プレッシャーをかけて粘る


上図は、角換り腰掛銀からの進展で後手が△7六歩と突いた手に先手が7七の銀を▲6六銀とした局面。ソフトの評価値-583で後手有利。

△7六歩が味のいい手で、先手が▲7六同銀としても△6六角があったので▲6六銀としました。

この手順も6六の銀が浮いた形なので、あまりいい形ではありませんが後手から咎められました。

本譜は▲6六銀以下、△9三角▲5七金△6五銀で、ソフトの評価値-670で後手有利。

後手の△9三角が浮いている6六の銀を狙った手で、▲5七金と受けたときに△6五銀が継続手です。

▲6五同銀なら△5七角成が厳しいので、▲6七歩と受けますが△5四桂で、ソフトの評価値-648で後手有利。

この展開は後手の攻めが筋に入っていて、狙いが分かりやすいです。

どこかで△3二飛と馬取りの形にして、将来▲4二角や▲4二銀を先に受けるのも味がいいです。

▲5七金では▲5七銀がありました。ソフトの評価値-736で後手有利。

元の局面が悪いので先手苦しいですが、▲5七銀と辛抱してどうかという感じです。

▲5七銀は駒を引く手なので、後手からの攻めの手を避けているという形です。

▲5七銀以下、△6五銀▲8三馬△6六桂▲6八金で、ソフトの評価値-839で後手優勢。

手順の▲8三馬は、▲9三馬~▲4二角を狙った手です。

この展開も先手苦しいのですが、後手が決めそこなったら先手から将来▲4二角や▲4二銀があるので、後手も油断できません。

こうやって後手にプレッシャーをかけて粘った方が、筋に入っている実戦の本譜よりあやがあったようです。

プレッシャーをかけて粘るのが参考になった1局でした。