少し詰ましにくい詰まし方

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲3三桂に△3一玉と逃げた局面。ソフトの評価値+99990で先手勝勢。

対局中は、後手玉が詰まされても仕方ないと思っていましたが、詰み手順が分かっていませんでした。

本譜は、▲3二銀でソフトの評価値+99980で先手勝勢。

▲3二銀で△同玉なら▲4一角△4二玉▲5一角△同玉▲5二金で詰みですが、▲3二銀に△4二玉で長手数の詰み手順になります。

▲3二銀に△4二玉は、別の機会に詰み手順を紹介します。

▲3二銀では▲4一金の詰まし方の方が短かったようです。

短い手数とはいえ▲4一金は打ちにくい金です。

金はとどめに残せという格言と違う手で、▲4一金と打つと持ち駒に金がないので少し心配になります。

▲4一金△3二玉▲2三銀で、ソフトの評価値+99993で先手勝勢。

この手順の△3二玉に▲2三銀が打ちづらい銀です。

多分実戦では指せないように思います。

▲2三銀に△同歩なら▲2一角△3三角▲2二角まで。

この手順は、2二の地点に空間をあけることで▲2二角で詰みとなります。

▲2三銀に△3三玉なら▲2二銀不成△3二玉▲3一銀成△3三玉▲2二角まで。

この手順は、並べ詰みです。

▲2三銀に△同金なら、▲2一角△3三玉▲1五角△2四金▲2五桂まで。

この手順は、△2三金と取らせて▲2一角に△3三玉としたときに▲1五角と王手ができるのが△2三同金と取らせた効果で、最後の▲2五桂でぴったりです。

ただし、実戦で▲4一金と▲2三銀が指せるかというとかなり難しいです。

本譜の▲3二銀でやむを得ないように思います。

少し詰ましにくい詰まし方が参考になった1局でした。