▲2四歩から角交換


上図は、後手三間飛車に対して先手居飛車穴熊からの進展で、先手が▲6八角とした手に対して後手が3六の飛車を△3二飛とした局面。ソフトの評価値+354で先手有利。

振り飛車にするとそれで200くらい評価値が下がって、さらにちょっとした駒組が評価値に影響すると、このような序盤でも先手有利になることがあります。

先手有利と言っても、対局中は互角だと思っていました。

本譜は以下、▲2四歩△同歩▲同角△2二飛▲2五歩で、ソフトの評価値+307で先手有利。

先手は2筋から角交換を狙う手を指しました。

▲2四同角に△2二飛は振り飛車にある手筋で、▲5一角成なら△2八飛成があるので▲2五歩とします。

このような手はたまに出るのですが、別の局面だと▲2五歩に角交換を避けられて▲2五歩が少し重たいということがあります。

▲2五歩に△6二角なら、▲6八角△2三歩▲3二歩で、ソフトの評価値+788で先手有利。

手順の△6二角は角交換を避けた手ですが、▲3二歩がいい手で後手の3筋の歩を交換した手を逆用しています。

△3二同飛なら▲2四歩△同歩▲同飛△2二歩▲2三歩△5一角▲2七飛で、ソフトの評価値+867で先手優勢。

先手の4九の金がいると後手の飛が成ることができません。

△3二同飛ができないと、次に▲3一歩成があるので先手がいいです。

本譜は▲2五歩以下、△2三歩▲5一角成△同金引で、ソフトの評価値+356で先手有利。

後手は△2三歩と辛抱して角交換から△5一金引となりました。

この展開は、駒のききが少ない先手の6八の角が持ち駒になったので先手満足です。

ただ、実戦的にまだこれからの局面です。

▲2四歩から角交換が参考になった1局でした。