▲2二角と打ち込む変化


上図は、先手居飛車後手振り飛車からの変化手順で▲2三歩に△1二飛に▲2二角と打った局面。

実戦では数手前に変化してこの形になったことはないですが、この局面は少し気になっていました。

多分先手が無理筋だろうと何となく理解していたのですが、この機会に調べてみました。

▲2二角に2通りの手があります。

1つは▲2二角に△3二金で以下、▲5五角成△3三角▲2八飛△5五角▲同歩△2二歩▲8六角で、ソフトの評価値+94で互角。

△3三角に▲2八飛と引いて角交換して後手は△2二歩と打ちます。

このときに先手は▲同歩成だと△同飛で後手の飛車が軽くなるので、歩を取らずに▲8六角と打ちます。

▲8六角に△4二銀なら▲5四歩で、△同歩なら▲4二角成△同金▲2二歩成でソフトの評価値+1361で先手優勢。

この手順はうまく行きすぎですが、▲8六角には△5二金で、ソフトの評価値+191で互角。

以下▲5四歩△同歩▲2二歩成△同飛▲同飛成△同銀▲5三歩で、ソフトの評価値+492で先手有利。

先手は飛車交換して大駒だけの攻めでやや単調ですが、先手まずまず指せているようです。

もう1つは▲2二角に△同銀で、以下▲同歩成△3三角でソフトの評価値-15で互角。

この手順は▲2二角に後手が強く△同銀と取ってから△3三角です。

以下、▲1二と△2四角▲2五飛で、ソフトの評価値+28で互角。

▲2五飛と飛車を打って後手からの△2八飛の筋を先に消します。

▲2五飛△2三歩▲2一とで、ソフトの評価値+237で互角。

角と銀桂の交換で先手少し駒得も歩切れで、飛車をすでに打っているので互角のようです。

両方の手順を見ると互角ではありますが、やや単調なので先手は少し指しづらい感じがします。

▲2二角と打ち込んだ変化が参考になった1局でした。