大駒を活用する


上図は、角換りで後手右玉からの進展で、後手が△5二金と桂馬を取った局面。ソフトの評価値+329で先手有利。

対局中は金と桂馬2枚の交換でいい勝負ですが、後手は4筋を制圧しそうな感じと、まだ後手の8五の桂馬を取り切っていないので、難しいと思っていました。

本譜は以下、▲8五歩△4六歩▲3八銀△3六銀▲8四桂△7三玉▲4二歩△同金▲5三金△3五桂で、ソフトの評価値-547で後手有利。

先手は▲8五歩から桂馬を取って▲8四桂と王手の筋も△7三玉で、まだ大変です。

▲4二歩から▲5三金も苦し紛れで、△3五桂と角を抑え込まれては少し苦しいです。

どうもこのあたりは先手は指し手を急いでいるような感じです。

▲8五歩では▲5三金があったようです。ソフトの評価値+362で先手有利。

ちょっと重たいような▲5三金ですが、先手の1七の角を活用する意味では自然な1手です。

▲5三金に△同金なら、▲同角成△5二金▲2六馬△4六歩▲3八銀で、ソフトの評価値+285で互角。

評価値は互角になっていますが、+300点を超えると有利になることから、元々が互角に近いみたいです。

角が馬に変わって自陣に引き付けて戦うので、本譜より良さそうです。

4筋は抑え込まれますが、 ▲2六馬がいると後手は△3六銀とすることができません。

やはり大駒が活用できると大きいです。

大駒を活用する▲5三金が参考になった1局でした。