上図は、横歩取りの将棋の終盤戦で先手が▲6一角と王手で打った手に後手の5二の玉が△4一玉と逃げた局面。ソフトの評価値+1056で先手優勢。
対局中は、終盤戦で手番を握って後手玉がうまくいけば詰むかどうかという感じなので、形勢はいいと思っていましたが、詰ましにいくか、詰めろをかけるか迷うところです。
本譜は以下、▲5三桂打△同銀▲同桂不成△同馬▲5二銀で、ソフトの評価値-923で後手優勢。

秒読みでもあり、直感で詰むと思ったので王手をかけていきました。
▲5二銀以下、△同馬▲同角成△同玉▲5五香△4二玉▲5三角△4一玉▲6一飛△5一歩で、後手玉が詰まず先手玉は△6九角以下の詰めろなので、先手負けです。
▲5三桂打からの王手に後手が対応を間違えれば、部分的に詰む変化はあるのですが、正確に応じられると詰みません。
どうもこのような終盤戦で、詰むか詰まないかを考えているうちに部分的に詰んだ変化が見えると、他の変化を確認せずに詰ましにいくのが悪い癖のようです。
詰ましにいって詰めばいいのですが、詰まない変化の手順を指されることが多いです。
▲5三桂打では▲6二金がありました。
▲6二金△6八飛▲8七玉△6七飛成▲7七銀で、ソフトの評価値+1309で先手優勢。

▲6二金は▲5二角成以下の詰めろですが、後手は△6八飛から王手をします。
△6七飛成の王手に色々な手がありますが、▲7七銀で受かっているようです。
▲7七銀に△8六歩なら、▲9六玉△7四馬▲8五香△同馬▲同玉△8四香▲同玉△6四龍▲8五玉で、ソフトの評価値+6817で先手勝勢。
▲7七銀に△4二金なら、▲3三桂成△同金▲5二銀△3二玉▲4三銀成△同金▲2四桂△2三玉▲3四銀打以下詰み。
この変化の▲5二銀~▲4三銀成~▲2四桂が見えるかは少しあやしいです。
やはり終盤は手が広いので難しいです。
詰まない玉を詰ましにいって詰まないのが参考になった1局でした。