桂馬を打って直ぐに龍を切る

上図は、先手居飛車後手中飛車からの進展で後手が3七の馬を△5五馬とした局面。ソフトの評価値+258で互角。

対局中は、先手は飛車が成れていますが、後手の△5五馬が大きく少し苦しいのかと思っていました。

互角の評価値が少し意外だったですが、やはり2一の龍の力と2四の角の働きがいいのが大きいみたいです。

次の一手が全く見えず、本譜は以下▲8六歩△6二金左▲4一龍△7四歩で、ソフトの評価値-133で互角。

▲8六歩は、玉の懐を広げて辛抱しようとした手ですが特別な狙いはないのであまり良くなかったようです。。

その後の指し手の評価値は互角になっていますが、△6二金左とされたので▲5一角成と金を取る筋が無くなったのと、5五の馬の効きで△7四歩から△7五歩と先手玉のコビンを狙われる手があるので、苦しくなったと思っていました。

▲8六歩では▲4三桂があったようです。ソフトの評価値+121で互角。

▲4三桂は対局中に少し見えてはいたのですが、△4二金で駒の働きが少し重たいかと思って指せませんでした。

▲4三桂△4二金▲6一龍△同銀▲5一桂成△8四桂▲6六歩で、ソフトの評価値+241で互角。

▲6一龍~▲5一桂成の筋が全く見えておらず、▲5一桂成に△同飛なら、▲4二角成で、ソフトの評価値+541で先手有利。

▲5一桂成に△8四桂も怖い手で▲6一成桂なら△7六桂で勝負です。

先手はそれを防いで▲6六歩で互角のようです。

▲4三桂△4二金に▲同角成もあったようです。

▲4二同角成△同飛▲5一桂成△7一金▲6一金△同金▲同成桂△4四角で、ソフトの評価値+27で互角。

▲4二同角成の手の方が見えやすいですが、先手は金を張り付いてもまだ大変です。

桂馬を打って直ぐに龍を切る筋が参考になった1局でした。

大駒を活用する

上図は、角換りで後手右玉からの進展で、後手が△5二金と桂馬を取った局面。ソフトの評価値+329で先手有利。

対局中は金と桂馬2枚の交換でいい勝負ですが、後手は4筋を制圧しそうな感じと、まだ後手の8五の桂馬を取り切っていないので、難しいと思っていました。

本譜は以下、▲8五歩△4六歩▲3八銀△3六銀▲8四桂△7三玉▲4二歩△同金▲5三金△3五桂で、ソフトの評価値-547で後手有利。

先手は▲8五歩から桂馬を取って▲8四桂と王手の筋も△7三玉で、まだ大変です。

▲4二歩から▲5三金も苦し紛れで、△3五桂と角を抑え込まれては少し苦しいです。

どうもこのあたりは先手は指し手を急いでいるような感じです。

▲8五歩では▲5三金があったようです。ソフトの評価値+362で先手有利。

ちょっと重たいような▲5三金ですが、先手の1七の角を活用する意味では自然な1手です。

▲5三金に△同金なら、▲同角成△5二金▲2六馬△4六歩▲3八銀で、ソフトの評価値+285で互角。

評価値は互角になっていますが、+300点を超えると有利になることから、元々が互角に近いみたいです。

角が馬に変わって自陣に引き付けて戦うので、本譜より良さそうです。

4筋は抑え込まれますが、 ▲2六馬がいると後手は△3六銀とすることができません。

やはり大駒が活用できると大きいです。

大駒を活用する▲5三金が参考になった1局でした。

じっと飛車を引いて指す

上図は後手振り飛車に対して先手居飛車穴熊からの進展で、後手が△3三同角とと金を取った局面。ソフトの評価値+576で先手有利。

先手は穴熊で角と銀桂馬の2枚替えの駒得で、持ち歩も多いので少しいいかと思っていたのですが、本譜の手順はだいぶ危険でした。

本譜は以下、▲2五飛△同飛▲同桂△8八馬▲同金上△同角成▲同金△7九銀で、ソフトの評価値-91で互角。

先手は▲2五飛から飛車を捌いたのですが、後手が2枚の角を切って△7九銀とした形は先手玉が急に薄くなった感じです。

以下、▲7七銀打△8五歩でソフトの評価値-388で後手有利。

▲7七銀打では▲3三角と遠くから受けに効かすべきでしたが、△3八飛で先手大変です。

最初の△3三同角の局面では▲2五飛か▲3三同飛成のどちらかと思っていたのですが、別の手がありました。

▲2五飛では▲3七飛の方が良かったようです。

▲3七飛△3五歩▲6七飛で、ソフトの評価値+436で先手有利。

このタイミングで▲3七飛と大駒の交換を避ける筋というのは、全く浮かびませんでした。

▲3七飛のままだと後手の角が狙われやすいので△3五歩としますが、そこで▲6七飛と回ります。

この手もなかなか見えない手で、後手が歩切れなのが大きいようです。

次に▲6四歩の狙いがあるので、後手は△4二角と受けますが▲4五歩△同馬▲6四歩△同金▲4三歩で、ソフトの評価値+720で先手有利。

歩を使った細かい攻めができれば、先手指せそうです。

最初に戻って▲2五飛か▲3三同飛成か▲3七飛は、早指しだと指運みたいなところはありますが、それでも感覚的に正確に指せるようになりたいです。

じっと飛車を引いて指す▲3七飛が参考になった1局でした。

大駒の活用は大きい

上図は、相居飛車の将棋で後手が△6五桂と打った局面。ソフトの評価値+592で先手有利。

先手は銀と桂馬の交換で駒得で、玉の固さも先手が固く後手の2三の金の形がくずれているので先手有利です。

ただし、後手の△6五桂もいやな筋で銀が逃げても△7七歩の叩きがあります。

本譜は以下、▲5四歩△7七桂成▲同金右△6五桂で、ソフトの評価値+396で先手有利。

先手は▲5四歩と歩を取り込みましたが、それほど厳しい手ではなく、後手は△7七桂成から△6五桂と桂馬のおかわりの手です。

この局面も先手有利ですが、先手の9七の角が働いていないのがもったいないです。

▲5四歩では▲8五歩があったようです。ソフトの評価値+572で先手有利。

▲8五歩は見えていたのですが、△7四飛でどうかと思って指せなかったです。

後手玉が角のラインに入っており、4五に桂馬がいて持ち駒に銀があれば、大駒の活用の▲8五歩が自然でした。

▲8五歩に△7四飛なら、▲7六銀△7五歩▲8七銀で、ソフトの評価値+573で先手有利。

手順の△7五歩に▲8七銀が見えておらず、8七の歩の拠点を取れば先手さらに安全です。

手順の▲8七銀では▲6五銀△同桂▲5七桂もあったようです。

△7五歩で△7七歩は▲8七金で、ソフトの評価値+706で先手有利。

大駒を活用する▲8五歩が参考になった1局でした。

歩を使った細かい攻め

上図は、後手三間飛車に対して先手居飛車穴熊からの進展で後手が△3三桂とした局面。ソフトの評価値+119で互角。

先手の金と銀が左側に固まっているので、攻め駒が少ないのが穴熊を指すときに難しいところです。

攻めがうまく繋がれば固さが活きるのですが、攻めが繋がらないと姿焼きになる可能性もあります。

本譜は以下、▲5九角△2二飛▲6八角△5三角▲7七角△4二角で、ソフトの評価値+228で互角。

互角で悪くはなっていませんが、先手は戦いをうまく起こすことはできません。

▲5九角では▲3六歩がありました。

▲3六歩△同歩▲同飛△3五歩▲2六飛で、ソフトの評価値+234で互角。

先手は▲3六歩から歩を合わせてから飛車を2六に移動します。

次の狙いは▲2四歩からの飛車の捌きです。

▲2六飛以下、△2二飛▲3二歩で、ソフトの評価値+265で互角。

▲2六飛に後手は△2二飛で受けますが、そこで▲3二歩が手筋の1手です。

次に▲3一歩成△同角▲3三角成の願いがあります。

△3二同飛なら▲2四歩です。

▲3二歩に△2一飛と受けても、▲2四歩△同歩▲3一歩成△同飛▲2四飛の狙いがあります。

上の手順で▲2四歩に△2五銀は▲2八飛△2四歩▲1七桂△3四銀▲3一歩成△同飛▲2四飛があります。

穴熊にするなら、歩を細かく使った手で繋げていきたいです。

できれば桂馬も攻めに働く展開にしたいです。

歩を使った細かい攻めが参考になった1局でした。

守りの金は極力取らせない

上図は、後手横歩取りに対して先手青野流からの進展で後手が△3八銀と打った局面。ソフトの評価値-139で互角。

先手は飛車と銀の交換で駒得も、歩切れで4七の金が逃げると△1四角の王手の筋に歩の合い駒がありませんので、結構大変です。

本譜は以下、▲5五角△1四角▲3七飛△4七銀成▲同飛△8三歩で、ソフトの評価値-1174で後手優勢。

先手は4七の金を逃げずに▲5五角と打って▲8二角成と▲1一角成を狙いますが、△1四角に▲3七飛からで角のラインで飛車をくぎづけにして、△8三歩で後手優勢です。

対局中は△8三歩が見えておらず、これではっきり先手悪いです。

△8三歩に▲1一角成だと△4六金で、ソフトの評価値-1516で後手優勢。

▲5五角では▲4八金がありました。ソフトの評価値-121で互角。

▲4八金は少し考えていたのですが、△1四角から△2九銀成でも先手悪いと思って指せませんでした。

▲4八金に△1四角なら、▲5七玉△2九銀成▲5五角△7三桂▲1一角成△3三桂で、ソフトの評価値-258で互角。

この手順も互角とはいえ先手苦しそうですが、本譜の進行に比べるとはるかにいいです。

やはり守りの金を取られるのは良くないという前提から考えないといけなかったかもしれません。

△3八銀に▲4八金で何とか粘る手順はないかと考えるということです。

守りの金は極力取らせないというのが大事と分かった1局でした。

駒損を避けて粘り強く指す

上図は、角換りから後手が右玉にしたのに対して先手が穴熊からの進展で、後手が△2八角成とした局面。ソフトの評価値-334で後手有利。

先手は穴熊でも後手の右玉のバランスがよく、馬を作って飛車を取るか桂馬を取るかの選択ができるので後手有利です。

対局中は先手悪いので駒損してはいけないと思い▲3七桂としました。

▲3七桂△5五歩▲同銀△2五桂▲同桂△5五馬で、ソフトの評価値-674で後手有利。

▲3七桂に対して飛車と取る展開もあったのですが、本譜でも後手十分です。

後手の馬の力が大きいです。

▲3七桂では▲1四歩がありました。ソフトの評価値-318で後手有利。

3七の桂馬を逃げずに▲1四歩は見えていませんでした。

▲1四歩に△2九馬だと▲1三歩成でうまくいけば先手が飛車を成る展開になります。

よって、▲1四歩には△1七馬▲同香△4九飛▲4七角で、ソフトの評価値-332で後手有利。

飛車と角の交換で△4九飛と打たれると次に△2九飛成があるので、先手は自陣角になりますが、▲4七角と打ちます。

2九の桂馬を守った手ですが、5六の銀がいなくなると△4七飛成があるので、少し打ちにくいです。

しかし、駒損すると仕方ないのでやむを得ないようです。

以下、△5五歩▲3八角打で、ソフトの評価値-58で互角。

△5五歩は▲同銀なら△4七飛成なので、▲5五同銀とできず▲3八角と打ちます。

これも自陣角なので働きが低いのですが、やむを得ないようです。

以下△3九飛成▲5五銀で、ソフトの評価値+29で互角。

▲5五銀とすると次に▲7五歩から▲7四歩と角道を通した攻めがあります。

また▲9五歩△同歩の9筋の歩の突き捨てを入れると、▲9二歩のような筋もあります。

▲4七角や▲3八角の自陣角は駒損を避けて仕方なく打つか、7筋の逆襲を見て狙いを持って打つかによって対局中の気持ちが変わってきますが、狙いを持って指せるようにしたいです。

駒損を避けて粘り強く指すのが大事を分かった1局でした。

駒得のときはゆっくり指す

上図は、先後逆で後手横歩取りからの進展で、先手が▲6六同歩と角を取った局面。ソフトの評価値-237で互角。

駒割りは角と金の交換ですが、△2七成桂と銀を取れば角と金銀の交換で2枚替えになります。

ここから2手進んだだけで、形勢が逆転しました。

本譜は以下、△4八金▲6七玉で、ソフトの評価値+247で互角。

△4八金は3七に成桂がいるときに攻めの拠点を作るために打ったのですが、金の働きが重く悪かったようです。

▲6七玉に△2七成桂と△5八銀以下の詰めろをかけましたが、▲8四桂で先手玉は広くなりました。ソフトの評価値+81で互角。

形勢はすべて互角になっていますが、最初の評価値より300点くらい減っているので、△4八金は良くなかったです。

△4八金では△2七成桂がありました。ソフトの評価値-243で互角。

角と金銀の交換で駒得も後手は飛車が攻めに働いていないのに対して、先手は龍が出来ているので、評価値は少し後手が良くても互角です。

△2七成桂に▲8四桂なら△7一金▲7二桂成△7四銀▲6二成桂△同玉で、ソフトの評価値-279で互角。

△2七成桂に▲6九玉なら、△3七成桂▲3四角△2二金で、ソフトの評価値-60で互角。

元々の形勢が互角なので簡単に良くならないですが、後手は駒得なのでゆっくりと指すような方針が良かったです。

駒得の場合はゆっくり指すのがいいと分かった1局でした。

攻めの銀を捌く

上図は、後手三間飛車に対して先手居飛車穴熊からの進展で、先手が▲2四歩の突き捨てに△同歩とした局面。ソフトの評価値+350で先手有利。

対局中は後手の銀冠に対して先手は穴熊なので、少し固いので指しやすそうですが、先手有利までは思っていませんでした。

本譜は以下、▲2二歩△同飛▲3四飛△3三歩▲3六飛で、ソフトの評価値+192で互角。

先手は細かい攻めをしていますが、いまひとつはっきりしません。

△2四同歩に対しては2通りの攻め方がありました。

1つは、▲2二歩△同飛▲4五銀で、ソフトの評価値+314で先手有利。

▲2二歩に△同飛とさせて先手の角のラインに間接的に入れることで、▲4五銀とぶつけます。

本来、4五の地点には桂馬でいけたほうがいいのですが、銀を捌こうとする狙いです。

▲4五銀以下、△5六歩▲5四銀△同金▲5六飛△5五歩▲5九飛で、ソフトの評価値+305で先手有利。

先手は銀を捌いて△5五歩にはじっと▲5九飛とします。

△4八銀が少し気になりますが▲5五飛で、ソフトの評価値+314で先手有利。

もう1つは、△2四同歩に▲5五銀で、ソフトの評価値+254で互角。

▲5五銀以下、△同銀▲同角△5二飛▲5六飛で、ソフトの評価値+283で互角。

▲5六飛は角に隠れて少し回りづらいですが、次の狙いは▲6四角△同金▲5二飛成です。

また▲6一銀の割り打ちの銀の狙いもあります。

▲5六飛に△5四飛なら、▲4三銀△5三飛▲5二銀成△同飛▲6四角△同金▲5二飛成で、ソフトの評価値+403で先手有利。

この手順は少しトリッキーですが、先手銀損から後手の飛車をすぬいて飛車が成れて指せるみたいです。

どちらの手順も▲4六銀を捌いて△5四銀を交換して、持ち駒にする狙いです。

▲4六銀より△5四銀の方が働いているので、先手は銀を捌きたい感覚です。

攻めの銀を捌くのが参考になった1局でした。

1手ためる感覚

上図は、先後逆で後手が△6四角と打った手に▲3七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+235で互角。

対局中はあまり△6四角と打っても攻め手が見えにくいので指したくはなかったのですが、他の手が浮かばなかったので指した感じです。

後手は△6四角と自陣角を打ってしまったので、あまりゆっくりとした展開にはできません。

ここからの数手は少し単調すぎました。

本譜は以下、△7五角▲8九飛△4五桂で、ソフトの評価値+369で先手有利。

この攻めの何が単調かというと、歩を使っていないので、力の入った攻めになっていません。

△7五角も宙に浮いたような形でぱっとしませんし、逆に先手から狙われやすいです。。

秒読みの将棋とはいえ、手があまり見えていない感じです。

△7五角では△7四歩があったようです。ソフトの評価値+204で互角。

△7四歩に▲同歩だと△8六角で飛車をとられるので、▲7四同歩はありませんがそれにより後手は1歩得になります。

持ち駒は歩1枚が2枚になると戦力が増します。

歩を取るのにも△7五角と△7五歩の2種類あるので、攻め手が広がる感じです。

ただ△7四歩と突いても形勢は互角です。

△7四歩以下、▲6六歩△4五桂で、ソフトの評価値+151で互角。

▲6六歩は先手玉のコビンがあいて、少し怖いところもあるのですが、後手の△6四角をいじめる狙いで▲6六歩から▲6七銀となると先手は安定します。

▲6六歩と突いたのを見て△4五桂と跳ねます。

▲同桂△同銀▲3七桂△5四銀で、ソフトの評価値+243で互角。

桂馬の交換の後先手が▲3七桂と打ちましたが、後手からの△1九角成と△3七歩の両方を受けた手です。

先手が桂馬を自陣に使ってくれたので、後手は△5四銀と引きます。

これでまだこれからの将棋ですが、後手は持ち駒に桂馬が入ったので、また手を広げていく感じです。

1手ためる感覚の△7四歩が参考になった1局でした。