歩を使った寄せ


上図は、後手が角交換振り飛車の対抗形からの進展で△4七角と打った局面。ソフトの評価値+3777で先手勝勢。

駒割りは角と金の交換でいい勝負も、5二にと金ができており後手玉が薄いので少し先手がいいと思っていました。

ただし、先手が勝勢なほど形勢が離れていたのは驚きました。

本譜は、▲5七飛△2九角成▲3六歩で、ソフトの評価値+849で先手優勢。

▲5七飛はあまりいい手ではないなとは思っていたのですが、▲4七同金△同角成▲6一角△8二玉の後が分かりませんでした。

よって▲5七飛としたのですが、△2九角成で△5六歩や△7六桂の筋があるので、先手も大変です。

▲3六歩と後手の飛車と角道を止めましたが、決め手を逃した感じです。

▲5七飛では▲4七同金がありました。

▲4七同金△同角成▲6一角△8二玉▲7二歩で、ソフトの評価値+5325で先手勝勢。

この手順は、最後の▲7二歩が見えるかどうかで全く違っており、▲7二歩で▲6二とや▲6二金ではまだまだ大変です。

▲7二歩に△同銀なら、▲同角成△同玉▲6一銀△8二玉▲6二と△9四歩▲7二銀成△9二玉▲8五桂で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は、後手が普通に指したのですが、▲6一銀から▲6二とが詰めろに先手勝勢です。

▲7二歩に△3九飛成なら、▲5九歩△5六馬▲7一歩成で、ソフトの評価値+50000で先手勝勢。

この手順は、△3九飛成が△7九金からの詰めろですが、▲5九歩の受けが効くので先手勝勢です。

序盤で後手が△7六飛と歩を取ったので、▲7二歩が成立したという感じです。

歩を使った寄せが参考になった1局でした。