踏み込んで指す▲4一銀

上図は、後手が角換わりのから早繰銀での進展で、▲7五角と歩を取って王手をした手に3一の玉が△2二玉とした局面。ソフトの評価値+280で互角。

駒割りは金と桂馬の交換で先手が駒得していますが、後手も△3八銀成や△6五馬の狙いもありいい勝負のようです。

本譜は▲7二歩△6五馬▲5三角成△4二金で、ソフトの評価値-61で互角。

対局中は少しいいとは思っており、攻めにいくのは危ないと思い▲7二歩と後手の飛車の利きを止めたのですが、これがあまりよくかったようです。

後手の△6五馬から△4二金が粘り強い手で、後手から△3八銀成や△6六桂の狙いがあり先手も忙しいです。

また6三の銀が動けば△7二飛があるので▲7二歩があまり働いていないように思えます。

▲7二歩では▲4一銀がありました。ソフトの評価値+280で互角。

▲4一銀は見えてはいたのですが、▲3二銀成としても△同飛ではっきりしないと思ってやめていました。

▲4一銀以下△6五馬▲3二銀成△同飛▲5三角成△6六桂▲5四銀不成△7八桂成▲6五銀△3七銀▲2九金で、ソフトの評価値-152で互角。

この手順は、△6六桂に遊んでいる銀を活用する▲5四銀不成が激しい手で△7八桂成に▲6五銀としてバランスがとれているのがすごいです。

△3七銀で先手玉はあぶないのですが、▲2九金の受けで後手も少し駒不足なのでいい勝負です。

ただし、指しこなすには力がいりそうで、評価値は互角の範囲とはいえ形勢が入れ替わっており、これについてはあまり理解できておりません。

いずれにしても終盤近くになれば、踏み込んで指さないといけないということだと思います。

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