上図は、横歩取り青野流の終盤戦で、後手が△6六桂と打った局面。ソフトの評価値+3414で先手勝勢。
対局中は際どいですが、先手が残しているのかと思っていました。
△6六桂には逃げる1手ですが、▲6九玉と逃げては△5八銀▲同金△4九飛▲5九金打△7八銀から清算して以下詰み。
本譜は△6六桂以下▲4八玉△4七金で、ソフトの評価値+3718で先手勝勢。

▲4八玉で後手は手がないかと思っていたのですが、△4七金で慌てました。
やはり終盤は手が広いとはいえ、先手玉に迫るならこの筋しかありません。
本譜は以下、▲4七同金△5八金▲同金△2八飛以下頓死になりました。
△5八金では先に△2八飛に▲3八桂の逆王手で大丈夫だと思ったいたのですが、△5八金を先にするのをうっかりしていました。
△5八金▲同金△2八飛に▲3八桂の逆王手だと、△同飛成▲同玉△2七銀▲4九玉△3八銀打▲5九玉△5八桂成▲同玉△6六桂▲5九玉△5八金まで。
△4七金には▲4七同玉でした。
▲4七同玉以下△3六銀▲5六玉で、ソフトの評価値+2796で先手勝勢。

▲5六玉の局面は、先手の5三の馬と7七の桂馬が受けに効いているのと、後手の7六が角なのでて、先手玉が詰みません。
ここでうっかりしやすいのが、詰まないから先手が勝った気分でいるのが危なくて、ここで△5四金と詰めろをかけられたときに正確に対応できるかがポイントになります。
△5四金以下、▲1八桂△3五玉▲3二飛△3四飛▲2六金△2四玉▲3四飛成△同玉▲3五飛△2四玉▲2五歩△同銀▲同金まで。
手順だけ見ると比較的簡単ですが、これが実戦だと▲1八桂では▲2七歩から詰ます展開を考えたり、最後の▲2五歩のときに2歩になっていないかなど気になる場面もあり、将棋は最後まで油断はできません。
最後まで油断してはだめと分かった1局でした。