駒得のときはゆっくり指す

上図は、先後逆で後手横歩取りからの進展で、先手が▲6六同歩と角を取った局面。ソフトの評価値-237で互角。

駒割りは角と金の交換ですが、△2七成桂と銀を取れば角と金銀の交換で2枚替えになります。

ここから2手進んだだけで、形勢が逆転しました。

本譜は以下、△4八金▲6七玉で、ソフトの評価値+247で互角。

△4八金は3七に成桂がいるときに攻めの拠点を作るために打ったのですが、金の働きが重く悪かったようです。

▲6七玉に△2七成桂と△5八銀以下の詰めろをかけましたが、▲8四桂で先手玉は広くなりました。ソフトの評価値+81で互角。

形勢はすべて互角になっていますが、最初の評価値より300点くらい減っているので、△4八金は良くなかったです。

△4八金では△2七成桂がありました。ソフトの評価値-243で互角。

角と金銀の交換で駒得も後手は飛車が攻めに働いていないのに対して、先手は龍が出来ているので、評価値は少し後手が良くても互角です。

△2七成桂に▲8四桂なら△7一金▲7二桂成△7四銀▲6二成桂△同玉で、ソフトの評価値-279で互角。

△2七成桂に▲6九玉なら、△3七成桂▲3四角△2二金で、ソフトの評価値-60で互角。

元々の形勢が互角なので簡単に良くならないですが、後手は駒得なのでゆっくりと指すような方針が良かったです。

駒得の場合はゆっくり指すのがいいと分かった1局でした。