上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で後手が△6四金と角を取った局面。ソフトの評価値+493で先手有利。
6四の地点で角交換になった局面で先手が香得ですが、次の1手がよく分かりませんでした。
本譜は▲2三角だったのですが、この手は良くなく後手から△6六歩▲同歩△5七角とされると悪かったようです。
先手は、玉の周辺の5筋と6筋が弱いのが気になります。
▲2三角では▲6八金がありました。ソフトの評価値+432で先手有利。

▲6八金は5七の地点を補強する自然な手ですが、全く見えていませんでした。
こういう自然な受けの手を指せるかというのは結構大事みたいです。
▲6八金以下、△9三角▲4七飛△3五銀▲同銀△同歩▲5八銀で、ソフトの評価値+623で先手有利。
この手順は、後手が△9三角~△3五銀と活用する手に対して、▲5八銀と手堅く受けると怖い形ではありますが、意外と後手の手が続かないようです。
▲6八金に△2六歩なら▲3一角で、ソフトの評価値+446で先手有利。

△2六歩は次に△2七歩成の狙いですが、ここで▲3一角と打つのが興味深いです。
この角は、ぱっと見少し打ちづらい角にも見えますが、後手の飛車が4筋からずれると▲4五銀があります。
4五の桂馬が取れると、後手からの5七の打ち込みがなくなるので大きいです。
▲3一角に△4一飛なら▲1三角成△6六歩▲同歩△2七歩成▲2三馬で、ソフトの評価値+429で先手有利。
この手順は、後手にと金を作らせますが、先手玉は7八と少し遠いのでその間に馬を活用する手です。
この展開はまだ大変ですが、先手は馬との組み合わせでどこかで▲8四歩~▲8五歩とか▲8三歩などを含みに戦う感じです。
なお、△2六歩には▲2八歩と受ければと金を作られる展開にはなりませんが、歩切れになるのが気になります。
このあたりの感覚は結構難しい感じです。
陣形を整備して受けに回る▲6八金が参考になった1局でした。