歩を取るタイミング

上図は、先手雁木で後手矢倉の居飛車戦いで、後手が△8四飛と△7四飛から移動した局面。ソフトの評価値+202で互角。

先手が攻める形ではありますが、後手玉も金銀4枚で囲って固いので、難しい戦いです。後手の△8四飛の位置があまりよくないので、少し指しやすいのかと思っていました。

以下▲4四歩△同銀▲7九玉△5五歩で、ソフトの評価値+114で互角。

後手の△5五歩は全く考えておらず、最初は▲4五銀でありがたいと思っていたのですが、以下▲4五銀△同銀▲同桂△4四角と難しい戦いとなりました。

後手の△5五歩の位が結構大きいのと、後手玉が固く、先手が攻めを継続するのは大変なようです。

▲4四歩では、▲7九玉と様子を見た方が、手が広かったようです。

ここで後手の指し手が難しいように思えます。部分的な形は△2二玉ですが、▲4四歩△同銀▲4五桂で銀と桂の交換の筋があります。

また、△5五歩▲同銀△4五歩の銀取りは、▲5六歩や▲5六銀や強く▲6五歩などがあり、いつでも▲4五桂と跳ねる筋があるので、先手もまずまずの展開です。

攻める形でもタイミングを図るのは、結構大事だと分かった1局でした。

安全に指してかえって複雑になる

上図は、相掛かりからの進展で、後手が△4六歩と桂を取った局面。少し先手がいいと思って指していました。ソフトの評価値+479で先手有利。

しかし、ここから数手であやしくなりました。

以下▲4六同歩△5四桂▲4五香△5二玉▲3一馬△4六桂でソフトの評価値+87で互角。

▲4六歩は慎重に指したつもりですが、玉のコビンが開いて、後手の△4二桂を△4六まで王手で飛ばせて、攻め合いの形になったのは、まずかったようです。

▲4六同歩では▲2一馬が良かったようです。以下△3二銀▲4五香。

△3三玉なら▲1一馬△2二桂に▲4二香成でソフトの評価値+611で先手有利。対局時は、平凡な▲4二香成が全く見えていませんでした。

駒をボロボロ取られるなら、▲2一馬に△5二玉と逃げて▲3一馬に△8一歩と催促する手が、少し気になります。

ゆっくり指すなら▲9一龍もありますが、強く▲7二龍△同金▲4一銀でも指せそうです。以下△6二玉に▲4二馬という感じです。

▲7二龍は実戦で指せるかどうかは、あやしいところはありますが、どこかで将棋は踏み込まないといけないので、それがこのタイミングのようです。

▲2一馬から▲7二龍までの、変化手順が参考になった1局でした。

形勢判断が悪く自滅

上図は、先後逆の局面の相振り飛車での戦いで、先手が▲6五歩と仕掛けた局面。対局時は、だいぶ後手が模様が悪いと思っていましたが、ソフトの評価値-160で互角でした。

以下の指し手△2五桂▲2六銀△3七歩▲同桂△1七桂成▲同銀△6五歩▲6四桂でソフトの評価値+561で先手有利。

本譜は自分から動いて桂損して、さらに▲6四桂の両取りになっては駒損が大きく、最悪の手順でした。形勢判断で不利だと思っていたのか、指し手が全く単調でした。

▲6五歩には△4五歩と、角交換を狙って軽く指したほうがよかったようです。ソフトの評価値-193で互角。

以下▲2二角成△同飛▲3三角△2一飛で、どこかで△2五桂▲2六銀△2四歩で△3七歩や△1六歩や△1七桂成を狙う感じです。

慌てて△2五桂以下指す必要はなく、まだこれからの将棋なので、一直線にならないような指し手が大事だと感じた一局でした。

居飛車戦の中盤の難所

上図は、▲4五桂と銀を取った手に△4四角と逃げた局面。先手の桂馬が捌けてきたので、少しおもしろくなったかと思いましたが、実際は大変でした。 ソフトの評価+173で互角。

先手からは▲1五歩や▲2四歩や▲7五銀や▲5二銀などありますが、以下▲5二銀△3七銀でソフトの評価値+299で互角。

ソフトの評価値は+299で互角とはいえ、先手が攻めを継続するのは、結構大変な感じがします。持ち歩が少ないのと、大駒の角が活用できていないのが大きいと思います。

以下▲4三銀成△同銀▲1八飛△2七銀▲1七飛△2六銀成でソフト評価値ー360で後手有利。▲1八飛は良くなかったですが、別の手でも自信ない展開です。

▲5二銀では▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2五飛で、2筋を交換して、じっくり指した方が良かったようです。飛車の位置は、▲2七か▲2八か▲2九もあり、そちらの方が自然かもしれないです。

ただ、先手の4五桂がちょっと不安定な感じなので、▲2五飛で取られない形にした意味です。先手から直ぐに攻めずに▲6八金右でもう一手待って、後手の駒組みを見て手を決める感じです。

先手の角が使えてないですが、タイミングを見て▲6五歩で角を活用するイメージです。

無理に攻めても攻めが切れるので、辛抱して1局の将棋でした。

中盤戦の手厚い指し方

角換わり腰掛銀の中盤戦から、後手が8筋と9筋の歩を突き捨ててから△6五桂と跳ねた局面。銀取りなので、実戦ではあまり考えずに▲6六銀と指しましたが、△4八銀以下、先手が薄い玉で神経を使う展開になりました。

▲6六銀では、▲6三銀と打つ手がありました。ソフトの評価値+565で先手有利。

▲6三銀に対しては、7七の銀を取るのが自然なので、△7七桂成▲同金△4三金右▲7二銀不成△8二飛▲6三歩成。ソフトの評価値+943で先手優勢。

▲7二銀不成が後手玉と反対に行くようですが、このような展開で▲6三とができると、先手の上部が手厚いです。

次に先手は、▲7三角や▲6四角や▲7一角や▲5六桂などが狙いです。後手は、歩切れのため細かい攻めができず、ちょっと辛い感じです。

角換わり腰掛銀の中盤戦

角換わり腰掛銀で▲6三銀と打った局面。ソフトの評価値+191で互角。△同金なら▲7二角なので△6一金なのですが、そこで▲7四銀成としたのですが、ここでは▲4六歩もありました。

▲4六歩だと▲6三銀が不安定なので、△4一角が気になっていたのですが、そこで▲7二角がありました。ソフトの評価値+516で先手優勢。

△同金なら▲同銀不成で△8二飛や△8四飛なら▲8三金で△5一飛なら▲6二金です。▲7二角に△7一飛なら▲6一角成△同飛▲7二銀成△6三飛▲6二金です。飛車を取れる展開になると先手指せそうです。

△4一角で△8四飛と▲7四銀成を防ぐと、どこかで▲6五歩があり、△同歩だと▲6四角から▲5四銀成の筋。また△同桂なら▲6六角で先手指せそうです。

先手から▲6五歩と突く筋が、なかなかおもしろそうです。

玉の守りが薄いときの指し方

上図は、角換わり腰掛銀で後手が△4八飛と打った局面。ソフトの評価値+937で先手優勢。

先手が駒得ですが、先手玉が薄く △4八飛が4六の金取りになっており、△6九とも玉に迫っています。後手玉はまだ結構固いので、攻め合いは難しそうです。

実戦では▲3七銀と打ったのですが、以下△3八飛成▲3四歩△3七龍▲3三歩成△同桂となり、切り合いで駒を渡して難しい展開になりました。ソフトの評価値+206で互角。

▲3七銀では▲3七角の方がよかったようです。△3八飛成に▲4八銀と受けて、飛車の横効きを止める意味です。ソフトの評価値+1046で先手優勢。

攻め合いでは後手玉が固くて、先手玉が危険になるため受けに専念して、後の狙いは▲3四歩△4二銀▲4四桂という感じです。また▲4七金から▲6四角のような狙いもあります。ただし、先手玉が薄いので神経を使う将棋です。

銀冠で角筋を受ける展開

上図は、対振り飛車の先後逆の局面です。居飛車側の私が、持久戦から銀冠に組むとこのような局面になることがあり、後手の次の一手が迷っていました。△2二玉なら▲2五歩△同歩▲同桂△2四角から▲4五歩や▲6五歩で角道が通って、後手が受けに回る展開です。

また、△3一玉のままでは、飛車交換になったときなど、すぐに王手がかかります。

ソフトの推奨手は△2二玉でした。ソフトの評価値ー75で互角。

以下▲2五歩△同歩▲同桂△2四角▲4五歩△3五歩。ソフトの評価値-103で互角。

△3五歩は少し見えづらい手なのですが、△3四金で後手の角筋を交わして、2五の桂取りになる意味です。この手は、浮かびませんでしたが、参考になりました。

以下▲4四歩△3四金▲2六歩に△3六歩や△1二玉になりそうです。先手はどこかで▲7四歩と突く筋がありますが、後手は△8六歩を突き捨てるか、強く同飛と取るか、局面によって変わりそうです。

ただし、受けに回っている居飛車側が、神経を使うような展開です。