先手での右玉はもったいない


上図は、角換わりからの進展で△5二金と上がった局面。ソフトの評価値+71で互角。

△6五歩と△5二金の組み合わせで、やや後手は受け身でじっくりした指し方の展開に対して先手がどのような駒組をするかという局面です。

対局時は、普通に4筋から仕掛ける展開もありますが、後手も徹底的に受けに回る形で攻め切るのは大変と思い、あまり指さない右玉に組んでみました。

本譜は、▲5八玉△4四歩▲5六歩△3一玉▲4九玉△2二玉▲3八玉△4二金右で、ソフトの評価値-31で互角。

この手順は、先手は右玉にしてゆっくりとした展開にしましたが、後手も△4二金右としっかり囲ってこれからの将棋です。

ただし、評価値は互角とはいえ、先手のマイナス評価になっているのが気になります。

評価値が下がったのは、先手なのに右玉に組んだことで、普通に指したら先手から仕掛けることができたのをなくしたのが大きいみたいです。

これが後手番だったら右玉はあったのかもしれませんが、先手番なので右玉で指すのはもったいないということだと思います。

将棋はまだこれからで勝敗には全く影響はないレベルですが、作戦的にはいまひとつだったということみたいです。

▲5八玉では▲7九玉がありました。

▲7九玉△4四歩▲5六銀△3一玉▲8八玉△4二金右▲2五歩で、ソフトの評価値+122で互角。

この手順は、先手は腰掛銀にして▲8八玉から▲2五歩と自然に駒組を進める展開です。

後手は、受け身でカウンター狙いのような指し方で、部分的な形では△7四歩から△6四角から△7三桂と組むのが理想形の一つですが、その場合は先手も▲4一角と打たせない駒組みをするようになります。

後手が△6四角を打たない展開であれば、後手玉の整備で手待ちを繰り返すことになりそうです。

先手はどこかで▲4五歩と仕掛けることになりそうですが、そちらの指し方の方が右玉より勝ちやすいということみたいです。

先手での右玉はもったいないと分かった1局でした。