右玉にも▲5六角

上図は、角換りから後手右玉の進展で後手が△4四銀とした局面。ソフトの評価値+266で互角。

ここは作戦の岐路ですが、本譜は以下、▲6七金左△7三桂▲7八玉△8一飛▲2九飛△5五銀▲5六歩△4四銀▲4五歩△5三銀で、ソフトの評価値+48で互角。

対局中は、後手の右玉に▲8八銀~▲7七桂~▲9八香~▲9九飛の地下鉄飛車の予定ですが、後手の駒組みをあまり見ないまま余裕を持って指していない感じです。

以下▲8八銀△4一飛で、ソフトの評価値+21で互角。

先手は▲8八銀としましたが一時的に壁銀で、後手が△4一飛と4筋で戦いを起こそうとしているので、少し先手面白くなさそうです。

▲6七金左では▲2四歩があったようです。

▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛△3三桂▲5六角で、ソフトの評価値+521で先手有利。

▲6七金左では平凡に▲2四歩から2筋の歩を交換して良かったようです。

▲2四同飛の瞬間に後手に技が掛かりそうなときもありますが、この場合はなさそうです。

後手は△2三歩から△3三桂で、△7三桂~△8一飛~△2一飛からの2筋の逆襲を狙う筋がありますが、▲5六角と打ちます。

▲5六角と打つ筋は、対角交換振り飛車でたまに見ますが、この戦型では初めて見ました。

▲5六角があると△3三桂はタイミングが早く別の手を指すべきですが、うっかりしやすい筋だとも言えます。

▲5六角に△7三桂なら、▲3四角で次の▲2三角成が受けづらく、ソフトの評価値+586で先手有利。

▲5六角に△6五歩なら、▲3四角△6六歩▲同銀で、ソフトの評価値+445で先手有利。

この手順は6筋にあやができて先手もいやな形ですが、いつでも▲2三角成から2筋を突破する狙いがあるます。

右玉にも▲5六角から桂馬の頭を狙うのが参考になった1局でした。