駒を繰り替えて辛抱する

上図は、先手居飛車後手四間飛車からの進展で、後手が△7三桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+8で互角。

対局中は、先手の駒組が良くないと思いながら指していましたが、将棋は良くないと思っても前に戻ることはできません。

本譜は以下、▲1六歩△6四銀▲4五桂△同桂▲同歩△8五歩で、ソフトの評価値-50で互角。

先手は形を決めるのはどうかと思い、▲1六歩と様子見をしました。

後手の△6四銀とした手に対して、▲4五桂と桂馬を捌きにいったのですが、これが良くなかったようです。

桂馬の交換をして後手が△8五歩と位と取ったのが味が良すぎます。

将来的に△8四桂と打って△7五歩から玉頭を制圧する狙いです。

△8五歩では△8五桂のような筋を考える傾向があって、△8五歩は全く見えてなかったです。

位を取って手をためるというのが見えてくると、読みも広がってきそうです。

▲1六歩では▲6八銀があったようです。

▲6八銀△6二銀▲6七銀△4四歩▲7七桂△6四歩▲8六歩で、ソフトの評価値+55で互角。

▲6八銀は、▲6六歩~▲6七銀~▲7七桂と駒組を変える手ですが、形を崩すような感覚もあります。

この進行は、最後の▲8六歩で後手に位を取らせる展開にしない意味もありますが、バランス感覚が問われそうです。

先手は桂馬の交換をせずじっと駒組みをして、歩が入れば▲3五歩のような感じです。

ただし、明確な狙いがある駒組でないので、難しい指し方ではあります。

元々の局面があまりいい駒組でなかったので、これくらいは辛抱しないといけないかもしれません。

駒を繰り替えて辛抱する指し方が参考になった1局でした。