角を打って詰んでいた

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの終盤戦で▲6四角と王手で角を打った局面。ソフトの評価値-533で後手有利。

対局中は、後手玉が詰まされても仕方ないと思っていましたが、詰み手順がよく分かっていませんでした。

本譜は△4二銀▲2三桂で、ソフトの評価値+99989で先手勝勢。

△4二銀の合い駒に▲2三桂から即詰みとなりました。

▲2三桂△4一玉▲3一金△同銀▲同桂成△5二玉▲6二金△同玉▲7三銀△5一玉▲6二金まで。

この手順は、▲6二金と打ち捨てて▲7三銀と打つのが急所で▲7三金からでも詰んでいます。

▲6四角には△4二銀でなく△5三銀の方が難しかったのですが、▲3二香がありました。ソフトの評価値+99981で先手勝勢。

▲3二香で以下詰んでいるというのがすごいです。

▲3二香に△同玉なら、▲4四桂で△同金▲3一金△4三玉▲5三角成△同玉▲6五桂以下詰み。

この手順は、▲4四桂と打ち捨てて△同金に▲5三角成から▲6五桂の形を作るのが急所で、持ち駒に金と銀が2枚ずつあれば詰みです。

▲3二香に△4二玉なら、▲5二金△同玉▲4四桂△6三玉▲7二銀△6四玉▲7六桂△7三玉▲6三金△8二玉▲8三金△9一玉▲8一銀成△同玉▲7二金右△9一玉▲8二金寄まで。

この手順は、▲5二金と捨てて▲4四桂と打つのが急所で、△6三玉に▲7二銀がいい手で△同玉なら▲7三金以下詰みで、▲7六桂からもぴったりの寄せです。

最初の▲6四角と打った局面は変化はありますが、後手玉が詰んているみたいです。

このような寄せが実戦でできればものすごいですが、少しでも参考にしたいです。

角を打って詰んでいたのが参考になった1局でした。

単騎の飛車取りの▲7一銀

上図は、後手雁木に対して先手左美濃からの進展で△6五角成と3八の角が馬を作った局面。ソフトの評価値-150で互角。

対局中は後手に馬を作られましたが、ここで先手の手番なので何か手がありそうと思っていました。

本譜は△6五角成▲4五歩△同歩▲5六銀△7六馬で、ソフトの評価値-591で後手有利。

この手順は、▲4五歩と打ち捨てて△同歩に▲5六銀が馬取りと▲4五銀を見てまずまずかと思っていたら、△7六馬を見落としていました。

△7六馬に▲4五銀△4四歩に▲7七歩のつもりだったのですが、▲4五銀に△8六歩▲同歩△8七歩とされては先手苦しいです。

この先手の玉形は、8筋を攻められると銀一枚しか守っていないので守りが薄いです。

▲4五歩に△同歩まではいいとして次の一手は▲7一銀がありました。ソフトの評価値-146で互角。

▲7一銀が全く見えていませんでした。

相居飛車の将棋だと、たまに単騎の飛車取りの銀打ちというのがあるのですが、後手の飛車がいないと先手玉は守りやすくなります。

▲7一銀△8四飛▲4五飛△5四馬▲4三飛成△同金左▲6六角△8三飛▲1一角成△6一玉▲4四歩△同金▲6六桂△4三馬▲4四馬△同馬▲8二金△9三飛▲8四香で、ソフトの評価値-121で互角。

この手順は、△8四飛に先手が飛車を切ってから▲6六角で攻める手です。

先手は玉の固さを頼りに攻めている感じでやや攻めが細いですが、後手も飛車を取られる形だとまだ大変です。

先手は4筋から手を作るのでなく、7筋と8筋から手を作るのが気がつきにくいです。

単騎の飛車取りの▲7一銀が参考になった1局でした。

穴熊の端攻めの受け方

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形から先手が飛車を2筋に戻して▲2五同桂と歩を取った局面。ソフトの評価値+244で互角。

先手が1筋の位を取っていたので、1六の銀と作るのが可能だったのと後手が穴熊にしたので2九に飛車が回って2筋から仕掛けた展開です。

とりあえず角取りなので角を逃げたのですが、次の一手はまずかったようです。

本譜は、△2四角▲6五歩△2二歩で、ソフトの評価値+484で先手有利。

この手順は、△2二歩と受けた形です。

以下▲1三桂成△同角▲2五銀で、ソフトの評価値+618で先手有利。

この手順は、先手は桂馬を捨てて▲2五銀と抑え込みのような形で、後手は歩切れなのと2二に歩があるので、2筋で歩を受ける形になりません。

△4六桂と打つ手はありますが、▲2四歩で先手の飛車と角が働いた展開で後手苦しいです。

△2四角では△2二角がありました。ソフトの評価値+326で先手有利。

この手順は、△2二角と先手が角道を開けるのを事前に受けた手です。

ただし、後手の飛車と銀と桂馬が働いているので、やや後手が受けるのは大変な形です。

△2二角以下▲1三桂成△同角▲2五銀△4六角▲2四歩△同銀▲同銀△2八歩▲6五歩△5五桂で、ソフトの評価値+254で互角。

この手順は、先手が桂馬を捨てて▲2五銀と出た形で、後手は△4六角と出て△2八歩と飛車先を受ける形です。

まともに先手の攻めを受けているので、やや後手は不満な展開かもしれません。

ただし、先手の▲1六銀から▲2九飛の狙いが途中で気が付いたのですが、穴熊にしていたのでやむを得ない感じです。

穴熊の端攻めの受け方が参考になった1局でした。

銀を逃げずに桂馬を打つ

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲6四銀と桂馬を取った手に△5二銀と打った局面。ソフトの評価値+672で先手有利。

駒割りは飛車と角桂で少し先手が駒得しており、1六の角が後手陣をにらんでいるので先手が少し指せているようです。

ただし先手が▲7五銀とゆっくりした手を指すと、△4八とがうるさいので先手は厳しい手を指さないといけないです。

本譜は▲4四桂△4二金▲5二桂成△同金寄で、ソフトの評価値+6で互角。

この指し方は銀と桂で駒得ですが、後手の3二の金が△5二金寄と後手陣の守りに働いているので先手の指し方はよくなかったようです。

▲4四桂では▲7五桂がありました。

▲7五桂△6二銀▲8六香で、ソフトの評価値+567で先手有利。

この手順は、6四に銀がいるときに▲7五桂と攻め駒を増やすのがいい手です。

▲7五桂に△6四歩は▲6三銀△同銀▲同桂成△同玉▲6一角成で、ソフトの評価値+1685で先手優勢。

▲6一角成の局面は何気に、▲5二銀△5四玉▲5六香以下の詰めろになっていますので、先手が指せそうです。

よって後手は△6二銀と受けますが、そこで▲8六香と詰めろをかけます。

▲8六香以下、△8二香▲8三桂成△同香▲同香成△同玉▲5二角成△同金▲6一銀で、ソフトの評価値+648で先手有利。

この手順は、8筋で駒を清算して▲5二角成から▲6一銀が厳しいです。

やや先手も駒が少ないのですが、▲7二銀打や▲4六馬から▲5六馬を含みに後手玉を攻める感じです。

先手もたくさん駒を渡すと△9七桂から▲同香△9八飛のような狙いもあるので、この筋は気を付けないといけないですが、手の流れとして後手玉に迫っている感じです。

銀を逃げずに桂馬を打つのが参考になった1局でした。

歩越し銀には歩で受ける

上図は、相居飛車で後手が雁木で先手が左美濃からの進展で▲3八飛に△4三銀とした局面。ソフトの評価値+137で互角。

対局中は、後手から△7五歩が見えているので、先手は受けに回る手を指すか攻めの手を指すか難しいと思っていました。

実戦は▲4六銀と出たのですが、やや7筋と8筋が弱くなりました。

▲4六銀△7五歩▲3四歩△2二角▲7五歩△8六歩▲同歩△7五銀で、ソフトの評価値71で互角。

▲4六銀は攻めの手ですが、出たからすぐに戦いが起きるというわけではなく、後手からの△7五歩がうるさいです。

8筋を突き捨てて△7五銀と出ると、先手の角が狙われやすく7筋と8筋の薄さが気になります。

△7五銀にはまだ▲5五角と出て角を広く使うべきでしたが、作戦的にあまりうまくいっていない感じです。

▲4六銀では▲6六歩がありました。ソフトの評価値+149で互角。

この手は、後手の歩越し銀に歩で受ける形です。

▲6六歩に△7五歩は、▲6五歩△同銀▲5五角△9二飛▲3三飛成△同桂▲8三角で、ソフトの評価値+455で先手有利。

この手順は、△7五歩に▲6五歩と突き違いの歩を突いて、後手の銀を一時的に不安定な形にします。

後手の銀は△7五銀と出られて角を狙われる展開になると先手はいやな形ですが、△6五銀と出ても後手の角があまり働いていない場合は、そんなに先手陣には響きません。

▲6六歩△7三桂▲7七角△3四歩▲6七金で、ソフトの評価値+291で互角。

この手順は、後手は△7三桂と力をためる手でやや持久戦模様となりますが、先手も▲6七金と手厚く構えていい勝負のようです。

先手の狙いは、▲6八角から▲4六銀から▲3五歩のような感じです。

歩越し銀には歩で受けるのが参考になった1局でした。

飛車を切って銀を打っての寄せ

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形で▲5四歩と突いた局面。ソフトの評価値-2577で後手勝勢。

駒割りは互角で対局中は、次に▲4四角の筋がありまだ大変かと思っていましたが、後手勝勢だったのは全く形勢判断が出来ていませんでした。

本譜は△5五銀▲3三歩△同桂▲3四歩で、ソフトの評価値-2093で五得勝勢。

△5五銀と手厚く打って後手が残していると思っていましたが、▲3三歩から▲3四歩が厳しいと思っていました。

しかしよく見ると、△3四同金▲5五角△4八飛成で、ソフトの評価値-2941で後手勝勢。

この手順は、6六の角が▲4四角とすると△4八飛成と金が取れるのがうっかりしやすいです。

よって△5五銀はそんなに悪い手ではなかったですが、△5五銀では△4八飛成がありました。

△4八飛成▲同角△4七銀で、ソフトの評価値-2158で後手勝勢。

この手順の△4八飛成は全く見えていませんでしたが、このあたりが直感が悪いなと思います。

△4八飛成に▲4四角なら△同龍がありますので、▲4八同角としますがそこで△4七銀が厳しいです。

△4七銀は詰めろではありませんが、後手玉が固いので安心して攻められます。

△4七銀に▲同銀なら、△同角成▲3九銀△2九金▲1八玉△3九金▲同角△2九銀▲1七玉△3六馬で、

この手順は、先手玉が薄いので馬と金と銀だけで攻めて手が繋がっています。

△4七銀に▲同銀△同角成▲6六角なら、△3八金▲1八玉△3六馬▲4四角△3三歩▲3一銀△同玉▲4二金△2二玉▲3二金△同金で、ソフトの評価値-50000で後手勝勢。

この手順は、先手が▲3一銀から後手玉に迫る形ですが、▲4二金に△2二玉で後手玉は詰みません。

飛車を切って銀を打っての寄せが参考になった1局でした。

だめでも自陣飛車で粘る

上図は、後手角交換振り飛車からの終盤戦で後手が△5九同龍と金を取った局面。ソフトの評価値-1866で後手優勢。

駒割りは金と桂馬の交換で先手が駒得ですが、先手の守りの金と銀の働きが悪いのに対して、後手の7六の桂馬と5九の龍と2五の角が働いており後手優勢です。

対局中は、△7九龍▲同玉△8八金の詰めろに対して受けなしと思って投了したのですが、ここはもう少し粘る手がありました。

▲8九飛で、ソフトの評価値-1241で後手優勢。

▲8九飛があるのは全く見えていませんでした。

飛車は相手陣に打つこむものという先入観があるので、なかなか見えません。

評価値が1000を超えていますので、後手が正確に指せば先手が勝てない感じですが、後手もぬるい手を指すと▲7四歩が見えています。

▲8九飛以下△5八金▲6五桂△同桂▲同金△8五桂で、ソフトの評価値-1565で後手優勢。

この手順の△5八金は次に△7九龍▲同玉△6八金▲同銀△6九金▲7八玉△6八金までの詰めろですが、▲6五桂と逃げ道をあけます。

桂馬の交換の後△8五桂でやはり後手優勢ですが、△8五桂に▲8六歩と粘ってどうかという感じです。

△8五桂▲8六歩△6八金▲同銀△同桂成▲同金△7七歩▲同銀△同桂成▲同金△6八金▲8八玉△8九龍▲同玉△7九飛▲8八玉△8七銀▲同玉△6九角成▲7六玉△7七飛成▲同玉△7八馬▲7六玉△6七馬以下詰み。

この手順は、後手が厳しく攻めて寄せきった展開ですが、結構難しいので投了は少し早すぎたようです。

だめでも自陣飛車で粘るのが参考になった1局でした。

直感で銀が打てるか

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で、▲2八同玉と桂馬を取った局面。ソフトの評価値-99988で後手勝勢。

ここでは先手玉に即詰みがあったのですが、対局中は詰むか詰まないか読み切れませんでした。

本譜は△2七香▲3八玉で、ソフトの評価値-962で後手優勢。

この手順は、△2七香に▲同玉なら△2九龍で何を合い駒しても△4九角の筋で詰むのですが、▲3八玉と逃げると△3七歩はありますが、▲4八玉で先手玉は詰みません。

このあたりが直感が悪いというか手が見えてなかったという感じです。

先手玉が詰まないなら△4三金と手を戻すことになりますが、勝負が長くなります。

△2七香では△3七銀がありました。ソフトの評価値-99987で後手勝勢。

△3七銀で以下詰んでいると分かると、こういう手があったのかと納得するのですが、これを短い時間の実戦でできるかとういうと直感が働くかどうかの違いだと思います。

短い時間でいいところに手が伸びるということだと思います。

△3七銀に▲同玉なら、△3九龍▲3八香△3六香▲同玉△3八龍▲3七香△2七角まで。

△3七銀に▲1八玉なら、△2九角▲2七玉△3八角成▲3六玉△2六銀成▲同玉△2九龍▲3六玉△2七龍まで。

△3七銀に▲2七玉なら、△2九龍▲3七玉△3九龍▲3八香△3六香▲同玉△3八龍▲3七香△2七角まで。

どの手順も、3三に桂馬がいるので▲4五玉とできないのが効いているみたいです。

また、後手の持ち駒に香車があるのが大きいです。

こういう△3七銀は考えて指すというより、この形なら△3七銀があると覚えておいた方がいいかもしれません。

直感で銀が打てるかが参考になった1局でした。

数手前に歩を交換した箇所に歩を打つ

上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲7七桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+172で互角。

対局中は、次の一手の考えがまとまらず後手から動いたのですがあまりよくなかったようです。

本譜は以下、△8六歩▲同歩△8八歩▲8五桂△8三飛▲7二歩で、ソフトの評価値+370で先手有利。

この手順は、後手が少し無理して動いているなと思っていましたが、やはり先手有利でした。

▲7一歩成をさせると後手がまずいので△6二銀と辛抱しましたが、▲5七角がいい手で以下▲7五銀から▲8四銀で、振り飛車が捌ける展開です。

このような展開になると、居飛車側は手も足も出なくなります。

△8六歩では△6三歩で、ソフトの評価値+172で互角。

数手前に歩を交換した手を否定する△6三歩は、全く浮かびませんでした。

仕掛けたら無理なので何か辛抱するというのは分かりますが、なかなか指せない一手です。

持ち駒の歩があれば手が広がると思っていましたが、それより6三に歩がないと将来後手から△6四歩と突かれて振り飛車側が捌ける形になるが大きいということだと思います。

5三の銀はできれば△4四銀として活用したいので、将来▲6四歩に△同歩と取れる形にしたという意味です。

△6三歩は昔の感覚で言えば、数手前に指した手を活かすことで指したらだめのような手の類だと思いますが、そのような先入観は捨てた方がいいようです。

数手前に交換した所に箇所に歩を打つのが参考になった1局でした。

手待ちして相手が動くのを待つ

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で後手が△2五歩と歩を取った局面。ソフトの評価値+218で互角。

対局中は、3六の銀と3七の桂馬の形があまりよくないなと思っていましたが、2九の桂馬をそのままにして戦うのもどうかということでこの形になりました。

評価値を見ると、この形も思ったほど悪くはなかったです。

本譜は▲4五歩△同歩▲3三角成△同桂で、ソフトの評価値-118で互角。

▲4五歩と突いて以下角交換をして、いつでも▲4五桂と跳ねる筋を残したほうがいいと思って指したのですが、やはり3七の地点が狙われやすく後手から△5五角があります。

よって△3三同桂に▲7七銀としたのですが、ソフトの評価値-590で後手有利。

このような展開では▲4五歩はよくなかったようです。

▲4五歩では▲2九飛がありました。ソフトの評価値+77で互角。

▲2九飛△3五歩▲同銀△3四歩▲2三歩で、ソフトの評価値+312で先手有利。

この手順の▲2九飛は手待ちの意味です。

後手の△3五歩は先手の銀を引っ張り出して危険な意味もあるのですが、△8二玉だと6一の金が離れ駒になりますし、△6二銀だと後手玉が壁になるので後手の指し方も難しいです。

△3四歩で先手の銀が死んだ形ですが、そこで▲2三歩がいい手です。

▲2三歩△同飛▲2四歩△2二飛▲2五桂△3五歩▲3三桂成△同桂▲2三歩成△同金▲3一角△2一飛▲4二角成で、ソフトの評価値+821で先手優勢。

この手順は、やや先手うまくいきすぎですが、角と銀桂の2枚替えで先手が少し駒損ながらも後手陣がばらばらで、馬を作って先手優勢です。

手待ちして相手が動くのを待つのが参考になった1局でした。