単騎の飛車取りの▲7一銀


上図は、後手雁木に対して先手左美濃からの進展で△6五角成と3八の角が馬を作った局面。ソフトの評価値-150で互角。

対局中は後手に馬を作られましたが、ここで先手の手番なので何か手がありそうと思っていました。

本譜は△6五角成▲4五歩△同歩▲5六銀△7六馬で、ソフトの評価値-591で後手有利。

この手順は、▲4五歩と打ち捨てて△同歩に▲5六銀が馬取りと▲4五銀を見てまずまずかと思っていたら、△7六馬を見落としていました。

△7六馬に▲4五銀△4四歩に▲7七歩のつもりだったのですが、▲4五銀に△8六歩▲同歩△8七歩とされては先手苦しいです。

この先手の玉形は、8筋を攻められると銀一枚しか守っていないので守りが薄いです。

▲4五歩に△同歩まではいいとして次の一手は▲7一銀がありました。ソフトの評価値-146で互角。

▲7一銀が全く見えていませんでした。

相居飛車の将棋だと、たまに単騎の飛車取りの銀打ちというのがあるのですが、後手の飛車がいないと先手玉は守りやすくなります。

▲7一銀△8四飛▲4五飛△5四馬▲4三飛成△同金左▲6六角△8三飛▲1一角成△6一玉▲4四歩△同金▲6六桂△4三馬▲4四馬△同馬▲8二金△9三飛▲8四香で、ソフトの評価値-121で互角。

この手順は、△8四飛に先手が飛車を切ってから▲6六角で攻める手です。

先手は玉の固さを頼りに攻めている感じでやや攻めが細いですが、後手も飛車を取られる形だとまだ大変です。

先手は4筋から手を作るのでなく、7筋と8筋から手を作るのが気がつきにくいです。

単騎の飛車取りの▲7一銀が参考になった1局でした。