中飛車で歩の交換後の角打ち


上図は、後手が角換わり振り飛車からの進展で△5六同飛と歩を取った局面。ソフトの評価値+517で先手有利。

対局中は、先手有利など思ってなく次の一手はほとんどノータイムで指したのですが、形だけで指してあまり考えてなかったという感じです。

本譜は▲6八銀△7六飛▲7七銀△7四飛で、ソフトの評価値+118で互角。

先手は1歩損になりますが、後手の中飛車に▲6八銀から▲7七銀とするのはたまに見る筋です。

この指し方もありましたが、強く踏み込む指し方もありました。

▲6八銀では、▲6五角△5五飛▲8三角成△8五飛▲5六馬△8六歩で、ソフトの評価値+525で先手有利。

この手順は、▲8三角成に△8五飛が狙いの一手で馬が逃げるなら▲5六馬しかありませんが、そこで8筋の歩が切れているので△8六歩がうっかりしやすい手です。

この展開は、振り飛車側からの進展でよく見る筋ですが、居飛車から見るとあまり見る機会は少ないです。

△8六歩に▲同歩なら△同飛で▲8七歩なら△7六飛の王手馬取りが後手の狙いの筋です。

△8六歩▲8八銀△8七歩成▲同銀△8六歩▲9六銀△8七角▲6八玉△9六角成▲同歩△8七歩成▲5四歩で、ソフトの評価値+614で先手有利。

この手順は、角と銀の交換で後手が駒損ですがと金を作って、後から飛車も成れそうな展開です。

しかし▲5四歩が味わい深い一手です。

▲5四歩に△9八とが気になりますが、▲8六歩で△同飛には▲5三角があります。

▲5四歩に△7七となら、▲同桂△8八飛成▲7八金△9九龍▲5三角△5一玉▲8六角成で、ソフトの評価値+1041で先手優勢。

この手順は、後手はと金を捨てて飛車を成って角と銀香の交換で後手が少し駒得も後手が歩切れで、▲5三角成~▲8六角成とされると次の▲5三歩成りを受ける手がないので、後手苦しいです。

中飛車で歩の交換後の角打ちが参考になった1局でした。