形の違いに気付かずに指す

上図は、居飛車対振り飛車で、先手が▲2四歩と突いた局面。ソフトの評価値+103で互角。

振り飛車にすると、それだけでソフトの評価値が100~200位下がることがあり、本局もそのように思われます。理由は、分かりません。

本譜は以下、△2四同歩▲同飛△8八角成▲同銀△2二飛▲2三歩で、ソフトの評価値+96で互角。

後手が角交換してから、△2二飛とぶつけるのはよくある筋で、飛車交換は後手の陣形が低くていいので、先手は▲2三歩と打ちます。

本譜は以下、△1二飛▲3六歩△3二金▲6六角△3三角▲同角成△同金▲2八飛△2四歩で、ソフトの評価値-18で互角。

この局面は、先手の▲2三歩が取られる形になっており、先手は、それを防ぐ手がありません。

後手は、△2三金~△2二飛~△3三金で、後は2筋の歩を伸ばしていけばいいという、分かりやすい狙いがあります。

それに対抗する手段を、色々考えましたが、浮かばず2筋突破され勝負所がなかったです。

2筋の歩を交換する手はあると理解していたのですが、後から調べると、この局面と微妙に形が違っており、後手の歩が△3四でなく△3五でした。

△3五歩の形だったら、先手は▲2六飛に引いた後、3六歩△同歩▲3八金のような筋があったのですが、△3四ではその筋が成立しません。

また、後手の形が△4四歩と突いて△3二金の形か、9筋を受けない形かなどで、▲2四歩と突くのは微妙に違うようでした。

△4四歩~△3二金は、いずれ△4五歩から角交換を狙う筋です。

9筋を受けない形とは、先手の狙いが▲9五歩~▲7七桂~▲6六角から、▲9四歩△同歩▲9三歩△同香▲8五桂のような感じです。

うろ覚えだった内容を思い出した1局でした。

勝負所で間違える

上図は、相掛かりから後手が9筋の歩を突き捨てて、△9七歩と打った局面。ソフトの評価値+203で互角。

ここは勝負所で、後手は次に△9五香が狙いですが、先手も後手もお互いに手が広い局面です。

▲9七同香なら△9六歩で、以下▲8七歩から後手の飛車を追い回す指し方もありますが、それはやる気が起きず、受けずに別の手を指しました。

本譜は以下、▲2三歩△1三角▲3四飛△4二銀で、ソフトの評価値-48で互角。

▲2三歩からの手順は、良くなかったようです。△1三角の位置は、いつでも△4五桂から△5七角成の筋があり、悪い位置ではありません。

また、先手の▲3四飛の位置が狭く、次に△2三金で困る形です。

以下、後手に9筋から手をつけられ、飛車を2筋に回られ、勝負所なかったです。

▲2三歩では、▲3五歩が良かったようです。この形だと、先手の飛車が追われることはありません。

△3五同歩なら、▲3四歩△4五桂▲2二角成△同銀▲3三歩成で、ソフトの評価値+690で先手有利。

△2三歩なら、▲3四飛△9五香▲9四飛で、ソフトの評価値+381で先手有利。

△9五香なら、▲3四歩△4五桂▲2二角成△同銀▲8七歩△8四飛▲6六角で、ソフトの評価値+442で先手有利。

先手は、後手の手によって対応を変えているのが、興味深いです。

後手は、それ以外の手を指すことも予想されますが、本譜よりは、先手良さそうです。

桂馬の頭を狙い、角を捌くという指し方が、参考になる1局でした。

相穴熊で攻めに専念する形

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で、お互いに穴熊に囲っての戦い。後手が△5七歩と垂れ歩で、次に△5八歩成を狙ってきました。ソフトの評価値+810で先手優勢。

本譜は以下、▲5二歩成△5八歩成▲7七角△4七馬▲6一と△6九銀と、一直線な攻め合いとなりました。ソフトの評価値+1066で先手優勢。

+1066で先手優勢とはいえ、△6九銀から先手の▲7七角がいなくなると、△7八銀成▲同金△6八金の形は、▲同金なら△同と、▲7九金打なら△7八金▲同金△6八金で千日手になる可能性があり、ちょっといやな形です。

この攻め合いは、正確に指せればいいですが、ちょっと間違えると、すぐ逆転しそうな感じがします。

▲5二歩成では、▲5七同角もありました。

▲5七同角△4七馬▲6六角△5七歩▲5二歩成△5八歩成▲6一と△6九とで、ソフトの評価値+825で先手優勢。

この展開は、お互いにと金が攻める展開になるのですが、後手からの△6九銀の形でないので、評価値は低くなっても、先手は読みやすい感じがします。

以下、▲7一と△同金▲8四銀△7九と▲同金△6一金打▲2一龍△5二飛▲7三桂で、ソフトの評価値+1490で先手優勢。

この局面は、先手が桂馬の駒得と、先手の龍と角が働いているのに対して、後手の飛車と馬の働きがいまひとつの差が、評価値に出ているようです。

しかもこの瞬間は、先手玉が怖いところがないので、攻めに専念することができます。

▲7三桂は、▲8四銀の形を活かした手で、先手は8筋に歩を使えないので、▲7三桂で後手の玉を薄くする狙いです。

桂馬と銀を渡しても、元々,桂馬の駒得だったので、そんなに影響はなさそうです。

以下、△7三同桂▲同銀成△同銀▲8五桂で、攻めていく感じです。

攻め合いを避けて、攻めに専念できる指し方があると分かった1局でした。

対穴熊の実戦詰将棋

上図は、居飛車対振り飛車の終盤の変化で、後手が△6八角を△5七角成とした局面。

先手玉は、△6八馬の詰めろですが、後手玉に少し長いですが、詰みがあります。

先手の持ち駒は豊富ですが、攻め駒は龍一枚で、5筋から右側は、先手の押さえの駒がないので、慎重に決める必要があります。

以下、▲7三角△8二金▲8一龍△同玉▲7一金。

この手順以外にも、詰みの手順があるかもしれませんが、これが一番分かりやすそうです。ただし、後手玉が広いです。

以下、△7一同玉▲6二銀△同飛▲同角成△同玉▲5四桂△5三玉▲4三金。


▲4三金が筋で、これ以外は詰まないようです。

▲4三金の意味は、△同玉に▲4二飛と打って、後手玉が4筋から逃げるのを防ぎます。

▲4三金△同玉▲4二飛△5四玉▲6五銀打△5五玉▲4五金まで。

なお、▲4三金に△6四玉は、▲6五飛△7三玉▲6二銀△8四玉▲8五銀△9三玉▲9四銀△同玉▲9五飛△8四玉▲8五金まで。

少し手順は長いですが、実戦詰将棋みたいなので、この変化になったら詰ますようになりたいです。

中盤で1手パスの手を指す

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で、お互いに穴熊に囲って後手が△9四歩と突いた局面。ソフトの評価値+1048で先手優勢。

飛車と角の交換で、先手玉が金銀4枚で囲っているのに対して、後手は金銀2枚で、先手が、持ち駒に飛車を持っているのが大きいようです。

後手の△8五銀が浮いていますが、その駒が働く展開になるかが、ポイントになりそうです。

本譜は以下、▲2二歩△9五歩で、ソフトの評価値+722で先手有利。

▲2二歩は、△同角なら▲2四飛が狙いですが、当然取らずに△9五歩で、いつでも△9六歩からの端攻めを見せられて、だいぶ損をしました。

▲2一飛成と飛車で桂を取れるところを、わざわざ歩切れになっての▲2二歩は、1手パスのような手で、全く意味がなかったです。それに比べて後手の△9五歩は、価値の高い手です。

▲2二歩では、▲5八飛が良かったようです。ソフトの評価値+1070で先手優勢。

▲5八飛は全く気付きませんでしたが、▲5六飛を狙って、▲5三の垂れ歩や、場合によっては、▲5五歩で後手の角道を止めることができます。

▲5八飛からは、△5三金▲2一飛成△7六歩▲5六飛△5四歩の展開も、先手十分です。ソフトの評価値1096で先手優勢。

▲2八飛は、2筋でなく5筋で活用するのが、急所だったようでした。

重い受け方で苦労する

上図は、角交換振り飛車で後手が△4二飛と△2二飛から移動した局面。ソフトの評価値+286で互角。後手の狙いは△4五歩ですが、先手の次の一手が悩みました。

▲5六銀だと、△5五歩▲同銀△4五歩で後手に捌かれそうです。また、▲5八金だと、桂の交換後に、△3七角と打たれる手が気になります。

▲4八金だと△3七角は防いでいるのですが、▲3七桂がいないと、△3九角▲3八飛△4八角成▲同飛△3七金の筋が気になります。

本譜は以下、▲4八金△4五歩▲同歩△同桂▲同桂△同飛▲3七角で、ソフトの評価値-212で互角。

指しているときは、あまりいい手ではないとは思っていましたが、やはり、重たい差し方だったようです。

以下、△6四歩▲2四歩の展開になりました。先手は、角を使いづらいのが難点です。

▲4八金では、▲2四歩があったようです。

この手は、△1五角や△同歩▲同飛△1五角のような筋でだめと、全く考えてなかったです。

▲2四歩に△1五角は、▲2七飛がありました。ソフトの評価値+246で互角。

以下、△2四歩なら▲1六歩で角がつかまるので、△2四同角ですが、そこで▲5八金と上がります。

後手は1歩得ですが、△2四角が使いづらく、△2四角が動くと▲2三飛成の筋があります。先手は軽い形で、持ち駒に角を持っているので、まずまずかと思います。

また、▲2四歩に△同歩▲同飛△1五角には、▲2三飛成△3七角成▲5六銀△4三金▲2一龍のような感じです。先に駒損しますが、龍ができれば先手も戦えそうです。

先入観でなく、読みを入れるのは大事だと分かった1局でした。

飛車交換になる展開を逃す

上図は、横歩取り青野流から、後手が角と金の交換して△9七歩▲同香に△8六金と打った局面。ソフトの評価値+265で互角。

△8七金以下飛車を成る展開になると、先手は守りが薄く、3筋が壁になっており大変なので、ここは勝負所です。

本譜は以下、▲6五桂△8七金▲同歩△同飛成で、ソフトの評価値-213で互角。

▲6五桂△8七金の後に、▲同歩でなく▲5三桂成△同玉▲5五飛の方がよかったですが、▲6五桂に△6二銀で大変そうです。ソフトの評価値-61で互角。

△6二銀は、▲5三桂成に△同銀で、形よく守ることができます。

それで、△8七金とか△9七金を間に合わせます。それだと、先手が忙しい展開となり、持ち歩を使える筋があまりないので、苦しそうです。

▲6五桂では、平凡に角を逃げる▲6五角が良かったようです。

以下、△9七金に▲8五飛で、ソフトの評価値+102で互角。

飛車交換に桂馬を活用する筋が見えておらず、以下△同飛▲同桂△8八金▲7九歩といった感じです。

△8八金で△7五飛なら、▲2一角が厳しそうです。

▲6五角と逃げるのは、全く見えなかったですが、このような手もあると、勉強になった1局でした。

一枚使わせて受けに回る

上図は、先後逆で相振り飛車の終盤戦で、△7九飛に▲4九香と打った局面。ソフトの評価値-50で互角。

仕掛けの局面から、ずっと形勢が良くないと思っていたせいか、この局面もまだ、後手が良くないと思っていました。

本譜は以下、△5七成桂▲同金△4八銀▲6四角△6三金で、ソフトの評価値+862で先手優勢。

△4八銀に▲同香なら△1九飛成▲同玉△1八金ですが、当然、銀は取らずに、▲6四角で▲5三角成を防ぐ△6三金では、だいぶ後手が損をしました。

以下、▲8六角△4九銀不成となりましたが、後手が勝てない流れになりました。

終盤の勝負所でミスをすると、形勢が大きく傾きます。

△5七成桂では、△5八銀が良かったようです。

以下▲6四角なら、△4七銀成が△3八成銀からの詰めろになっています。これは後手がいいので、△5八銀には▲4八金打とするのですが、そこで△6三金打で、ソフトの評価値+54で互角。

この局面もまだ難しいのですが、後手の楽しみは、△8九飛成から△2四桂の筋で、△1六桂や△3六桂を狙います。それを防いで、▲2五銀と受けに使わせれば、後手玉がまだ安全になります。

後手は、△5八銀で▲4八金打と金を1枚使わせて、後手玉が少し緩和されてから、△6三金と受けに回る指し方が大事だと分かった1局でした。

中盤で玉の早逃げ

上図は、先後逆で相振り飛車の戦い。先手は金無双に後手は穴熊で、先手が端攻めから▲9八香打とした局面。ソフトの評価値-28で互角。

実戦は、ここから△2六歩と攻め合いに行ったのですが、うまくいかず、いなされた感じでした。

△2六歩は、別に悪い手ではないようですが、私の場合は、一旦攻めに出ると、それから受けに回るというのが、気持ち的にしづらいのか、間違いが起きやすい感じがします。

△2六歩では、受けに回る△8二玉があったようです。ソフトの評価値-28で互角。

△8二玉は、端攻めからの早逃げです。先手から▲9四香から攻められても、玉の危険度は、△9一玉とそんなに変わらないのかと思って、△8二玉は上がらなかったのですが、そうでもなかったようです。

以下、△8二玉▲9四香△同銀▲同香△5四桂▲5五角△9三歩で、ソフトの評価値-111で互角。

この局面は、先手からも▲9三香成や▲7五歩など、いやな手はあるのですが、後手も受けながらも、△2六歩からの反撃がいつでもあります。

それなら、先手も神経を使う将棋なので、攻めをいなされるような展開には、ならなかったように思えます。

攻める前に、もう一手、玉の整備に手をかけてから、攻めに出た方がいいと分かった1局でした。

相穴熊での銀交換

上図は、相穴熊で後手の△6五銀に▲同銀△同歩と銀交換をした局面。ソフトの評価値+449で先手有利。

銀交換すると、このような局面がよく出るのですが、ソフトは+449で先手有利とは、少し驚きました。

本譜は以下、▲8六角△5二金左▲5五歩△8五銀で、ソフトの評価値+219で互角。

▲8六角から▲5三角成を狙うのは、普通かと思っていたのですが、ソフトはあまりいい感触ではないようです。

△8五銀が単独の銀なので、打ちにくいかと思っていたのですが、△4五歩から△5五角と出て、△7六銀という形になれば、穴熊もいやな形です。

本譜は以下、▲7五角△4五歩▲2四歩△同歩▲5四歩から、飛車と角の交換で、先手有利となりましたが、飛車と角の交換を避けるような指し手であれば、互角だったようです。

▲8六角では、▲3六歩の方が良かったようです。ソフトの評価値+457で先手有利。

このタイミングでの▲3六歩は、気づきませんでした。

▲3六歩に△7一金なら、▲2四歩△同歩▲3五歩で、△同歩なら▲3四銀△2二角▲2四飛。

▲2四歩に△同角なら、▲2五銀で先手有利です。

また▲3六歩に△6六歩なら、▲同角△6五銀▲7五角△5二金左▲2四歩△同歩▲3五歩△4五歩のような感じです。

これは、後手の角が先手の玉を狙っているので、怖い形ではありますが、まだ後手の攻めが細いので、これをしのげば、先手有利が拡大されます。

▲8六角と出たときに、△8五銀はあるというのと、▲3六歩は、何気に次に▲3五歩を狙っていると、分かった1局でした。