上図は先後逆で、後手が横歩取り△8四飛戦法からの進展で、先手が▲7五歩と突いた局面。ソフトの評価値+22で互角。
先手は▲7五歩と位を取って、飛車を7筋か8筋に回る展開を見ています。
ここからの後手の指し方が、あまり良くなかったようです。
本譜は以下、△2四飛▲2八銀△2三銀▲8六飛△8二銀で、ソフトの評価値+237で互角。

後手は△2四飛と回ったときに▲2八銀と受けました。
▲2八銀では先手は持ち駒に歩が3枚あるので、▲2七歩もありました。
▲8六飛に △8二銀では△8三歩と打つのが自然ですが、持ち駒に歩が1枚しかなくなるのでやめました。
ただし、この場合は中央が薄くなるので、△8三歩の方が良かったようです。
最初に戻って、△2四飛では△6二銀の方が良かったようです。
△6二銀▲7六飛△9五歩▲同歩△8七歩▲9七角△9三桂で、ソフトの評価値-17で互角。

△6二銀が中央を手厚くする自然な1手でした。
先手は7筋の位の確保で▲7六飛としますが、△8七歩と打って△9五歩の突き捨てから△9三桂が少しうるさい攻めです。
後手の飛車が直通なのと、先手の3八の金が逃げ道を塞いでいるので、先手は少しいやな形です。
△9三桂に▲3六歩なら、△8五桂▲8六飛△9六歩で、ソフトの評価値-1006で後手優勢。
手順の▲8六飛に△9七桂成なら▲8四飛ですが、△9六歩が厳しいです。
△9六歩に▲同飛なら△7七桂成で、ソフトの評価値-2174で後手勝勢。
△9三桂に▲8六角なら、△8五桂▲6八銀△7七桂成▲同銀△2三銀で、ソフトの評価値+44で互角。
まだ互角ですが、後手から攻めている形なので面白そうな展開です。
9筋突き捨てて△9三桂が参考になった1局でした。