直感で銀が打てるか

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で、▲2八同玉と桂馬を取った局面。ソフトの評価値-99988で後手勝勢。

ここでは先手玉に即詰みがあったのですが、対局中は詰むか詰まないか読み切れませんでした。

本譜は△2七香▲3八玉で、ソフトの評価値-962で後手優勢。

この手順は、△2七香に▲同玉なら△2九龍で何を合い駒しても△4九角の筋で詰むのですが、▲3八玉と逃げると△3七歩はありますが、▲4八玉で先手玉は詰みません。

このあたりが直感が悪いというか手が見えてなかったという感じです。

先手玉が詰まないなら△4三金と手を戻すことになりますが、勝負が長くなります。

△2七香では△3七銀がありました。ソフトの評価値-99987で後手勝勢。

△3七銀で以下詰んでいると分かると、こういう手があったのかと納得するのですが、これを短い時間の実戦でできるかとういうと直感が働くかどうかの違いだと思います。

短い時間でいいところに手が伸びるということだと思います。

△3七銀に▲同玉なら、△3九龍▲3八香△3六香▲同玉△3八龍▲3七香△2七角まで。

△3七銀に▲1八玉なら、△2九角▲2七玉△3八角成▲3六玉△2六銀成▲同玉△2九龍▲3六玉△2七龍まで。

△3七銀に▲2七玉なら、△2九龍▲3七玉△3九龍▲3八香△3六香▲同玉△3八龍▲3七香△2七角まで。

どの手順も、3三に桂馬がいるので▲4五玉とできないのが効いているみたいです。

また、後手の持ち駒に香車があるのが大きいです。

こういう△3七銀は考えて指すというより、この形なら△3七銀があると覚えておいた方がいいかもしれません。

直感で銀が打てるかが参考になった1局でした。