よくある展開も意外な評価値


上図は、角交換振り飛車からの進展で▲4一角に△2一角と受けた局面。ソフトの評価値+97で互角。

後手から2筋を伸ばしてからのと金攻めが見えていますので、それまでに先手が手を作れるかという形です。

本譜は▲3二角成△同角▲3一金で、ソフトの評価値-341で後手有利。

この手順は、よく見る手なのですがすでに後手有利だったのは知りませんでした。

▲3一金に△4一角打なら、▲4五歩△5三銀▲3五歩△同歩▲4一金△同角▲3四角で、ソフトの評価値+118で互角。

この手順は、3四の地点に空間をあけてから▲3四角という手ですがいい勝負のようです。

しかし、ソフトはこの手順でなく別の手順を推奨していました。

▲3一金以下、△2六歩▲3二金△2七歩成▲2九飛△2八歩で、ソフトの評価値-615で後手有利。

この手順は、後手の角を見捨てて2筋の歩を伸ばしてと金を作る指し方です。

後手は一時的に金損ですが、それより飛車の働きを優先した指し方で、と金を作って後手有利です。

△2八歩以下▲3九碑△3七と▲同飛△2九歩成で、ソフトの評価値-647で後手有利。

この手順で後手有利ということは、最初の局面の少し前になる▲2三歩△同飛▲4一角の手は成立していないのかもしれません。

そうなると、その少し前に先手は手を変えていないといけないということになります。

よくある展開も意外な評価値だったのが参考になった1局でした。