上図は、先後逆で横歩取りの戦型から先手が▲8五歩と打った変化手順です。
実戦では△6二銀と上がる形でなく△2四飛~△8二銀と上がったので、△6二銀に▲8五歩は変化手順です。
▲8五歩と打たれるのは後手にとってはあまりいい気持ちはしないのですが、先手も持ち駒の歩が1枚少なくなります。
▲8五歩以下△2四飛▲2八銀△7四歩で、ソフトの評価値-151で互角。

△2四飛に▲2八銀と受けたときに、△7四歩が少し指しにくい1手です。
先手の7五の位が浮いているときに△7四歩と逆襲する手です。
△7四歩に▲同歩なら△同飛で、ソフトの評価値-281で互角。
この手順は互角とはいえ、手数をかけた先手の7五の歩の位がなくなって、いつでも△7六歩とする筋があるので先手が面白くなさそうです。
△7四歩▲7六飛△7五歩▲同飛△7三銀▲6五桂△7四銀で、ソフトの評価値-117で互角。

△7四歩に▲7六飛とすると△7三銀のような展開になります。
△7三銀に▲6五桂がお互いに怖い手ですが、△7四銀と強く受けていい勝負みたいです。
先手からは角交換して▲3五角~▲5三角成のような狙いがあります。
後手は6五の桂を取る狙いがあります。
△7四銀以下▲3三角成△同銀▲3五角△7五銀▲5三桂成△4一玉▲2四角△同銀▲7四飛△7三桂▲2四飛△2三歩▲5四飛で、ソフトの評価値-255で互角。
この手順は先手が先に飛車を取られて少し無理気味に攻めてはいるのですが、実戦的にはまだ大変です。
やはり平手は簡単に片方が有利にはならないようです。
位に反発する△7四歩が参考になった1局でした。