上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲7七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+172で互角。
対局中は、次の一手の考えがまとまらず後手から動いたのですがあまりよくなかったようです。
本譜は以下、△8六歩▲同歩△8八歩▲8五桂△8三飛▲7二歩で、ソフトの評価値+370で先手有利。

この手順は、後手が少し無理して動いているなと思っていましたが、やはり先手有利でした。
▲7一歩成をさせると後手がまずいので△6二銀と辛抱しましたが、▲5七角がいい手で以下▲7五銀から▲8四銀で、振り飛車が捌ける展開です。
このような展開になると、居飛車側は手も足も出なくなります。
△8六歩では△6三歩で、ソフトの評価値+172で互角。

数手前に歩を交換した手を否定する△6三歩は、全く浮かびませんでした。
仕掛けたら無理なので何か辛抱するというのは分かりますが、なかなか指せない一手です。
持ち駒の歩があれば手が広がると思っていましたが、それより6三に歩がないと将来後手から△6四歩と突かれて振り飛車側が捌ける形になるが大きいということだと思います。
5三の銀はできれば△4四銀として活用したいので、将来▲6四歩に△同歩と取れる形にしたという意味です。
△6三歩は昔の感覚で言えば、数手前に指した手を活かすことで指したらだめのような手の類だと思いますが、そのような先入観は捨てた方がいいようです。
数手前に交換した所に箇所に歩を打つのが参考になった1局でした。