終盤は1手で形勢が変わる

上図は、先手居飛車後手ゴキゲン中飛車からの終盤戦で、後手が△7六歩と歩を突いた局面。ソフトの評価値+670で先手有利。

対局時はここまで形勢が悪い流れできており、その気分を引きずっていましたので、先手有利など思っていませんでした。

駒が入り乱れていますが、終盤のここまで駒損でなく飛車と角の交換になっているのが、私の棋力からすると予想以上の出来です。

本譜は以下、▲7六同玉△7五金▲7七玉△6一銀▲7三銀で、ソフトの評価値-794で後手有利。

△7六歩に玉が下に逃げては、後手玉が広くなると思って▲7六同玉としましたが、この時点でソフトの評価値-99993で後手勝ち。

評価値で99993と出ると即詰みがありますという意味ですが、▲7六同玉には△4九角以下詰んでいました。

実戦は▲7六同玉に後手は陣形を厚くしようと△7五金としましたが、▲7七玉に△6一銀と龍を取った手に、▲7三銀と王手をかけました。

本譜は以下、△9四玉▲7四飛△同金▲8六桂で以下後手玉が詰みとなりましたが、△9四玉では△8五玉で後手が残っていたようです。

△8五玉▲8六金△9四玉▲7五金△6七歩成▲同玉△7七飛▲6八玉△7五飛成で、ソフトの評価値-1122で後手優勢。

この変化も難しいですが、後手が良かったようです。

最初に戻って▲7六同玉に△4九角で以下詰み。

△4九角▲5八桂△7五歩▲7七玉△6七歩成▲同玉△7七金まで。

その意味で△7六歩には▲7六同玉は悪手で、▲7八玉と逃げるべきでした。ソフトの評価値+506で先手有利。

形が複雑になると最終盤で正確に指すのは難しいですが、感覚的に詰む詰まないは短い時間でも分かるようになりたいです。

終盤は1手で形勢が大きく変わると分かった1局でした。