逃げ道封鎖の▲7八銀

上図は、居飛車対振り飛車の進展で後手が9三の玉を△8四玉とした変化手順です。ソフトの評価値+2200で先手勝勢。

対局中は、△8四玉とされたら▲8三馬か▲7六銀か▲7一馬のどれかだと思っていましたが、寄せ方がはっきりと分かっていませんでした。

なお実戦では、△8四玉を指さずに投了したのですが、相手の人は分かっていますが、片方の人は分かっていないというのがたまに将棋ではあります。

本局もそのような感じです。

特に相手玉が中段玉で、攻め手の持ち駒に金がないと寄せづらいです。

△8四玉以下▲8三馬△7五玉▲7四馬△7六玉で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

手順の▲8三馬から攻めるとこのようになります。

後手玉に即詰みはなく6段目まで進出しており、次に△8七玉とされると寄せが見えなくなります。

ただし、評価値が+50000ということは、ほぼ受けなしの手があるということです。

△7六玉以下▲7八銀で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この▲7八銀が見えていませんでした。

▲7八銀は、△8七玉を防ぐと同時に▲8八桂△同銀成▲6八桂からの詰めろです。

▲7八銀に△同銀成なら▲同金で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は、▲7八同金の形が▲6八桂と▲8八桂と▲6五銀の詰めろが受からないので、先手勝勢です。

▲7八銀以下△9七香成▲6八桂△同銀成▲同金寄で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

手順の▲6八同金寄で、▲6五銀打と▲7七銀打からの詰めろを受けることができないので先手勝勢です。

なお▲7八銀で、▲7九桂もありますが△6五銀でソフトの評価値+2125で先手勝勢もまだ後手に粘られます。

また最初に戻って▲8三馬で▲7六銀も△9八香成で、ソフトの評価値+1154で先手優勢も後手に粘られます。

逃げ道封鎖の▲7八銀が参考になった1局でした。