上図は、先後逆で横歩取り△8四飛の戦型から先手が▲1七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値-198で互角。
▲1七桂の筋はたまに出る手でいつでも▲2五桂があるので、後手は神経を使います。
3三の角がいなくなると▲3二飛成があるので、慎重に受けないといけないです。
対局中は、後手が攻め込まれる形でどのように受けるか迷いました。
本譜は以下△3四歩で、ソフトの評価値+43で互角。

△3四歩は、大駒は近づけて受けよの格言に沿った手です。
実戦では△3四飛に▲同飛△2三銀で、ソフトの評価値-289で互角。
これでもまだ大変ですが、△3四歩には▲2五桂△8八角成▲同銀△8五飛▲1三歩で、ソフトの評価値+113で互角という展開もあったようです。
戻って最初の△3四歩では△2三銀があったようです。ソフトの評価値-191で互角。

△2三銀で受けが成立しているなら問題がないですが、先手の3六の飛車と8八の角が直通で3三の地点を睨んでいるのと、後手は8四飛が角に狙われやすい位置にいるので、少し指しづらい手です。
△2三銀の瞬間は、先手は指したい手がたくさんあるので、後手はすべて対応を考えるのは早指しでは無理です。
△2三銀には、▲2五桂や▲3三角成や▲3三飛成や▲1三歩や▲2二歩や▲2四歩など、気になる手がたくさんありそうです。
少し無理っぽい手もありそうですが、丁寧に対応するのは大変です。
ただし、先手も指せるのは1手だけなので、後手は先手の手に対応する形になるみたいです。
本当は、△2三銀以下の細かい変化手順を調べればいいのでしょうが、とりあえず△2三銀があると分かればいいです。
先手の飛車と角が直通しても、横歩取りの△2三銀の受けがあると分かった1局でした。