雁木の理想形の前に仕掛ける


上図は、後手雁木模様の序盤で後手が△5四歩と突いた局面。ソフトの評価値+95で互角。

先手はここからどのような駒組みで進めるかが大きな分岐点ですが、▲4六歩から▲4七銀の組み合わせで進めました。

ここから20手くらい進んで後手が△7二飛で、ソフトの評価値-79で互角。

先手は▲4六歩~▲4七銀~▲5六銀と腰掛銀にして右四間飛車にしました。

それに対して後手は雁木に組んで、金銀4枚を玉の回りに配置した形です。

まだ駒がぶつかっておらずこの局面がソフトでは互角になっていますが、先手が後手陣を攻めつぶすのは見た目以上に大変です。

先手は飛車と銀と桂馬の3枚と、どこかで角道を開けて戦う感じですが、後手も雁木で金銀4枚と角で守っているのが受けに反発力があります。

△4三銀と△5三銀と△5二金の組み合わせでの雁木で守るのが、結構いい形の印象です。

ソフトは▲4六歩では▲3七銀の方を推奨しています。ソフトの評価値+95で互角。

先手は持久戦模様に進めるより、▲3七銀と出てどちらかというと急戦志向で進める指し方です。

▲3七銀に△6二銀なら、▲4六銀△5三銀▲3五歩でソフトの評価値+39で互角。

▲4六銀では、▲3五歩△同歩▲4六銀の筋や、▲2六銀もあり先手や後手の形によって色々な形での攻め方があるみたいです。

急戦志向で仕掛けるのは、後手にいい形で受ける前に手を作るという感じです。

急戦志向で指せば必ず良くなるということは平手の将棋なので簡単ではないですが、持久戦模様に組むよりいいみたいです。

雁木の理想形の前に仕掛けるのが大事と分かった1局でした。