上図は、相掛かりからの進展で△7五歩と突いた局面。ソフトの評価値+58で互角。
△7五歩は数手前の△8五飛の横利きを活かした手で、▲同歩とすれば△同飛で後手の歩が増えるので攻めのバリエーションが増えてきます。
また次に△7六歩とも取り込まれるので、実戦は▲7五同歩から角交換をしたのですが、これはよくなかったようです。
本譜は▲7五同歩△同飛▲2二角成△同銀▲6六角で、ソフトの評価値-188で互角。
この手順は、▲7五歩はそんなにおかしな手ではなかったのですが、角交換してから▲6六角が△5五角を受ける手で、あまり働きのいい角でなかったです。
後手の持ち駒との角と盤上の角の働きの差で互角とはいえ、後手の評価値の方がいいです。
▲7五同歩では▲2五飛がありました。ソフトの評価値+27で互角。

▲2五飛は飛車の横利きで受ける手で、後手は△7六歩と取り込むことができません。
▲2五飛に△7三桂なら▲7五飛△同飛▲同歩△6五桂▲6六歩△7七歩▲6七金△8五飛▲8六飛△同飛▲同歩△8七飛▲7七桂で、ソフトの評価値+307で互角。
この手順は、△7三桂に▲7五飛と飛車をぶつけるのが強い手で、戦いの場所が先手玉に近いので勇気がいります。
後手は飛車交換から△6五桂と跳ねていつでも△7七歩と叩く筋が気になります。
△6五桂に▲6六歩と催促して△7七歩に▲同桂なら△6六角があるので▲6七金が指せるかが難しいですが、後手もぎりぎりの攻めなのでいい勝負のようです。
▲2五飛に△8四飛なら▲7五飛△8八角成▲同銀△6四角▲6六角で、ソフトの評価値+558で先手有利。

この手順は、▲2五飛に△8四飛と7五の歩と取らせる手ですが、▲7五飛とするのが強い手です。
後手は角交換から△6四角と打ちますがそこで▲6六角がいい手です。
▲6六角に△1九角成なら▲7二飛成△同金▲8四角△4二銀▲7七銀△1八飛▲7九玉△2八馬▲3九銀で、ソフトの評価値+756で先手有利。
この手順は、銀と香車の交換でやや先手の駒得なので先手指せそうです。
▲6六角に△7五角なら▲同角△5四飛▲8二角で、ソフトの評価値+771で先手有利。
この手順は、飛車と角の交換ですが▲8二角と香車と取る手を狙って先手指せそうです。
飛車を使って歩を守るのが参考になった1局でした。