いです。

この瞬間、後手は歩切れで、△6八龍から△5九歩成と手数がかかるのですが、先手は9三の香取っても持ち駒の歩が1枚と少なく、細かい攻めがしにくいので、△5九歩成の展開を楽しみに辛抱すべきでした。

角換り腰掛銀で先に仕掛けられる

上図は、角換り腰掛銀で後手が△6五歩と仕掛けた局面。ソフトの評価値-19で互角。地区予選の持ち時間20分の切れ負け将棋で、秒読み将棋とは違う早指しをしなければいけないので、直観でほとんど指し手が決まります。

以下▲4五桂△2二銀▲2四歩△同歩▲同飛。ソフトの評価値-235で互角。

ここで△4四歩だと先手が少し苦しいような感じがしていましたが、△2三歩だったので▲3四飛で手になったようです。

これはこれで難しいのですが、▲5四飛△同歩▲6四角や単に▲6四角などあり、指し手の方針がたってきました。

ただし、 後で振り返ると△6五歩に▲4五桂はちょっと早かったかもしれないです。△2二銀と引かれて△4四歩を見せられると、先手は攻めるしかなくなるような展開になりそうです。

単調な展開になって、攻めが切れるのが一番まずいです。

後手の△6五歩には▲6五同歩が自然だったようです。

△同桂なら▲6六銀に△6四歩の展開。△6五同銀なら▲5五銀で次に▲6三歩を狙うよな、少し曲線的な指し手が幅広かったです。

突かれた歩は、最初は取ることから考えるのは、将棋の基本だと分かった1局でした。