上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲6四銀と桂馬を取った手に△5二銀と打った局面。ソフトの評価値+672で先手有利。
駒割りは飛車と角桂で少し先手が駒得しており、1六の角が後手陣をにらんでいるので先手が少し指せているようです。
ただし先手が▲7五銀とゆっくりした手を指すと、△4八とがうるさいので先手は厳しい手を指さないといけないです。
本譜は▲4四桂△4二金▲5二桂成△同金寄で、ソフトの評価値+6で互角。
この指し方は銀と桂で駒得ですが、後手の3二の金が△5二金寄と後手陣の守りに働いているので先手の指し方はよくなかったようです。
▲4四桂では▲7五桂がありました。
▲7五桂△6二銀▲8六香で、ソフトの評価値+567で先手有利。

この手順は、6四に銀がいるときに▲7五桂と攻め駒を増やすのがいい手です。
▲7五桂に△6四歩は▲6三銀△同銀▲同桂成△同玉▲6一角成で、ソフトの評価値+1685で先手優勢。
▲6一角成の局面は何気に、▲5二銀△5四玉▲5六香以下の詰めろになっていますので、先手が指せそうです。
よって後手は△6二銀と受けますが、そこで▲8六香と詰めろをかけます。
▲8六香以下、△8二香▲8三桂成△同香▲同香成△同玉▲5二角成△同金▲6一銀で、ソフトの評価値+648で先手有利。

この手順は、8筋で駒を清算して▲5二角成から▲6一銀が厳しいです。
やや先手も駒が少ないのですが、▲7二銀打や▲4六馬から▲5六馬を含みに後手玉を攻める感じです。
先手もたくさん駒を渡すと△9七桂から▲同香△9八飛のような狙いもあるので、この筋は気を付けないといけないですが、手の流れとして後手玉に迫っている感じです。
銀を逃げずに桂馬を打つのが参考になった1局でした。