上図は、後手三間飛車に対して先手居飛車穴熊からの変化手順で▲6六銀と上がった局面。ソフトの評価値+302で先手有利。
実戦ではこのようにならなかったので変化手順です。
先手の▲6六銀と上がる形は1つの理想形ではありますが、ここからどのように手を広げていくのかが気になっていました。
▲6六銀に△4二角なら、▲2四歩△同歩▲同角で、ソフトの評価値+399で先手有利。

△4二角は次に△6五歩▲7七銀△6四角を狙った手ですが、その前に▲2四歩と仕掛けます。
部分的に2筋は破られそうな形ですが、▲2四角には後手は△2二飛と回る筋があります。
△2二飛▲4二角成△2八飛成▲4三馬△3八飛▲5二銀で、ソフトの評価値+283で互角。

△2二飛に▲4二角成は△2八飛成と飛車を取られる形なので躊躇しがちですが、強気に指します。
後手は△3八飛と打って、取れる2九の桂馬と1九の香車は後回しにします。
次の△7八飛成が受けにくい形ですが、強気の▲5二銀が打ちにくいです。
あまりこういう展開は見たことありません。
▲5二銀に△7八飛成なら、▲6三銀成△同金▲7八金△同龍▲6一飛で、ソフトの評価値+1477で先手優勢。
▲5二銀に△6二金引なら、▲6一銀成△6三金直▲5二馬△8五桂▲6三馬△同金▲7一角△7三玉▲5三金△同金▲6二角成△8二玉▲5三馬で、ソフトの評価値+1731で先手優勢。
なかなか厳しい手順で穴熊らしい指し手だと思います。
居飛車穴熊の▲6六銀から▲2四歩の狙いが分かった1局でした。