中段飛車で辛抱する

上図は、横歩取り青野流からの進展で△9四歩と突いた局面。ソフトの評価値-70で互角。

先手は3九の金の形が少しよくないのが気になりますが、1歩得しているのでまずまずかと思っていました。

先手の7五の飛車が浮いていると狙われやすいので本譜は▲7六飛としたのですが、これがよくなかったようです。

▲7六飛△5四角▲8六飛△同飛▲同歩△3五歩で、ソフトの評価値-507で後手有利。

対局中は▲7六飛に△5四角の筋は考えていて▲8六飛で問題ないと思っていましたが、飛車交換の後の△3五歩が全く見えていませんでした。

△3五歩では△9五歩のような手を考えており、さすがにそれは遅いのでどうするのかなくらいにしか思ってなかったです。

▲3五同歩なら△3六歩がありますので、▲8二飛としたのですが△3六歩と取ってから△3七歩成に△2七角成があって先手が悪いです。

手の流れからいったら、△3五歩で将棋が終わっているような感じです。

▲7六飛では▲8六歩がありました。

▲8六歩△9五歩▲2六歩で、ソフトの評価値-121で互角。

この手順は、7五の飛車はこの位置にして駒組を進める手ですが、先手は辛抱する指し方です。

▲2六歩の意味は、どこかで▲2五桂と跳ねることができます。

先手の指し手だけなら、▲1六歩から▲4六歩▲4七銀▲3八金のような駒組ができれば少しは今の形よりよさそうですが、これはこれで難しそうです。

先手の7五の飛車はできたら2筋とか3筋で使いたいですが、2六と3六に歩がいるので、少し使いづらいのも気になります。

7七の銀が移動すれば△8六飛の筋がありますし、▲7六飛として△8六飛を防ぐのはありますが、△5四角のような手も気になります。

この局面は結構先手の指し手が難しい感じですが、7五の飛車のように中段飛車で辛抱すべきだったようです。

中段飛車で辛抱するのが参考になった1局でした。

攻められる前に先に攻める

上図は、先後逆で相掛かりからの進展で▲4五銀とでた局面。ソフトの評価値-207で互角。

対局中は、▲4五銀は次に▲5六角から▲3四銀のような手を狙っており、後手もいやな形だと思っていました。

▲3四銀とでて銀交換で後手が1歩損で、先手は持ち角を使っている展開になりますが、いつでも▲2三角成と殺到する手があるので、あまりこのような展開は好きではありません。

▲2三角成を受けるだけなら△2四銀や△2二銀と打てば受かりますが、ただ受けただけで銀がもったいないのであまり指す気がしません。といって別の捻った受け方を考えても、私の場合は受け損なってつぶれるのが多い感じです。

よって▲4五銀には△4四歩として、以下▲5六銀△4二玉▲4五歩△同歩▲3七桂と進んだのですが、その手には△4四銀と受けた方がよかったようです。ソフトの評価値-80で互角。

この手順は△4四歩とすると4五の地点に争点ができるので、先手が仕掛けた展開ですが、最後の△4四銀が少し指しづらいです。

△4四銀の意味は、▲8八玉なら△3三桂として4五の地点を守る手です。

△4四銀に▲4五銀なら、△同銀▲同桂△4四歩▲2二歩△同金▲5三桂成△同玉▲8二銀△4一飛で、ソフトの評価値-381で後手有利。

このような展開になれば、後手がやや受け身に回りますが桂得で指せそうです。

また最初の局面の△4四歩では△9五歩がありました。

△9五歩▲同歩△9七歩で、ソフトの評価値-244で互角。

この手順は、後手は受けに回るのでなく9筋から動く展開です。

△9七歩に▲同香なら、△8五桂▲8六銀△7五歩▲9六角△9七桂成▲同桂△4二玉▲6三角成△同金▲7二銀△8六飛▲同歩△6二金で、ソフトの評価値-351で後手有利。

この手順は、9筋から手をつけて▲9六角に△4二玉は▲6三角成から▲7二銀の筋があって簡単には指せないですが、△7六歩が取りこめれば後手も攻めに迫力がでます。

△9七歩に▲8六銀なら、△6五歩▲同歩△5五角▲9七香△4六角▲3七角△同角成▲同桂△6五桂で、ソフトの評価値-258で互角。

この手順は、△5五角から手を作る組み合わせで、最後の△6五桂に▲6六歩は△8五歩があります。

攻められる前に先に攻めるのが参考になった1局でした。

飛車と角の交換から飛車を成る

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△2九とと桂馬を取った局面。ソフトの評価値+758で先手有利。

対局中は、先手が少し指せていると思っていましたが、評価値の差が大きかったのが意外でした。

本譜は▲3五香△3七角成▲1六飛で、ソフトの評価値+171で互角でしたが、▲1六飛で▲2七飛ならソフトの評価値+678で先手有利。

▲3五香は候補手の一つで、悪い手ではなかったようですが少し重たかったかもしれません。

この手順は、△3七角成に▲2七飛とぶつけるのがいい手みたいで、△同馬なら▲同歩で後手が歩切れなので△3四歩と打つことができません。

▲2七飛以下△同馬▲同歩△4三飛▲2一馬△5五歩▲4三馬△同金▲5五銀△4九飛▲7五桂△4五飛成▲5六角で、ソフトの評価値+1091で先手優勢。

この手順は、▲7五桂と打つのが急所みたいで、後手の8三の地点が弱いです。

以下△4五飛成に▲5六角で先手が指せそうです。

また最初の局面では別の指し手で、△2九とには▲3三馬がありました。

▲3三馬△同桂▲2三飛成で、ソフトの評価値+797で先手有利。

この手順は、▲2一馬と桂馬を取りたいところを▲3三馬と飛車を取って▲2三飛成とする手です。

▲2三飛成以下△4五桂▲同銀△1九と▲4四歩△4二歩▲3一飛で、ソフトの評価値+778で先手有利。

この手順は、△4五桂から△1九とで後手も駒を補充しますが、▲4四歩に△4二歩と受けさせて後手が歩切れになるのが大きいようで、以下▲3一飛と飛車を下ろして先手指せそうです。

最初の局面で▲3五香と打つより▲3三馬とした方が、持ち駒の香車を▲8六香など使えるので、そちらの方が含みが大きかったように思えます。

飛車と角の交換から飛車を成るのが参考になった1局でした。

攻めの上部を手厚くする

上図は、角換わりからの進展で△4八歩成とした局面。ソフトの評価値+429で先手有利。

対局中は、少し先手が指しやすいとは思っていましたが、△4八歩成もいやな手で△5八とから△7六歩のような手がくると、先手もうるさい形です。

実戦は▲7三歩成△同玉▲9七桂で、ソフトの評価値+290で互角。

この手順は、▲7三歩成と桂馬を取った手は自然な手で以下▲9七桂と跳ねて、次に▲8五桂を狙って守りの桂馬を攻めに参加させた手です。

▲9七桂という手は攻め駒を増やす意味でたまにでる筋ですが、守りも薄くなるのが気になります。

▲9七桂には△7四銀と受けたのですが、△8四銀と受けて以下▲6七金右△4七角▲8九飛で、ソフトの評価値+394の展開もあったようです。

先手有利みたいですが、飛車が使えない形なので先手も大変です。

▲7三歩成では▲8四銀がありました。ソフトの評価値+456で先手有利。

攻めの上部を手厚くする▲8四銀が味のいい手です。

次に▲7三歩成△同金▲同銀成△同玉▲5一角の筋があるので、後手は受けないといけません。

▲8四銀に△8二銀なら、▲4七歩△同と▲7三歩成△同金▲同銀成△同銀▲7五桂△7四銀打▲6三桂成▲4四歩△同飛▲2六角で、ソフトの評価値+471で先手有利。

この手順は、▲4七歩と打つのが味がよく、△同ととさせると▲7三歩成に△同銀は▲8三角から▲4七角成の筋があります。

▲4七角成に△同飛成▲同金△3八角はありますが、後手玉は飛車を渡すと怖い形です。

▲8四銀に△7四銀は▲5四角△6三銀打▲3二角成△5八と▲7五歩で、ソフトの評価値+311で先手有利。

この手順は、▲5四角と打たせる手で普通はあまりないのですが、後手も受けてばかりいてはジリ貧ということで、以下の△5八とに期待した展開です。

ただし▲7五歩が厳しく先手指せそうです。

攻めの上部を手厚くするのが参考になった1局でした。

盤面全体で駒を活用する

上図は、横歩取りからの進展で▲3六飛と歩を取った手に△4二金打とした局面。ソフトの評価値+1101で先手優勢。

対局中は、後手が歩切れで9筋にと金もできていますので、先手が指せていると思っていましたが、後手も△2七飛成があるので忙しい局面です。

本譜は▲3三歩△同桂▲同桂成△同金直▲4五桂で、ソフトの評価値+811で先手優勢。

この手順は、ゆっくり攻めては△2七飛成があるので▲3三歩と叩いてから▲4五桂でまずまずかと思っていましたが、△3四桂と粘れるとまだ大変のようです。

▲3三歩は候補手の一つだったのでおかしくはなかったようですが、別の指し方もあったようです。

▲3三歩では▲8二とがありました。ソフトの評価値+1078で先手優勢。

▲8二とは全く見えていませんでした。

9三のと金は将来後手玉が7筋方面に逃げたとき、攻めの拠点になると思っていましたので、と金を捨てるのは全く浮かばなかったです。

▲8二と△同金▲9一香成△2七飛成▲3七香△3三歩▲6五桂△1九馬▲8六飛△8三歩▲8一成香△同金▲5三桂右成△同金▲同桂成△同銀▲4五桂で、ソフトの評価値+1645で先手優勢。

この手順は、▲9一香成としてから▲3七香が少し見えにくいです。

△3三歩と受けさせてから8筋に飛車が回って、以下5三の地点で清算して▲4五桂という手の流れです。

指されてみればなるほどという手ですが、これも結構難しい手順です。

多分早指しでは浮かばない手順ですが、盤面全体で駒を活用する感じみたいです。

盤面全体で駒を活用するのが参考になった1局でした。

どのような形で受けるか

上図は、先後逆で角換わりからの進展で▲4五歩と突いた局面。ソフトの評価値-36で互角。

対局中は、このあたりになる手順で失敗したなと思っており、▲4五歩と突かれていつでも▲4四歩を突かれると、後手玉はあまり固くないので駒組が悪かったかと思っていました。

本譜は△3八歩▲2六角△5五銀▲3七桂△3九歩成▲5六歩△6四銀▲4四歩で、ソフトの評価値+394で先手有利。

この手順は、△3八歩からあやを求めたのですが、先手は▲2六角から▲3七桂として▲4四歩と突くのは理想的な展開です。

後手の2二の銀が壁銀なのであまり受けが効かないとはいえ、もう少し後手は工夫すべきでした。

△3八歩では△6五銀がありました。ソフトの評価値-11で互角。

△6五銀はあまり働いていない7三の角を交換する狙いです。

角の持ち合いになるとお互いに角の打ち込みが気になります。

△6五銀に▲7三角成なら△同桂で、ソフトの評価値-126で互角。

この手順は、△6五銀とすることで8四の飛車が一時的に▲4四歩の受けに利いています。

先手は△2八角や△2七角の打ち込みが気になります。

先手は4筋の位を取っているのでもう少しじっくり指してどうかが気になります。

△6五銀に▲6六歩△5四銀で、ソフトの評価値+62で互角。

この手順は、△6五銀に▲6六歩と突いて△5四銀と引かせる手です。

△5四銀で△3七角成もありますが、▲同桂△5四銀▲4四歩の筋があり△同歩なら▲同銀△4三歩▲5三銀成△同玉▲7五角の王手飛車があります。

また▲3七同桂とされると4五の地点を桂馬で守っている形になります。

よって△5四銀と引いて△4五銀が狙いで以下▲4六銀でどうかという将棋みたいです。

なお、△5四銀に▲4四歩は△同歩▲同銀△4五銀で、ソフトの評価値-673で後手有利。

この手順は、△4五銀が飛車取りと4四の銀取りになり先手失敗です。

後手は将来▲4四歩がくるのは仕方ないですが、どのような形で受けるかが大事みたいです。

実戦の▲2六角から▲4四歩で飛車と角と銀と桂馬の攻めを受けるより、△6五銀がはるかによかったようです。

どのような形で受けるかが参考になった1局でした。

歩を使って陣形を崩す

上図は、先後逆で角換わりからの進展で▲5四馬として5三の馬が歩を取った局面。ソフトの評価値+357で先手有利。

後手玉は9二に飛車がいるので▲3二成桂には△同飛で詰みませんが、いつでもこの筋があるので強い戦いにはできません。

また▲3二成桂△同飛▲同馬△同玉▲8二飛の筋や、▲8一馬など先手には指したい手があります。

後手は大駒を使いたいのですが、先手陣が低い構えで打ち込む場所が少ないです。

また3二に歩がいるので△3七歩と打つことができません。

本譜は△9三桂と跳ねたのですが、▲2五歩だったらソフトの評価値+678で先手有利。

△9三桂と跳ねる手は△8五桂があるので味のいい手ではありますが、この場合は▲2五歩で△同桂なら▲8三銀があり△6二飛に▲4四馬の王手飛車がかかります。

▲2五歩に△同銀なら、金と銀のバランスが崩れるので▲4二銀ともたれると後手が悪いようです。

△9三桂では△4八歩がありました。ソフトの評価値+310で先手有利。

△4八歩は、先手の3八の銀と4九の金の連絡をなくす手です。

取っても逃げても味の悪い形になります。

このような手は、持ち駒の歩に意識がないと指しにくいかもしれません。

△4八歩▲同金△3九飛▲4九金△1九飛成▲8一馬△6五角で、ソフトの評価値+139で互角。

この手順は、△3九飛から△1九飛成とした手で、少しですが先手玉にプレッシャーをかけます。

▲8一馬には攻防に△6五角と打つのが実戦的な手です。

狙いは△4三角ですが、△3八角成と切る手もあります。

△6五角▲9二馬△同香▲4二飛△3一金▲5二飛成△4一香で、ソフトの評価値+58で互角。

この手順は、▲9二馬から▲4二飛と詰めろをかけた手ですが、△3一金から△4一香と粘りにでる手です。

△4一香と打てるのは、△1九飛成と香車を取った効果です。

このように粘られると先手も大変そうです。

歩を使って陣形を崩すのが参考になった1局でした。

左美濃の桂馬の攻めの受け方

上図は、後手雁木に先手が左美濃からの進展で△8四桂と打った局面。ソフトの評価値+779で先手有利。

対局中は少し指しやすいと思っていましたが、後手の△8四桂も結構いやな筋です。

とりあえず△7六桂の王手が入ると先手玉は狭くなりますので、それは防がないといけません。

本譜は▲6七銀打△6五歩▲5六銀引△1九角成▲4三香△6六歩で、ソフトの評価値+932で先手優勢。

この手順の▲6七銀打は手堅く指したつもりですが、以下△6六歩と取り込まれると▲同銀には△7六桂があるので先手玉が危険になります。

ただし、歩で銀をぼろっと取られるのもちょっともったいないという気持ちにもなります。

本譜は△6六歩以下▲4二香成△同金▲6六銀△7六桂で、ソフトの評価値-53で互角。

この手順は、やはり△7六桂と跳ねられると先手玉が危険になるので、先手の受けが失敗でした。

△6六歩には▲4二香成△同金▲6四歩で、ソフトの評価値+1138で先手優勢。

この手順は、△6六歩の取り込みに▲4二香成から▲6四歩とする手です。

▲6四歩に△同馬なら、▲3二馬△同金▲5五銀打で、以下△7二桂▲4三歩成△6七歩成▲同金△3七角▲4五飛で、ソフトの評価値+861で先手優勢。

この手順は、▲5五銀打に△7二桂が粘り強く、▲6四銀なら△同桂で△7六桂右を狙われてうるさいです。

ただし、▲4三歩成として6七の銀は取られますがいい勝負のようです。

この形は、△6七歩成の筋には▲同金とすれば△7六桂に▲同金で受けることができるのが急所のようです。

また▲6七同金の形は△6六歩と打っても▲同金で受けが効きます。

△7六桂と跳ばれるのは、最後の手段と思っておいた方がよさそうです。

左美濃の桂馬の攻めの受け方が参考になった1局でした。

左美濃の△8八歩の受け方

上図は、後手雁木に対して先手が左美濃からの進展で△6二玉と5一の玉が移動した局面。ソフトの評価値+730で先手有利。

対局中は、少し攻め込んでいるので先手が指せていると思っていましたが、後手も軽く△6二玉とされる手は見えていませんでした。

本譜は△6二玉に▲5五桂△4二金左▲6三桂成と進みましたが、▲5五桂は評価値があまりよくなく、手としては少し重たかったようで、4五の銀が捌ききれていません。

▲5五桂では▲4四歩がありました。

▲4四歩△5四銀左▲同銀△同歩▲4三銀△8八歩で、ソフトの評価値+680で先手有利。

この手順は、▲5五桂を打たずに▲4四歩と打って以下銀交換から▲4三銀と打ち込む展開です。

4五の銀が持ち駒になって▲4三銀と打ち込むのは一つの理想的な攻めです。

これに対して△8八歩と打つのがいやな手です。

一見先手がずっと攻めていたので気持ちはいいのですが、先手玉は△8八歩が入るだけで少しいやな形になります。

左美濃の急戦形の玉は、少し守りが弱いので慎重に受けないといけません。

△8八歩▲7七桂で、ソフトの評価値+402で先手有利。

実は▲7七桂でソフトは▲8八同玉が推奨手で、以下△8四桂に▲6八桂を指摘しているのですが、以下△9五歩と攻められて自信がありません。

▲6八桂で△7六桂を防ぐのは分かりますが、壁になって逃げ道がなくなるのでとても指す気がしません。

端を攻められても、8四の桂がいなくなれば▲5六桂として逃げ道ができるみたいですが、感覚的に浮かびません。

よって△8八歩には▲7七桂で受けてどうかという形です。

意外とこの形は、先手玉を攻めるのは面倒かもしれません。

▲7七桂に△7五歩は、後手陣も弱いので指しづらいです。

よって▲7七桂に△6五桂打で、以下▲5二銀成△同玉▲8六桂△6三銀打で、ソフトの評価値+429で先手有利。

この手順は、後手の玉と飛車の位置が少し悪く▲8六桂と攻防に打てば先手の陣形も固くなります。

左美濃の△8八歩の受け方が参考になった1局でした。

できるだけ底歩を打たせない

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で5九の飛車が△2九飛成と桂馬を取った局面。ソフトの評価値+298で互角。

駒割りは桂と香の交換でいい勝負ですが、先手の5四の歩の拠点が大きく少し先手が指しやすい感じがします。

本譜は▲5二角成△5一歩で、ソフトの評価値-69で互角。

対局中は、▲5二角成とするのは含みが多く自然な一手だと思っていたのですが、△5一歩と底歩を打たれると少し後手陣が引き締まった感じがします。

△5一歩に▲同馬は△同銀▲同龍△2四角で、ソフトの評価値-415で後手有利。

この手順は、▲5一同馬と底歩を取ったのですが、△2四角が攻防の一手で以下▲7一龍△同玉▲5七香のような手はありますが、そこまで急いで指すのは本筋でないような気がします。

△5一歩には▲6三馬△同銀右のような手もあるのですが、ちょっとはっきりしない感じです。

▲5二角成では▲5九香がありました。ソフトの評価値+167で互角。

香車は下段から打ての▲5九香ですが、これで後手の金か銀と先手の香車の交換はほぼ確定みたいな手です。

▲5九香に△1九龍なら、▲5二角成△5一歩▲6三馬△同銀右▲5三歩成で、ソフトの評価値+758で先手有利。

この手順は、△1九龍に▲5二角成とためるのが少しうっかりしやすい手で、単に▲5三歩成もありますが△同銀▲同香成△同金で4三の角にあたり少し先手が忙しくなります。

△5一歩と底歩を打った時に▲6三馬から香車の効果で▲5三歩成と攻めが継続できそうです。

振り飛車の粘り方でよく△5一歩という底歩があって、手順に底歩を打たせて固くなるというのは先手としては避けたいです。

底歩を打たせても攻めが継続できればいいのですが、継続できないと後手陣を突破するのに意外と手数がかかります。

できるだけ底歩を打たせないのが参考になった1局でした。