浮かぶ感覚の△6七歩

上図は、先後逆で先手三間飛車に対して後手居飛車穴熊からの進展で、先手が▲7七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+23で互角。

対局中は、先手の捌きに対して後手がついていっている感じで、後手の飛車と角と銀が重たい形なのであまり良くないと思っていましたが、互角だったのには驚きました。

本譜は形をほぐす意味で△5三銀で、ソフトの評価値+107で互角。

評価値を見るとそこまで悪い手ではなさそうですが、▲6二飛成△同銀▲6四歩で、ソフトの評価値+178で互角と進みました。

▲6二飛成では▲6三歩と飛車交換を避けて指されても後手苦しかったようです。

ただどちらの展開も先手に主導権がある感じです。

△5三銀では△6七歩がありました。ソフトの評価値-41で互角。

対振り飛車にはたまにこのような手が出ますが、意味は4六の角のラインから先手の飛車の位置をずらすということです。

▲6七同飛なら△5五銀▲6二飛成△4六銀▲同銀△6二角で、ソフトの評価値-426で後手有利。

△5五銀に▲同歩が△6七飛成があるのが、歩を打ち捨てたという意味です。

ただ△6七歩には▲6三歩△同飛▲6七飛で、ソフトの評価値+167で互角。

これも後手の飛車の位置をずらすことで、△5五銀は▲6三飛成があるのでできません。

まだ実戦では大変ですが、何か手を作るという意味では△6七歩のような手は、考えて指すより浮かぶ感覚が大事かと思います。

浮かぶ感覚の△6七歩が参考になった1局でした。