雁木への▲3七銀からの仕掛け


上図は、後手雁木から△4五歩と突いた局面。ソフトの評価値+33で互角。

ここまでの手順は、▲3七銀から▲3五歩と突き捨てて△同歩に▲4六銀△3六歩▲2六飛△4五歩とした展開です。

飛車と銀で後手の角を攻める形になれば先手がいいいので、後手は角交換を目指す流れです。

△4五歩にも先手は手の広いところですが、実戦は▲4五同銀としました。

△4五歩以下▲同銀△8六歩▲同歩△8五歩で、ソフトの評価値+127で互角。

この手順の▲4五同銀とすると、先手の銀は3筋か4筋での活用となり2筋での活用は難しくなります。

▲4五同銀とすることで一瞬銀が浮いた形なので、後手は8筋から継ぎ歩をして手を作ります。

▲8五同歩は△同飛で、銀取りと桂取りになるので▲8五同歩とはできません。

▲8五同歩とできないようでは、先手がやや失敗したのかと思っていたのですが、評価値を見ると互角でやや先手の方が数値がいいのが興味深いです。

△8五歩以下▲3六銀△8六歩▲8八歩で、ソフトの評価値+125で互角。

この展開は先手の銀は▲3六銀として立て直すような銀に対して後手は8筋を取り込んで▲8八歩と打たせる形で、2段目に歩を打つことでやや先手の駒組みが狭くなりましたが、先手は1歩得でいい勝負のようです。

▲3六銀では形からいえば▲3六飛もありそうですが、角交換をしてから△2七角と打たれて飛車取りと金取りの筋があり、▲3九飛としても△4五角成で銀損になります。ます。

▲4五同銀とすると争点が分かりづらいので▲4五同銀では▲3五銀がありました。ソフトの評価値+49で互角。

このような展開では▲3五銀が形のようですが、評価値としては互角とはいえあまり先手に傾いていないのがやや不思議です。

最初の局面はまだ難しいようです。

▲3五銀以下△7七角成▲同桂△5五角▲4六歩△同歩▲2四歩△同歩▲5六歩△2二角▲4八金で、ソフトの評価値+214で互角。

この手順は、後手が角交換をして△5五角と打った手が△1九角成が受けづらいようでも▲4六歩が手筋で、△同歩に2筋を突き捨てて▲5六歩とします。

△2二角と引けば▲4八金として△4七歩成を受けていい勝負のようですが、後手は角が使いづらいのでこの展開は後手がやや不満です。。

▲3五銀以下△7七角成▲同桂△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△7六飛で、ソフトの評価値+31で互角。

この展開は、角交換をして後手は7筋の横歩を取って飛車の横利きを活用する感じで、意外と先手も対応が面倒な感じです。

どこかで△4六歩とか△3七歩成を利かすイメージです。

雁木への▲3七銀からの仕掛けが参考になった1局でした。