急所の局面で間違う

上図は、先後逆の相振り飛車の戦いで、先手が▲7三歩と焦点の歩を打った局面。ソフトの評価値+130で互角。

少し攻め込まれていますが、先手は歩切れで、▲2八銀の壁銀なので、いい勝負かと思っていました。ここでの対応を間違えたようです。

以下、△7三同銀▲同桂成△同金直で、ソフトの評価値+617で先手有利。

以下、▲5五角から、駒損を重ねる展開でだめになりました。▲5五角は、△4六歩▲同歩△5四桂を事前に受けた手です。

やはり、攻めの桂と守りの銀の交換は、攻めの方がいいので、後手が悪かったようです。。

△7三同銀では、△7三同桂がありました。△7三同桂だと9筋が弱くなるので、全く考えてなかったのです。

以下△7三同桂▲9三桂成△同銀▲9四歩△8四銀▲9三歩成△7五銀で、ソフトの評価値+56で互角。

この展開だと、▲8八角には△6六桂がありますので、9筋から攻められるのは、反動がきついです。よって、▲9三桂成では、▲4八金直や▲1六歩と辛抱するかもしれませんが、それならこれからの将棋です。

切れ負け将棋とはいえ、急所の局面では、先入観だけでなく、少しは読みを入れないといけないと分かった1局でした。

居飛車の単騎桂跳ねの受け

上図は、先後逆の局面で、先手が▲4五桂と跳ねた局面。居飛車の急戦では、少しタイミングが早いような感じがしますが、どのように受けるかが迷います。ソフトの評価値+50で互角。

桂先の銀定跡なりという格言があるので、△4四銀が自然です。ソフトの評価値+50で互角。次の狙いは△4五銀です。

桂損を防ぐ▲4六歩なら△6四角で▲4七銀なら△4五銀があるので、▲3七角でこれで1局の将棋です。 ソフトの評価値+50で互角。

▲4六歩で▲2四歩なら、△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛△4五銀▲3五飛△3三桂です。

△4四銀で思わしくなければ、△2二銀になります。後で△4四歩と桂を狙う手がありますが、壁銀となるので一長一短です。

ちょっとした駒組みの違いや、受け損なったりすると、すぐに手にされることがあるので、神経を使います。

中盤の指し手が単調になる

上図は、相掛かりの将棋がら後手が△2八角と打った局面。ソフトの評価値+503で先手有利。

ソフトでは先手有利となっていますが、対局時は▲1九香が取られる形になっており、後手の△6五桂も急所にいるので、先手忙しいと思っていました。

本譜は以下、▲8六歩△8四飛▲7二角でソフトの評価値+52で互角。

指し手を急いだのか、形勢が互角に下がりました。以下、△1九角成▲8三角成△同飛▲7二歩成△7五歩で、ソフトの評価値-116で互角。

△7五歩は▲同飛なら、△5七桂成▲同玉△8四角が狙いです。

局面の大局観が良くないと、指し手にもそれが出るようです。

▲7二角では▲7七桂が良かったようです。▲7七桂は、後手の働いている△6五桂を盤面から無くして、桂を持ち駒にする狙いです。

以下、△同桂成▲同銀△1九角成▲8六飛△同飛▲同歩△8一香▲6五角で、ソフトの評価値+555で先手有利。

△8一香は、先手の▲8一飛を事前に受けた手ですが、▲6五角で、次に▲4四桂と▲8三角成△同香▲8二飛の狙いです。

先手は、飛車交換の展開に持ち込み、後手の△2二銀と△8三銀の形が悪いのを、咎めるような指し手が良かったようです。

大局観を良くして、指し手に生かせるように、なりたいものです。

予想外の手を指される

上図は、角換りの将棋から先手が▲3五歩と突いた局面。ソフトの評価値-378で後手有利。△同歩なら▲2三角成や▲2三飛成などの強襲があり、先手玉が低い陣形で、大駒の打つスペースが少ないので、油断なりません。

後手の歩が3枚あるとはいえ、実戦では、ソフトの評価値みたいに後手有利という感覚はなかったです。

本譜は以下、△4四角▲3六飛△3五角▲同飛△同歩▲4五角打でソフトの評価値-803で後手優勢。

△4四角で受けきれているのかと思っていたのですが、▲3六飛から飛車と角の交換をして、▲4五角打は見えてなかったです。

ソフトの評価値は、後手に良くなっているのですが、実戦心理は少し逆で、読みにない手を指されて、ちょっとうっかりしたなという感じでした。

本譜は以下、△5四銀▲2三角成△同金▲同角成で、ソフトの評価値-696で後手有利。

△5四銀は、ほとんどノータイムだったのですが、角取りの形だけで、考えて指していなかったです。

以下、香を取られてから▲5六香のような筋が出たのであまり良くなかったようです。

あm

△5四銀では、△5二玉と銀に紐をつけて、早逃げした方が良かったです。

以下、▲2三角成△同金▲同角成△3六歩▲4五桂△3七歩成のような感じです。

予想外の手を指されても、一旦腰を落として考えるのが大事と、分かった1局でした。

角換り腰掛銀の▲4五桂を跳ねるタイミング

上図は、角換り腰掛銀で後手が△6三金と上がった局面。ソフトの評価値+34で互角。

後手が6筋の位を取ったときに、先手が▲6六歩で反発せず、じっくりした駒組みとなりました。

ここから▲4五桂△2二銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛の展開は、▲6八玉の形では、さすがに単調すぎました。ソフトの評価値-54で互角。

ソフトの評価値は-54ですが、先手の玉が飛車に弱い形で、飛車を渡しては、実戦的には先手厳しそうです。

▲4五桂では▲7九玉の方がよかったです。

以下△7三桂▲4五桂△2二銀▲3五歩

▲3五歩を入れていると、△同歩だと▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛△4四歩に▲3三歩が打てる意味です。

これはこれで難しいのですが、桂の交換になれば、まずまずかと思われます。

よって、▲3五歩に△4四歩で、以下▲3四歩△4五歩▲同歩で、ソフトの評価値+61で互角。

この局面をどう見るかですが、先手は桂損ですが、後手は△2二銀の壁銀になってます。先手に▲3四歩があるので、△3三銀と上がる形になりません。

後手の次の一手が難しいですが、△4三銀だと▲6六歩△同歩▲6五歩です。また、△4三金なら、▲2四歩△同歩▲2三歩△同銀▲2二歩です。

△8四桂なら▲4四歩で圧力をかける感じです。

できるだけ、単調な一直線な将棋にしてはいけないと分かった1局でした。

序盤の強襲で受けに回る

上図は、居飛車の角換りから先手が▲4五桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-99で互角。

よくありそうな手ですが、少しタイミングが早いので、あまり考えておらず、受け方が △2二銀か△4四銀で 迷いました。

本譜は△4四銀としたのですが、あまり良くなかったようです。

以下△4四銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛△6四角。

△6四角に▲2二歩と打ったのですが、▲1五角なら後手潰れていた感じです。

以下△4一玉▲3二飛成△同玉▲4二金△2二玉▲4三金で、さすがにこの展開では、後手玉だけが終盤戦で厳しいです。ソフトの評価値+1032で先手優勢。

▲1五角に△3三桂も、▲同桂成△同銀▲同飛成△同金▲3四桂△3二玉▲2一銀△同玉▲3三角成で先手勝ちです。

先手の▲4五桂には、△2二銀で受けるべきでした。

以下▲2四歩△同歩▲同飛△7三銀で、ソフトの評価値-46で互角。

先手が2筋の歩を交換してから△7三銀と上がると、先手の▲5五角の筋を防ぎ、後手玉が急に広くなり、後手の飛車が受けに効く形になります。

ただし、これで優勢というわけではなく、以下▲6六角△4四角▲3四飛みたいな感じで先手が暴れてくるので、結構大変な勝負のように見えます。

この急戦を避けるなら、後手の△7四歩で先に△4二玉と上がり、▲3七桂なら△5二金だと大丈夫です。ただし、後で△6二金型に組む場合は、1手損になります。

序盤とはいえ、相手の駒組みをよく見ないといけないと思った1局でした。

角換り腰掛銀の△6五歩の対応

上図は、角換り腰掛銀模様で後手が△6五歩と位を取って、△4四歩と指した局面。先手は▲5六銀と出て腰掛銀にしたいのですが、後手は△6四角と打つ筋があります。

後手は△6四角、△7四歩、△7三桂、△6三金などで、6筋の位を確保するのが理想です。先手は、この形に組まれないように考えたいです。

実戦は以下、▲5六歩△3一玉▲5九飛という展開になりましたが、▲5六歩では▲5六銀も気になっていました。

▲5六銀に△6四角と打って、次に△4六角があり、▲4七銀と引いては1手パスになるので、それは指せずに▲6六歩です。

▲6六歩は後手の理想形を防ぐと同時に、後手の狭い角を目標にするイメージです。

以下△同歩▲同銀△7四歩▲7七桂でソフトの評価値±0で互角。

この局面をどう見るかですが、先手は玉を囲う将棋ではなく、盤面全体でバランスを取る将棋です。▲5八玉から▲6九飛の展開もありそうです。

▲5六銀から▲6六歩を選択すると、力戦形で手が広く、先手は方針が決めづらいかもしれません。

それがいやなら、先手は5筋の歩をついて飛車を回ってから、▲5五歩から▲5六銀のイメージです。

後、別の指し方では、先手は右玉模様に指すのも有力そうです。

どの指し方も、1局の将棋となりそうです。

歩を取るタイミング

上図は、先手雁木で後手矢倉の居飛車戦いで、後手が△8四飛と△7四飛から移動した局面。ソフトの評価値+202で互角。

先手が攻める形ではありますが、後手玉も金銀4枚で囲って固いので、難しい戦いです。後手の△8四飛の位置があまりよくないので、少し指しやすいのかと思っていました。

以下▲4四歩△同銀▲7九玉△5五歩で、ソフトの評価値+114で互角。

後手の△5五歩は全く考えておらず、最初は▲4五銀でありがたいと思っていたのですが、以下▲4五銀△同銀▲同桂△4四角と難しい戦いとなりました。

後手の△5五歩の位が結構大きいのと、後手玉が固く、先手が攻めを継続するのは大変なようです。

▲4四歩では、▲7九玉と様子を見た方が、手が広かったようです。

ここで後手の指し手が難しいように思えます。部分的な形は△2二玉ですが、▲4四歩△同銀▲4五桂で銀と桂の交換の筋があります。

また、△5五歩▲同銀△4五歩の銀取りは、▲5六歩や▲5六銀や強く▲6五歩などがあり、いつでも▲4五桂と跳ねる筋があるので、先手もまずまずの展開です。

攻める形でもタイミングを図るのは、結構大事だと分かった1局でした。

角換り腰掛銀で4筋から逆襲

上図は、角換り腰掛銀から▲4五歩と仕掛けた局面。ソフトの評価値-22で互角。

▲4五歩は自然な手ですが、次の△4一飛をうっかりしていました。

受ける方は普通の手ですが、攻める方からすると、うっかりしやすいです。

以下▲4四歩△同銀▲4六歩△5五銀左▲同銀△同銀▲2四歩△同歩▲6三銀△4六銀と一直線の激しい展開になりました。

これは1局の将棋ですが、後手から△5五銀左とぶつけてくる筋は、以下、後手の飛が成れる可能性が高い展開なので、先手も駒得になっても大変です。

▲4五歩でなく▲8八玉では、△6五歩と先に攻められて、先手おもしろくありません。

後で色々と考えたのですが、▲4五歩と仕掛ける数手前の▲4七金がいまいちだったかもしれません。

▲4七金は5八から上がった手で、よくある形ですが、後手の△6二金と△8一飛の組み合わせが良くて、いつでも△4一飛と受けに回れるのが大きいです。

数手前の局面で▲4七金とせず、▲2六角はあったかもしれません。この手は、最近では全くと言っていいほど見ない手ですが、次に▲4五歩や▲4八飛などが狙いです。 

ただし、狙いが少し単純なのと、早く角を手放しているので、少し損かもしれないですが、▲5八金の形を活かすなら、3七の地点も守っている意味です。

このように考えると、金は5八でなく4八がバランスがいい形というのが、少し理解できた1局でした。

安全に指してかえって複雑になる

上図は、相掛かりからの進展で、後手が△4六歩と桂を取った局面。少し先手がいいと思って指していました。ソフトの評価値+479で先手有利。

しかし、ここから数手であやしくなりました。

以下▲4六同歩△5四桂▲4五香△5二玉▲3一馬△4六桂でソフトの評価値+87で互角。

▲4六歩は慎重に指したつもりですが、玉のコビンが開いて、後手の△4二桂を△4六まで王手で飛ばせて、攻め合いの形になったのは、まずかったようです。

▲4六同歩では▲2一馬が良かったようです。以下△3二銀▲4五香。

△3三玉なら▲1一馬△2二桂に▲4二香成でソフトの評価値+611で先手有利。対局時は、平凡な▲4二香成が全く見えていませんでした。

駒をボロボロ取られるなら、▲2一馬に△5二玉と逃げて▲3一馬に△8一歩と催促する手が、少し気になります。

ゆっくり指すなら▲9一龍もありますが、強く▲7二龍△同金▲4一銀でも指せそうです。以下△6二玉に▲4二馬という感じです。

▲7二龍は実戦で指せるかどうかは、あやしいところはありますが、どこかで将棋は踏み込まないといけないので、それがこのタイミングのようです。

▲2一馬から▲7二龍までの、変化手順が参考になった1局でした。