上図は、後手雁木模様の序盤で、後手が△7三桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+140で互角。
先手は▲3七銀と出ているので、どこかで▲4六銀とか▲2六銀と出る形ですが、どのタイミングで出るのか少し迷いました。
本譜は以下、▲5八金△4三銀▲1六歩△6四歩▲2六銀△4五歩で、ソフトの評価値+84で互角。
▲5八金とためて、端歩を突いてから▲2六銀と出るのは少しスピード感に欠けますが、互角だったようです。
早めに仕掛ける形なら、▲5八金で▲4六銀がありました。
▲4六銀△4三銀▲3五歩で、ソフトの評価値+139で互角。

▲4六銀と歩超し銀にしてから▲3五歩と仕掛けます。
▲4六銀では▲3五歩△同歩▲4六銀△3六歩▲2六飛のような筋もありますが、▲3五歩には△同歩より△4三銀が多い感じです。
▲4六銀から▲3五歩も普通の仕掛けです。
▲3五歩に△同歩は▲同銀で、ソフトの評価値+424で先手有利。
▲3五歩には△4五歩の反発がいやな筋です。
△4五歩▲同銀△7七角成▲同銀△6五桂で、ソフトの評価値+426で先手有利。

後手は△4五歩と突き違いの形にして、▲4五銀と少し形をくずします。
以下△6五桂が狙いの1手ですが、▲6六銀でソフトの評価値+525で先手有利。
▲6六銀に△5七桂不成は▲同銀△5五角▲4六角があります。
▲6六銀には△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8五飛▲3四銀で、ソフトの評価値+425で先手有利。
後手の動きが無理っぽいので先手が圧倒的にいいかと思いましたが、そこまではなく8筋交換して△8五飛とされると、油断できません。
▲3四銀と出て先手有利も実戦的には大変です。
雁木に▲4六銀から仕掛けるのが参考になった1局でした。