角と金を交換して攻める

上図は、後手雁木に先手左美濃からの進展で▲5三銀と打った手に△5二銀と打って受けた局面。ソフトの評価値+648で先手有利。

駒割りは角銀と飛桂の交換でいい勝負ですが、先手玉が攻めている展開で先手が指せているようです。

ただし、後手から△8七歩とか△8六桂のような手が間に合うと先手も忙しいので、うまく攻めたいところです。

実戦は▲2一角△5三銀▲3二角成△3九飛で、ソフトの評価値+673で先手有利。

この手順は、▲2一角として後手の3二の金を目標に指した手ですが、▲3二角成に△3九飛とした局面もまだ難しい感じです。

最初の局面は▲5三銀と上部を抑えているのですが、まだ寄せるには駒が少ないので大変です。

▲2一角は候補手の1つでしたが、推奨手は▲7二角でした。

▲2一角で▲7二角△4三桂▲6一角成△同銀▲3四歩で、ソフトの評価値+782で先手有利。

この手順は、▲7二角と打って△同金なら▲5二角成があるので角を取れません。

△4三桂と受けたときに▲5二銀成△同金▲8一角成が浮かぶのですが、それは△8七歩でソフトの評価値+125で互角。

この手順は、銀と桂馬を取って▲8一角成とするのは甘いようで△8七歩がくると互角に戻るようです。

△4三桂に▲6一角成と角と金の交換をする手があったようで、△6一同銀に▲3四歩が意外と厳しいようです。

先手の狙いは▲3三歩成から▲4二金打ですが、後手はあまり受けがありません。

▲3四歩以下△3九飛▲3三歩成△同飛成▲3四金△同龍▲同角△8七歩▲6八玉△8八歩成▲8二飛△7二角▲8四桂△同龍▲7二飛成△同銀▲6二角で、ソフトの評価値+2090で先手勝勢。

この手順は、▲3三歩成から▲3四金と重たく打つ手があったようで、▲3三金に△2二龍と逃げても▲4三金があります。

よって後手は△3四龍から△8七歩と攻め合いにでますが、▲8二飛△7二角に▲8四桂が鋭く△同龍とさせて角を取ってから▲6二角の王手龍が厳しいです。

多分この手は実戦では浮かびませんが、このような手もあるようです。

角と金を交換して攻めるのが参考になった1局でした。

遊んでいる駒を活用する

上図は、後手雁木に先手左美濃からの進展で△3四銀と歩を取った局面。ソフトの評価値+166で互角。

駒割りは、飛車と角の交換でやや先手が駒損で後手から△7六歩のような狙いがあるので先手が神経を使います。

後手は居玉ですが。王手飛車のラインを気をつければバランスが取れています。

そのような意味で先手が少し悪いのかと思っていたのですが、互角だったのは意外でした。

実戦は▲1六角△7六歩▲3四角△7七歩成▲同銀で、ソフトの評価値+207で互角と進みましたが、▲1六角は推奨手ではなかったようで△7六歩で△3九飛と受けられるとソフトの評価値+203互角。

この手順の▲1六角は狙い筋の手で、△3九飛と攻防に打たれるといつでも▲3四角の狙いはありますが、やや攻めが細い感じです。

▲3四角は候補手の1つでしたが、最初の局面では先手の5六の銀が遊んでいるので、この駒を活用した方がよかったようです。

▲1六角では▲6五銀がありました。

▲6五銀△同銀▲同桂△7七歩▲9五角で、ソフトの評価値+283で互角。

この手順は、▲6五銀とぶつけてから銀交換で桂馬を捌く手です。

ただし7七の地点が弱くなったので後手は△7七歩と打ってきます。

そこで▲9五角と王手で7七の地点を守る手順ですが、なぜか対局中は▲9五角から▲7七角とする筋は見えていませんでした。

△7七歩に▲同銀なら△8七飛成があるので▲9五角として粘りに出ている手順です。

▲9五角以下△4一玉▲7七角△7六銀▲5三桂不成△3一玉▲6一桂成△7七銀成▲同銀△7六歩▲8八銀で、ソフトの評価値+372で先手有利。

この手順は△4一玉▲7七角に△7六銀も厳しい手ですが、▲5三桂不成が王手になって金を取れる形なので、一応先手も満足です。

△7六歩に▲8八銀は形が悪く、後手に駒がたくさんあれば7七から打たれますがまだ耐えている感じです。

元々が7筋が弱い陣形だったので仕方ないようです。

遊んでいる駒を活用するのが参考になった1局でした。

歩を少し損してでも1筋から動く

上図は、横歩取り△3三桂からの進展で▲1五歩と突き捨てた手に△同歩とした局面。ソフトの評価値+548で先手有利。

横歩取り△3三桂からの進展は、先手は8筋に歩を打たずに中住まいにして後手は玉を7筋に移動させて相振り飛車のような形になることがあります。

日ごろから居飛車をもって指すのが多いと飛車を左側にもっていく展開になりにくいので、たまに指すと新鮮な気分です

ただし指しなれていないので、飛車とか角の使い方がいまひとつしっくりきていない感覚があります。

本局もそのような感じで、感覚で▲1五歩と突き捨てて△同歩とされた展開ですが、この局面が先手有利だったのは気がつきませんでした。

実戦は▲2六金△3五歩▲1四歩△3六歩▲同金△1四飛で、ソフトの評価値±0で互角。

この手順は、▲2六金と上がって次に▲1四歩と狙ったのですが、後手が先に△3五歩と合わせてきて▲1四歩に△3六歩がありました。

△3六歩に▲1三歩成と角を取りたいのですが△3七歩成の方が厳しいです。

よって▲3六同金に△1四飛として先手が失敗しています。

以下▲2六金△3四飛▲1四歩△3六歩▲同金△1四飛のような手順で千日手になりそうです。

最初の局面では▲2六金では先に▲1四歩がありました。

▲1四歩△同飛▲2六金△3四飛▲1四歩で、ソフトの評価値+741で先手有利。

この手順は、▲2六金と出る前に▲1四歩と打ち捨てる手で△同飛に▲2六金とします。

この瞬間は先手の歩損ですが、後手の飛車と角の位置が重く次の狙いは▲1五香です。

よって△3四飛とかわしたときに再度▲1四歩と打ちます。

後手は△同飛では▲1五香があるので△2二角とします。

△2二角▲1五金△2三歩▲2四歩で、ソフトの評価値+668で先手有利。

この手順は▲1五金が一時的にやや重たい形ですが次に▲2四金と出て飛車を取る狙いです。

よって後手は△2三歩と受けて局面が落ち着いたかに見えたのですが、そこで▲2四歩がありました。

▲2四歩に△同歩なら▲2三歩で、8六に先手の角がいますので後手の角が死んでいます。

▲2四歩以下△3五歩▲2三歩成△3六歩▲2五桂△3七歩成▲同銀△4六銀▲3五歩△同飛▲3六歩で、ソフトの評価値+688で先手有利。

この手順は、3筋での攻防になるので先手玉に近く油断できませんが、最後の▲3五歩から▲3六歩と抑えて先手が指せるようです。

後手も壁銀なのであまり強い戦いになると反動がきついです。

歩を少し損してでも1筋から動くのが参考になった1局でした。

玉のコビンを狙って香車を打つ

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△1七角成と6二の角が成りこんだ局面。ソフトの評価値+225で互角。

後手は馬を作ってから△4四馬とか△5三馬と自陣に引く形になると、かなり手厚い陣形になります。

実戦はそれを避ける意味で▲3五角とぶつけましたが、△同馬だったら▲同歩△1八龍でソフトの評価値+57で互角。

この手順は、先手は角交換をして後手の馬を消す手で、角交換後の△1八龍は▲3七角から▲7四桂の筋を先受けした手ですが、これも難しい展開です。

先手は馬を消したのですが歩切れでその後の攻め方が難しいです。

後手からは△5五桂や△4九角など手があるのでちょっと先手が指しにくいかもしれません。

最初の局面での推奨手は▲1三角成だったのですが、ここでは▲7五香もあったようです。ソフトの評価値+104で互角。

▲7五香は場合によっては▲7三香成のような手を狙っており、後手はどの駒でも形が崩れるので取りにくいです。

4一に龍がいると6一の金が狙われやすです。

▲7五香に△7四歩なら▲同香△7三歩▲同香成△同玉▲3五角△同馬▲同歩で、ソフトの評価値+1031で先手優勢。

この手順は、後手は△7四歩から香車を取りにいったのですが、だいぶ危険なようで▲7三同香成から▲3五角として角交換になると▲3七角の王手龍の狙いがあり先手が指せるようです。

▲7五香△5五桂▲同銀△5一金寄▲2一龍△5五歩で、ソフトの評価値+134で互角。

この手順は、△5五桂から攻める手で銀と桂馬の交換で後手が駒得になった展開です。

手順に6一の金を5一に寄せて紐をつけた形ですが、ここで先手にも手があります。

▲3五桂で、ソフトの評価値+183で互角。

▲3五桂は後手の馬の利きを止めながら▲4三桂成を狙った手です。

▲4三桂成に△5四銀が自然ですが、▲7三香成△同銀▲5三歩があります。

▲3五桂に△6二銀なら▲4三桂成△同金▲1三角成で、ソフトの評価値+146で互角。

この手順は、銀を桂馬の交換で先手は少し駒損を回復して▲1三角成と馬を作る展開ですが、互角のようです。

▲3五桂△5六銀▲同金△6七香▲7七角△6九香成▲7四桂で、ソフトの評価値+981で先手優勢。

この手順は、△5六銀から後手は攻め合いにいったのですが、後手の玉を龍の位置が悪く▲7四桂と打たれると△同歩なら▲5五角の筋があり先手が指せるようです。

玉のコビンを狙って香車を打つのが参考になった1局でした。

飛車をどこに打つか

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で後手がトーチカに囲った展開で△3三角と打った局面。ソフトの評価値+557で先手有利。

なお△3三角では△2二歩もあってそれが普通の手ですが、▲4一角や▲4三角や▲4四飛などがあって先手が攻めることができる展開です。

△3三角は▲2一飛成とされますが△2二飛とぶつけて飛車を捌く手です。

△3三角と指されると▲2一飛成とする手を誘っているようで指しにくいのですが、先手をだったら勢いで桂馬を取って飛車を成るしかありません。

本譜は△3三角以下▲2一飛成△2二飛▲同龍△同角で、ソフトの評価値+590で先手有利。

この手順は先手は桂得になるのですが、後手も遊んでいる飛車が捌ける展開なのでやる気が出ます。

ソフトでもやはり桂馬を取って飛車が成るこの展開を推奨していました。

後手はトーチカで玉がどの程度固いのかいまひとつ分かりにくいのですが、一応金を目標に駒を狙った方がいいかと思い実戦は▲2三飛としました。

▲2三飛△7七角成▲同金△8五桂▲7八金△9五歩で、ソフトの評価値+285で互角。

この手順は、6三の金を狙って▲2三飛としたのですが、後手は角を切って△8五桂から△9五歩と先手の穴熊の端を突いて結構嫌な形です。

まだ互角ですが先手の飛車がいまひとつ後手に響いていないような感じです。

▲2三飛では▲2一飛がありました。

▲2一飛△7七角成▲同金△8五桂▲7八金△9五歩▲8六歩で、ソフトの評価値+501で先手有利。

この手順は実戦と似ているのですが、▲2一飛と後手の7一の金を狙いに指す手です。

いますぎに7一の金を狙うというより、将来的に駒が増えたら含みで狙う手です。

後手は△7七桂から△9五歩と端に手をつけますが、そこで▲8六歩と催促します。

▲8六歩では普通は▲9五同歩ですが、△9七歩▲同香△同桂成▲同銀△9六歩で、ソフトの評価値-548で後手有利。

やはり端の対応は間違えるとすぐに形勢が逆転するようです。

▲8六歩以下△9六歩▲8五歩△8六金▲8九桂で、ソフトの評価値+444で先手有利。

この手順は、後手は数の攻めに対して先手も数の受けの展開で難しいですが先手が指せるようです。

▲8六歩以下△9六歩▲8五歩△9七歩成▲同香△同香成▲同銀△9六歩▲8六銀で、ソフトの評価値+654で先手有利。

この手順は、最後の△9六歩に▲8六銀と上に逃げるのが興味深く、▲8八銀もありますが△8六香と後手が食いつく形になります。

後手も端を攻めると反動で将来端を攻められるので神経を使います。

そのときに先手の飛車は1段目の方がよさそうです。

飛車をどこに打つかが参考になった1局でした。

角を相手玉のラインに打つ

上図は、横歩取り青野流からの進展で△7九成桂と銀を取った局面。ソフトの評価値+90で互角。

駒割りはこの時点では角と金銀桂で先手が駒損ですが、4二の銀か3三の金が取れる形なのでそこまで大きな駒損ではないようです。

後手からは△6八龍や△3七歩や△2七銀など攻める手がたくさんあるので、この瞬間に先手は厳しい手を指したいです。

特に△6八龍に合駒するのは先手の戦力が少なくなりますし、△6八龍に▲3九玉は△2七歩成で先手がまずいです。

本譜は▲4一角△6二玉▲4二と△7四歩で、ソフトの評価値-257で互角。

この手順は▲4一角から▲4二ととしてこれが▲5二角成以下の詰めろですが、この手に△7四歩が上部が広くなって後手が指しやすくなったようです。

△7四歩のような手が攻めている方からすると見えにくく、気がついたときには先手がうまくいってなかったという感じです。

△7四歩には▲5八銀と打って辛抱するみたいですが、攻めることばかり考えているとこの手は見えませんが、打たないと先手玉はもたないみたいです。

▲4一角では▲4二とがありました。

▲4二と△同玉▲1五角で、ソフトの評価値+236で互角。

この手順は、▲4二とと銀を取ってから▲1五角と玉のラインに角を打つ手です。

▲1五角は▲3三角成△同玉▲2四角以下の詰めろですが、後手も受け方が難しいようです。

▲1五角以下△2二銀▲6六角△7八龍▲5八銀で、ソフトの評価値+66で互角。

この手順は、△2二銀と受けた手に▲6六角と攻防に打ちます。

△7八龍に▲5八銀と受けてどうかという展開です。

先手は3枚の大駒がそれぞれ働いているのでいい勝負のように思えます。

また▲4六歩と突く展開になると先手玉は広くなるのでこの手も参考になりそうです。

将棋はまだこれからで難しいですが、本譜よりはよさそうな感じです。

角を相手玉のラインに打つのが参考になった1局でした。

馬の働きをよくする

上図は、相居飛車で先手左美濃に囲って右四間飛車の展開で△1五香と香車を取った局面。ソフトの評価値+452で先手有利。

駒割りは飛桂と角の交換で先手が駒損ですが、後手は歩切れです。

現状は桂損ですが、8二に馬がいるので駒損は解消できそうです。

ここで貴重な先手の手番ですが、どのように手を作るかという局面です。

後手は歩切れなので香車を取って攻める手がいいかと思い本譜は▲1三角としました。

▲1三角△4二玉▲9一馬△7三桂で、ソフトの評価値+71で互角。

この手順は、▲1三角に△4二玉は香車が入ると▲4八香のような手があるので後手は指しづらいかと思っていましたが、強く△4二玉と上がられました。

▲1三角に△2二香では▲5五馬とされて、また受けるのではつらいのかもしれません。

▲9一馬として指しやすくなったかと思いましたが、△7三桂が馬の利きを止めた手でこれで先手の馬の働きが少し鈍くなりました。

以下▲4八香はありますが、△4三香と打たれると意外と攻めるのは大変なようで、1三の角もはっきりしない働きです。

ちょっとこのあたりの指し方はいまひとつだったようです。

▲1三角では▲8一馬がありました。

▲8一馬△9五桂▲7八銀△8七桂打▲6八玉で、ソフトの評価値+369で先手有利。

この手順は、▲8一馬と桂馬を取って駒損を回復する手ですが、△9五桂にどのように受けるかが分かっていませんでした。

△9五桂に▲7八銀と逃げて△8七桂打に▲6八玉と逃げるのが少し気がつきにくいです。

このような形の先手玉の危険度がいまひとつ分かりにくいのがその理由です。

▲6八玉に△9九桂成なら▲9一馬△8九成桂▲4八香△4三香▲5五馬で、ソフトの評価値+475で先手有利。

この手順は▲9一馬と取るのが一見ぬるいようでも、以下▲5五馬と引いた形は馬の働きがものすごくいいのが魅力です。

▲5五馬で攻防に働く馬になるので価値が高いです。

先手有利とはいえまだ大変ですが、本譜よりははるかに馬の働きがいいです。

馬の働きをよくするのが参考になった1局でした。

歩を使って駒損を回復する

上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲3三飛成と金を取った局面。ソフトの評価値-177で互角。

この局面は角と金桂の交換で2枚替えなので後手が少し駒損ですが、2七にと金がいるのでこのと金が働く展開になれば後手も勝負形です。

▲3三飛成は次に▲2三龍とさらに駒得する手もあるので、後手はどのように対抗するかという局面ですう。

対局中は少し後手が悪いと思っていましたが、互角だったのは気がつきませんでした。

本譜は△5五角▲2三龍△9九角成▲7七桂△3八歩▲4八銀△2八飛で、ソフトの評価値+429で先手有利。

この手順は、△5五角として▲2三龍と銀を取られますが△9九角成と香車を取って馬を作る展開です。

以下△3八歩▲4八銀に△2八飛としたのですが、後手の攻めはやや遅いような感じがします。

駒割りは角香と金銀桂でだいぶ先手が駒得しているようで、先手の陣形が後手よりしっかりしています。

△5五角では△2八歩がありました。ソフトの評価値-191で互角。

この手の△2八歩はこの瞬間がぬるいようでも確実に桂馬が入る展開です。

△2八歩で△3八歩が厳しく見えても▲4八銀とかわされるとはっきりしません。

自分はこの△2八歩のような手が見えにくく、この手を逃している感じです。

△2八歩▲2三龍△2九歩成▲2二龍△5二桂▲2七龍△3九と▲同金△4四角で、ソフトの評価値-285で互角。

この手順は後手は桂馬と銀を取る展開で、駒割りは角と金の交換でいい勝負のようです。

と金は、一見遅いようでも意外と攻めが早いことがあるのでこのような手も間に合うようです。

持ち駒に大駒があればどうしもて大駒に注目しやすいですが、あえて一番安い歩を使って駒損を回復するというのも味わい深いです。

歩を使って駒損を回復するのが参考になった1局でした。

大駒を切る前に細かい手を作る

上図は▲6五銀と桂馬を取った手に△同歩とした局面。ソフトの評価値+284で互角。

駒割りは銀と桂馬の交換で先手が少し駒損ですが、穴熊に囲っているのでいい勝負のようです。

後手からいつでも△3七歩成の筋があるので先手も忙しい局面です。

実戦は▲7七角としましたがこれがあまりよくなかったようです。

▲7七角△3七歩成▲2五飛△同歩▲8四桂で、ソフトの評価値-468で後手有利。

この手順は、▲7七角と角の活用を図りましたが△3七歩成も厳しく▲2五飛と飛車を切る展開から▲8四桂とひっかけてどうかという流れです。

駒割りは飛車と桂馬の交換でだいぶ先手が駒損しているので少し先手が苦しいです。

先手は穴熊ですが後手は攻めてに困りません。

▲7七角では▲8四桂がありました。ソフトの評価値+178で互角。

この手は金と香車の両取りですが、後手は7二の金は渡したくないので△8二金が自然です。

△8二金▲9二桂成△同金▲9五角△8四歩▲2二歩△1三桂▲2一歩成△同飛▲8四角△7三銀▲同角成△同金▲4四歩△8一飛▲4三銀で、ソフトの評価値+452で先手有利。

この手順は、▲9二桂成と香車を取ると▲9五角の筋ができるのが大きいです。

実戦も▲8四桂の手がありましたが、その前に飛車を切って駒損になっているので本譜の方が断然いいです。

角が5九にいればまだ△3七歩成の筋には▲同桂とできます。

▲9五角に△8四歩は中合いの手ですが、そこで▲2二歩と後手の陣形を少し崩すのが興味深いです。

△1三桂と逃げられてたいしたことがないようでも▲2一歩成とすると△同飛が後手は一時的に飛車の位置が悪くなります。

以下▲8四角△7三銀▲同角成と少し先手が駒損になりますが、▲4四歩と伸ばして▲4三銀と打ち込めれば先手も指せるようです。

このような戦いだとまだ先手に飛車があって受けに利いており、いつでも▲2五飛とする手もあるのが大きいです。

大駒を切る前に細かい手を作るのが参考になった1局でした。

ゆっくりした流れにする

上図は、角換わりからの進展で▲3三歩と打った手に△同桂とした局面。ソフトの評価値-45で互角。

この局面は、普通は先手が強く攻めたいところですが後手の馬が手厚いので反動がきついのが気がかりです。

先手は6四の歩の拠点がありますが、後手からいつでも△6七歩と叩く手がありうるさいです。

本譜は▲3四歩△4五桂▲同歩△5五銀で、ソフトの評価値-270で互角。

この手順の▲3四歩と打って△4五桂の▲同歩とする手順は部分的には見る手ですが、それは銀交換できて▲3三銀と打ち込むことができるような手です。

その場合は一直線になりやすい展開ですが、本局のように△5五銀左とかわされるとやや先手の攻めが空振りしているような感じです。

次に後手から△6七歩や△6六桂がきつく後手の中央が手厚いです。

なお▲4五同歩では▲同銀もありましたが、△同銀直▲同歩△6四馬で、ソフトの評価値-343で後手有利。

この銀交換にする指し方もあったようですが、△6四馬と拠点の歩を取られて飛車取りになるので後手は味がいいです。

▲3四歩では▲3三同桂成がありました。

▲3三同桂成△同銀▲3四歩△4四銀▲6六桂で、ソフトの評価値-53で互角。

この手順は▲3三同桂成と桂馬の交換をして▲3四歩と叩く手です。

▲3四歩に△同銀なら▲2六桂や▲3五歩が狙いです。

よって△4四銀としますがそこで▲6六桂が少し見えづらいです。

銀取りですが△5五銀直には▲6三歩成△同金▲7二角の筋があります。

また先手に銀が入ると▲3三銀の打ち込みが狙い筋で後手は先に受けるのが無難です。

▲6六桂以下△2一桂▲7九玉で、ソフトの評価値-79で互角。

この手順はややゆっくりした流れですが、後手は3三からの打ち込みが気になり、先手は6七の歩の叩きが気になるのでどちらも先受けした展開です。

こうやってみると受けは大事のようで、ある程度自玉がしっかりしていないと反動がきついようです。

ゆっくりした流れにするのが参考になった1局でした。