思ったほど良くならない局面

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で後手三間飛車に先手居飛車穴熊からの進展で、後手が5四の銀を△4五銀とした局面。ソフトの評価値+165で互角。

△4五銀は△3六歩や△5六銀と狙いとした手で、先手に揺さぶりをかけています。

本譜は両方を受ける意味で▲2六飛としたのですが、これが良くなかったかもしれません。

▲2六飛△1五角▲1六飛△1四歩で、ソフトの評価値+61で互角。

この手順は、▲2六飛に△1五角から▲1六飛となったのですが、先手の飛車が狭いので使いづらく、後手はいつでも△3六歩と仕掛ける手があるので、後手の方が手が広い感じです。

▲2六飛では▲5五歩がありました。ソフトの評価値+80で互角。

▲5五歩は銀ばさみのような手ですが、後手の銀は簡単に死ぬことはなく、この瞬間が先手にとってもいやな形です。

▲5五歩に△5六銀なら、▲5八金△3六歩▲同歩△同飛▲3七歩△3四飛▲2六飛で、ソフトの評価値+262で互角。

この手順は、△5六銀に▲5八金と受ける形でやや金の活用が難しいのですが、△4七銀成や△6七銀成を受ける形でやむを得ないです。

以下後手が3筋を交換して▲2六飛が先手の飛車が軽い形です。

▲2六飛に△4五銀なら▲6五銀で、△1五角▲6六飛で、ソフトの評価値+296で互角。

この手順は、▲6五銀が気づきにくく△1五角に▲6六飛と飛車を6筋に転換する手で次に▲4六歩で銀を取る手を狙っています。

最初に戻って▲5五歩に△3六歩なら、▲同歩△同銀▲4八金△1五角▲3七歩△同銀成▲同金△同角成▲同桂△同飛成▲2九飛で、ソフトの評価値+56で互角。

この手順は、角銀と金桂の交換で後手やや駒損も飛車を成った展開で後手の理想的な展開の1つですが、先手も居飛車穴熊にしているので、まだまだこれからの将棋です。

ただ最初の△4五銀の局面は、思ったほど先手が良くならない感じで後手の作戦がいいのかと思います。

思ったほど良くならない局面だと分かった1局でした。

飛車を上から打って詰ます

上図は、相居飛車からの終盤戦で▲5八同玉と成桂を取った局面。ソフトの評価値-99982で後手勝勢。

後手の持ち駒に大駒がたくさんあるので先手玉が詰んでもおかしくないと思っていましたが、詰み手順がよく分かりませんでした。

本譜は△2八飛▲4八銀で、ソフトの評価値-99984で後手勝勢。

この手順も長手数です以下詰んでいるみたいですが、分かりやすいのは△5六飛でした。ソフトの評価値-99982で後手勝勢。

△5六飛は敵陣に打つ飛車でなく、龍を作る形になりにくいので指しづらい感じがしますが、飛車の横効きで上部脱出をおさえるのが大きいと思います。

△5六飛▲5七銀△5九金▲4八玉△3八金で、ソフトの評価値-99988で後手勝勢。

この手順は、△5六飛に▲5七銀と合い駒をしますが、△5九金が玉を下段に落とす手筋で▲同玉なら△5七飛成がありますので▲4八玉としますが、そこで△3八金が鋭いです。

△3八金は▲同玉に△4九角と打つ狙いです。

△3八金以下▲同玉△4九角▲4八玉△3九角▲同玉△3八銀▲4八玉△5八金▲3七玉△2七銀成まで。

手数はかかりますが、この手順が分かりやすいみたいです。

なお、最初の△5六飛では△6九銀という詰まし方もあったようです。

△6九銀▲同玉△6七飛▲6八銀△5八金▲同玉△4九角▲同玉△4七飛成以下詰み。

この手順は、△6九銀と玉を下段にして△6七飛と上から飛車を打つ手です。

駒がたくさんある場合は飛車は横に打つのでなく、上から打った方が分かりやすようです。

飛車を上から打って飛車の横効きを利用して玉を詰ましにいくという感覚です。

飛車を上から打って詰ますのが参考になった1局でした。